隣で寝てる君
夏の日。夜中の2時。
真っ暗な部屋の中、私は眠れない身体をもぞもぞと動かして隣で眠っている君を探す。
少し探るとお腹辺りを発見。少し温かい体温と呼吸して上下する様子が愛しい。
少し移動して手を握ってみる。
柔らかい手のひらはいくら触っても飽きない。
君は熟睡しているのか、全く起きる気配がないのでもう少し堪能する事にする。
暫くして頭を触る。耳に触れてしまい、ピクっと動いて頭が上がる。
起こしてしまった…。
そっぽを向かれちゃうかな、と思ったが君は続きをどうぞ、と言わんばかりに頭をすり寄せてくれた。
しばらく撫でていると君はごろごろと喉を鳴らし始め、また眠る姿勢を取り出した。
君のこの音は水に潜った時の泡沫のようだ。
冴え渡った私の瞳が、徐々に落ちていく様な気がする。
私はいつもありがとう、と横にいる愛猫に感謝を思いながら眠る事にした。
猫のごろごろって昼夜問わず眠くなりますよね…。
読んでいただいてありがとうございました。