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ヲタッキーず☆ひすとりー  作者: 山本遊佑
56/88

後宮小説※雲のように風のように

 そうそう。


これはアニメの方が先だったかな?

ファンタジーノベル大賞作品のアニメ化ということで、アニメージュとかでも話題になっていたんかな、私は放映の日を楽しみに待っていた。

たしか、夕方の放送だったと思う、ビデオを録画しつつ視聴した。

アニメのタイトルは雲のように風のように・・・なんで、後宮小説じゃいかんかったんだろう?

放送時間が短く、なんかダイジェスト感は拭えなかったが、めちゃくちゃ面白かった。

架空の中国風王国の後宮を舞台にした少女銀河が皇后になるまでのシンデレラストーリーである。

全然、知らなかった世界の話にワクワクしたものだ。

銀河は田舎から宮女(妃)候補として後宮へ入る・・・後宮に入る時の門と暗い道のうんちくが本物っぽさを倍増させていたなあ。

後宮のしきたりや学問をいわゆる学校風(ライバルはクラスメイト)に、ちょっぴり青春っぽく日々を過ごす・・・のち、中国の後宮ドラマなんて観たら、ああくりそつだなと感心した。

くせのある妃候補、宦官に、反乱、若き王との出会い、いわゆるひとつの歴史物語が繰り広げられるのだ。

で、観終わった後、即、本屋へと駆け込みハードカバーの後宮小説の小説版を手にして、一気読みした。

はっきり言ってアニメよりかなり面白い。

かなりこの作品に触発され、私も小説を書きたい書こうと思った。

でノートに書いた。

一心不乱に・・・だが、途中で気づいてしまった。

後宮小説と全く似た超劣化版に書いていたことに、私は愕然としてしまった。

まあ、はじめてあるあるである。


「後宮小説」作者の酒見賢一さんが、最近お亡くなりになられました。

ご冥福をお祈りいたします。

その節はスゲーお世話になりました。


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― 新着の感想 ―
[良い点] お亡くなりになられたのですか……。 わたしは小説のほうだけですが、なんかもう明るくて元気な女の子の少女小説かと思ったら、最後切なくて泣きそうだった記憶が……。 ご冥福をお祈りいたします…
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