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閑話休題
こんな話も。
私はこうやって、ヲタク遍歴を恥ずかしげもなく書いている訳であるが、所詮、ここまでなのである。
なにが、ここまでかって、話がここまでしか膨らめないって事だ。
例えば、まんが道やバクマンやアオイホノオだったら、主人公たちはこの思いや憧れを漫画家になって昇華するだろう。
だが、大介は違う。
なにもしなかったから、今や平凡な一介のおじさんである。
もし、そういった志を持っていれば、ひょっとしたら、この拙作は大きな広がりを見せたのかもしれない。
だが、私は一切そんな気は起こらなかった。
絵はヘタだし、漫画やアニメは読めて観られれば満足だった。
それだけ・・・。
もし、ふと、視点を変えていたら、ひょっとしたら・・・なんて、いや、ないなと自問自答した。
ああ、気づいた。
いやいや、あるじゃん、そういうの。
文を書いとるやん。
今も。
挟んでみた。




