奇跡の名曲「We Are The World」を作るため奇策
アフリカの飢餓と貧困層を助ける為にマイケルジャクソンやスティービーワンダー、シンディローパーなど世界的ミュージシャンが集った奇跡の名曲「We Are The World」
この曲はチャリティーソングの為、参加するミュージシャンたちには印税はおろかギャランティもでない。ボランティアの一環として無償で参加してもらうことになる。
利益が発生しないことに懸念を示したのはミュージシャンたちが所属するレコード会社だった。
会社的メリットがないことにナイーブな態度を示し、各アーティストの出演の交渉は難航した。
当時、この交渉を任されていたのはアメリカのショービズ界で指折りの顔が広い男であった芸能プロデューサー、ケン・クラゲン。
交渉は平行線を辿ったが、彼はとある奇策に打って出た。
その方法とは、TVメディアと協力し、皆が見るプライムタイムのニュースにアフリカの悲惨な現状を繰り返しかけてもらう事だった。
この方法の結果「アフリカが危ない!」という世論を高め、レコード会社がNOと言えない空気を作り出すことに成功した。
そして、ケン・クラゲンは改めて各ミュージシャンが所属するレコード会社に赴き、こう説得したという。
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「今のアフリカの状況を見てもまだ利益を上げたいですか? それとも人を救いたいですか?」
彼はのちに、この時の出来事を以下のように語っている。
「私の役目は全員に『今回は一銭も儲からない』と納得させることだった.普段は1ドルでも多く稼ぎたい連中にね。」