4Game 現れた兵器
「絵麗奈…眠くはない?」
「大丈夫…」
創汰は夜になっても警戒をしていた。
「逆に家の中にいた方がまずいな…」
「そうだね…」
2人は家から抜け出して少し歩いた。
「夜の間に探索でもしよう。」
そう言って2人はエリアの探索をまた再開した。
少し歩いて行くとビルのようなものが見えた。
「あれは…」
「ビル?」
創汰は近くにビルがあることに驚いた。
「なんでファンタジー風な街から都会に…」
そう少し考えながら都会の方へと向かった。
ビルが立ち並ぶ都会の街では車や電車がなかった。
「ないな…車。」
「こんな光景初めて見たよ…」
驚きながらも都会の街を調べた。
特に怪しいこともなかった。
その頃…ブラッドは2人の行動を見ていた。
「この2人か…」
「そうです…」
「ゲース カイザーを出せ…」
「はい…」
Muteki Gamerのキャラクター制作をした
ブラッドの仲間のグリスは自分が開発した
ゲース カイザーをカプセルから出した。
「カイザー…違反したこと2人をゲームオーバーにせよ。」
「リョウカイ…!」
大量のゲース カイザーはエリア内に放出されカイザーたちは
創汰と絵麗奈の2人を探し始めた。
「ねぇ…桜花ちゃんあれ!」
「何あれ…ロボット?」
カイザーを見た人たちは何がなんだか分からなくなった。
プレイヤーの中ではカイザーに見つかったら殺されると思った
人たちもいた。
創汰と絵麗奈もカイザーの姿を見た。
「なんだ…あれ。」
だがカイザーは近くにいることが分からなくそのまま通り過ぎていった。
街のあちこちにカイザーが出現して夜の街でバトルしていた人たちも
バトルを中断して隠れていた。
その頃…創汰は何かモヤモヤしていた。
「どうしたの?」
「あのロボットをどっかで見たんだよ。」
創汰は深く深く考えた。
絵麗奈はそれを見ていることしかできなかった。
「あっ…ゲース カイザーだ。」
「ゲースカイザー?」
そう言って絵麗奈は首を傾げた。
「そう…確か見つかればゲームオーバーにされるとかなんとか…」
「じゃぁ…隠れなきゃ。」
「ここは路地だ…ある程度大丈夫だと。」
2人は無茶に移動をしずに路地で待機した。
カイザーの話を聞いた2人のプレイヤーが創汰たちの前に現れた。
「その話聞いたぜ?」
「そうですね…兄さん。」
「お前たちは…」
創汰たちは2人の登場に驚いた。
「大丈夫だって…俺らは攻撃しねぇよ。」
「はい…」
「そうか…」
その言葉に創汰は少し安心したが絵麗奈はまだ安心できなかった。
「あいつらが殺しに来るのか…」
「そうみたいなんだ…ここに来る時の記憶が少し曖昧だから。」
「あんまりよく分からないってか?まぁ仕方ねぇよな。」
そう創汰と突如現れた2人の兄の夜神 修斗と弟の春は
カイザーのことで色々と話していた。
「カイザーは俺らで仕留めるよ。」
「そんな…ダメだ!」
「これじゃぁ戦いの続きがやれねぇし…」
「そうですね…兄さん。」
「行こうぜ!」
そう言って修斗と春はカイザーを探しに行った。
「あの2人…大丈夫か?」
その頃…修斗と春はビルからビルへと飛び移って上からカイザーを探した。
「いねぇな…」
「そうですね…」
そう言って探しているとカイザーらしきものたちが歩いているのに気づいた。
「あいつらっぽいよな…」
「行きましょう!」
「あぁ!」
2人はカイザーの場所へと向かった。
近くに行くとさっき見たカイザーの姿と同じなのに気づいた。
「よし…あいつらだな。」
「どうしますか?」
「拳で地面を叩け!吹っ飛ばすんだ!」
「分かりました。」
修斗はカイザーの向かっている方へ行き春はカイザーの後ろについた。
「ソコヲドケ!」
「どくかよ…行くぞ!」
修斗と春は拳に力を入れて地面を強く叩いた。
する地大地が激しく揺れた。
それにつられてビルにもヒビが入りビルが倒れてきた。
「やべっ!」
2人は慌ててそこから逃げた。
カイザーたちはビルに踏み潰されてしまった。
「なんとか倒せたみてぇだな…」
「はい…」
そう安心して2人は創汰 No元へと帰ろうとした。
だが帰りにまた別のカイザーを発見した。
「どんだけいるんだよ!」
そしてまたカイザーの元へ2人は行きさっきのように地面を強く叩いた。
だが次は少し加減を弱めたためビルにヒビは入ることはなかった。
「ふぅ…なんとか防げた。」
だがカイザーたちは全く攻撃を受けていなかった。
「まじかよ…」
「オマエラヲゲームオーバーニスル!」
「兄さん!」
「ウシロニモイル!」
2人は大ピンチだった。




