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Muteki Gamer  作者: 天道 結羽
Story
20/20

19Game ムテキのゲーマー

「うあぁ!」

「やるな…お前!」

創汰とブラッドの強さは同じだったが戦い方は

ブラッドの方がうまかった。

「うわっ…うはっ…」

「それで終わりか?」

「まだだ!」

創汰は何度倒れても立ち上がってブラッドを倒そうと必死になった。

それを見ていたブラッドは創汰を見てとても面白くなった。

何度も何度も立ち上がってブラッドを倒そうとするが

創汰は力をうまく使いこなせなくてブラッドの相手にもならなかった。

「お前は面白いけど…戦いは面白くないな。」

ブラッドはそう言って創汰を見た。

創汰はもう限界まできていた。

次の一撃でゲームオーバーになると言ってもいい状況だった。

「ここまで来れたのは…仲間のおかげだったようだ。」

ブラッドは創汰に近づいた。

「お前は何もできなかった。全て仲間のおかげ…」

「違う…僕だって。」

「ここでお前は仲間がつなげた命を…無駄にする。」

「違ぁぁぁぁぁう!」

その叫び声を聞いたブラッドは大声で笑った。

「ムテキの力さえあればなぁ〜お前は強くなれるのに…」

それを聞いた創汰はなにかが頭の上で浮かんだ。

創汰はゆっくりと立ち上がりブラッドの方を向いた。

「ムテキの力…どこにあるか分かった。」

「どこだ?」

「ムテキの力…それは僕だっ!」

そう創汰が言うとブラッドは首を傾げた。

「僕は全てのハードプレイヤーを倒した。」

「それがどうした?」

「その力は僕の中にある…全てのゲームの能力がある今…僕は無敵だ!」

それを聞いたブラッドは腹立たしくなって来た。

「なぜ…なぜなんだよぉ!」

「お前の負けだ…そしてお前は僕じゃない!」

「俺は…お前だぁ!俺は…俺はぁぁぁ!」

そう叫んで本当の姿を創汰に見せた。

ドラゴンのような怪獣のような姿をしていてとても巨大だった。

「僕こそがムテキゲーマーだ!」

創汰は勇気の能力の魔法を使って火の球をブラッドに投げた。

ダメージは大きく入ったがまだまだ体力は残っていた。

「まだまだ!次はこいつだ!」

次は雄李の武器を出した。

百発百中で何も考えずに撃ちまくった。

「次は…これ!」

空の能力のジェットウィングを背中に出してドームの天井のガラスを

突き破り空を飛びガトリングでブラッドにダメージを与えた。

「次は…桜花さん!」

桜花が持っていた武器のビームガンを出して狙い撃ちしてブラッドのダメージを与えた。

「家康さん!」

武器の刀を出してブラッドの尻尾を切り落とした。

「次は…透さん…」

右手にロボットアームを取り付けた。

「ロケットォ…パァァァンチ!」

そう言ってロボットアームを飛ばしてブラッドにダメージを与えた。

着々とダメージを与えてゲージは半分になった。

「もうちょいだ…零斗さん…瑜芽さん!」

創汰は大量のゾンビとゴーストを呼び出してブラッドの動きを止めた。

「よっしゃ…ノックアウトだ!」

健吾の能力のナックルを手につけてブラッドの腹を

殴りまくった。

「よし…次はリズムゲーム!」

凛花のようにリズムを刻んで攻撃をした。

「次は明日夢さんの…」

創汰は辺りを見渡して近くにあった建物で戦車を作った。

大砲から球を発射して大ダメージを与えた。

「手裏剣をくらえ!」

手裏剣を何個も投げてブラッドの腹に刺した。

「よし…そしてお父さんの力だ。爆発だ!」

そう言うとさっき投げて刺さった手裏剣が爆発した。

「うわはっぁぁぁ!」

「パズル…!」

パネルの上で同じピースを揃えて秘密のアイテムのムテキのアイテムを手に入れた。

「よしっ!」

ブラッドはとても弱っていた。

「終わりにする!」

創汰は空高くジャンプし武器を構えた。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

頭から足まで剣で切った。

「うわっ…うあぁぁぁぁぁ!」

どんどんとブラッドの体は切れていった。

創汰が最後まで行くとブラッドは爆発して消えていった。

「爆発…でかいな。」

そう言って創汰は倒れた。

ちょうど絵麗奈が来た。

「創汰くん…大丈夫!?」

「まぁまぁかな…」

「よかった…」

絵麗奈は空を見上げた。

「倒したんだね…」

「まぁね…やっとゆっくりできるよ。」

だが創汰は皆んなを殺したことが胸に残っていた。

手を見ると体が消えかかっていた。

「消えてく…」

「そうだね…きっと戻れるんだよ。」

「そうか…また現実で会おう。」

「うん!」

そう絵麗奈は創汰に笑顔を見せた。

2人は消えた。

Muteki Gamerのゲームエリアには誰1人プレイヤーはいなくなった。

だがそこにスパットだけ残っていた。

「クリアされたみたいだね…ブラッド。次は僕がやるよ…」

そう言ってスパットはゲームエリアを見ていた。


創汰は目を覚ました。

顔を触るときちんとVRが付いていた。

VRを取り外すとそこは自分の家の部屋だった。

「帰ってる…」

時計を見ると時間はゲームを始めた時の時間だった。

「夢…かな?」

「創汰!絵麗奈ちゃんが来てるわよ!」

「あっ…はーい!」

創汰は何事もなかったかのように絵麗奈に会い一緒に勉強をした。

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