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Muteki Gamer  作者: 天道 結羽
Story
11/20

10Game クエスト発生

「おいおい…ブラッド」

「お前は…スパットか」

ブラッドがいるゲームの管理室にライバルのスパットが入ってきた。

「何の用だ…」

「チーターが現れたらしいな…」

「まぁな…」

ブラッドがそう言うとクスッとスパットが笑った。

「クエスト発生したらどうだ?」

「いい案だな…またかりは返してやる。」

スパットはそれを聞くと管理室から出ていった。

スパットが出ていったのを確認するとブラッドは

クエストを発生させた。

『クエストを発生する…内容はハードプレイヤーのゲームオーバーだ』

「ハードプレイヤーってなんだ?」

あちこちではハードプレイヤーのことについて騒がしかった。

『ハードプレイヤーは特殊なチート能力を持ったチーターのことだ。』

「チーターか…」

「でも顔が分からなくない?」

『ハードプレイヤーはこの6人だ。他にもいるかもしれないから見逃すなよ?』

モニターは消えてクエストが開始された。

それを創汰たちも見ていた。

「指名手配されたか…」

全てのエリアに沢山の指名手配の紙が貼られそこには顔も載っていた。

創汰たちがいた路地にもその紙が貼られた。

「やばいな…」

「だが俺は指名手配されてないみたいだな…」

「私もされてない。」

「今明らかになってるやつだけが指名手配されてるのか…」

そう話していると1人が創汰たちを見つけゲームオーバーにしにやってきた。

「死ねぇぇぇ!」

それにすぐ気づいた創汰は素早く避けた。

「チートなんてずるだぞお前ら!」

「チートなんか使ってねぇよ!」

創汰はどうすることもできず戦った。

それを絵麗奈たちは見ていた。

透はむやみに戦えばハードプレイヤーだとバレるため

戦えなかった。

創汰が戦っているとどんどん他のプレイヤーたちがゲームオーバーにしに

路地にやってきた。

「おい!そこのやつ!立ってねぇで戦えよ!」

「えっ…あぁ。」

「どうにかしないと…」

「うん!」

絵麗奈と透はどうすれば創汰を助けられるか考えた。

すると他のハードプレイヤーが姿を現した。

「1人に対して…14人で挑むとは。」

「誰だ!」

「ハードプレイヤーなら…」

「ここにもいますよ!」

現れたのは勇気と桜花だった。

絵麗奈の元に可憐もきた。

「大丈夫?」

「可憐ちゃん…」

勇気と桜花の2人が加わって創汰は助かった。

「他のプレイヤーは?」

「分からん…はぐれたからな!」

「無事を祈ります…」

創汰はさっきの戦いの時から2人が変わっているのに気づいた。

「おかしい…」

「何がですか?」

「2人は…なんで。」

「背中がガラ空きダァ!」

「わっ!」

創汰は素早く避けた。

「とにかく逃げるぞ!」

そう言って勇気は雲を作り出し皆んなを乗せて遠くへ逃げた。

「ありがとう…」

「礼はいらない…仲間だからな。」

ついたのはデンジャーフォレストの手前だった。

「ここなら誰も来ないだろ…」

「さっきのところに戻ってきましたね…」

絵麗奈はそう落ち込んだ感じで言った。

「絵麗奈…大丈夫か?」

「う…うん。」

創汰は絵麗奈のことが心配だった。

「他のみんなはともかく…今は自分たちのことを考えよう。」

「そうだな…」

これからどうするかを創汰たちは考え始めた。


「はぁ…はぁ…」

「大丈夫か?」

「あぁ…」

雄李と家康はファンタジータウンの一軒家で身を潜めていた。

「指名手配か…」

「これもブラッドの仕業だな。」

「そういえば…喋り方戻ってきてない?」

「喋りにくいからな。」

ファンタジータウンはとても静かで2人は少し安心していた。

「とにかく他のやつと合流したいな…」

「でも外を出るのは危険だ。」

雄李たちは外をうろちょろ出来なかった。


その頃…創汰たちはデンジャーフォレストに入りホラーゲームの

ハードプレイヤーを探すことにした。

おそるおそる創汰たちはデンジャーフォレストに入った。

しばらくして奥の方にきた。

「あいつらには気おつけろ…」

「指名…むんゃ」

「あいつらの声か…」

勇気がそう言うと全員は警戒をした。

「お前ら…指名手配のやつらだよな?」

「お前はさっきの…」

「やっぱりそうなのね…兄さん。」

「兄さん?」

創汰たちを襲おうとした奴らは最初に会った時と

変わっていた。

「私たちもハードプレイヤーよ…」

「俺はゾンビ!」

「私はゴースト。」

「なるほど…じゃぁ!」

「仲間よね?いいわよ。」

2人は創汰たちの仲間になり味方が増えた。


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