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掌編小説集7 (301話~350話)

仰せのままに

作者: 蹴沢缶九郎

何処からともなく声が聞こえる。その声は、人を惹き付ける不思議な魅力のある声だった。声の主は言う。


「幸せになりたければ、私の言う通りにする事だ」


姿形の見えない相手の言う事を聞くなど正気の沙汰ではないが、声には、相手に従いたいと思わせる、それ程の力があるのだ。


「貴方の言う通りにすれば、僕は幸せになれるのですか?」


「ああ、約束しよう。私の言う通りに行動すれば、お前には必ず幸せが訪れる。お前は選ばれし者なのだ」


「本当ですか!? 光栄です!! 期待は裏切りません!! 必ずや、貴方様の仰せのままに行動してみせます!!」


男は意気込む。


「それで、僕はどうすればいいのですか?」


尋ねる男に、声は答えた。


「コンビニエンスストアに出向き、おでんをつつきなさい…」

※おでんをつつく行為は犯罪です。絶対にやめましょう。

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