表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドロップアウト転生。~俺はもう後悔したくない。~  作者: きのえいぬ
幼児期

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/383

18、街

「食料や備品などの買い込みがあるので3日目の昼まで自由行動でお願いします。

 睡眠は車で寝るもよし、街の宿屋で寝るもよし。

 宿屋は借りないので寝るときは各自で費用を出すこと。

 飲食も街で済ませてください」


 ここでは商売はしないのだろうか?

 いや、王都から俺の住んでいた街に来る途中にしたからするような荷がないのか。


 行商は王都で入手した最新の流行を地方で売り、地方の特産品を入手して王都で売るのだろう。

 日用品は街の近くの農家などが作っているんだと思う。


 1つの行商が運べる荷なんて限られている。

 街全体に供給できるほど運べるわけがない。

 そして1回に王都から辺境までという長期間拘束される行商で日用品などの利幅が小さい物を取り扱うわけがない。赤字経営になってしまう。

 だとしたら日持ちする特産品を安く買い込んで遠方で高く売り払う仕組みになるのは自明。


「ケンさん、僕は少しコレ行ってきますね」

「勝手に行ってこい」

「あ、ケンさんは今日はエリさんとお楽しみですか?」

「そうだ」

「……これが持つ者の余裕か……!」


 娼館でもあるのだろうか、スイさん、若い男ならまぁしょうがないね。

 旅の護衛のように命を懸けている職業だからお金は稼げる。

 けれどいつ死ぬかわからない以上性欲が増幅されていても別におかしくない。

 むしろ普通だと思う。


「私たちはどうしようかしら?」


 鼻にかけるような甘えた声で母さんが父さんに言った。

 まだ結婚から5年は経っていないだろう新婚なのである。


「とりあえず早めに宿を決めてこようか、じゃないといい場所取れないよ」

「そしたらどうするの?」

「そしたら……」

「そしたら?」

「少し市場でデートでもしないか?」

「えぇ、いいわね」


 父さんは正解を引いたようだ。母さんの声は目に見えるほど弾んでいる。


「ねぇ、リク君はどうする?」

「宿屋に預けるわけにはいかないだろ」

「そうね……」


「あ、私が預かっておきましょうか?」

「「え?」」

(え? ……ニキさん?)


「子供がいるとあまり羽を伸ばせないでしょう?

 たまに預かってもらうとデートができてすごいありがたかったんですよね」

「ニキさんは子供が?」

「えぇ、いますよ。これでももう35なので」

「すみません、よければ少しの間だけ預かってもらえませんか?」

「リク君は手があまりかからないでしょうし全然いいですよ」

「ありがとうございます。本当に助かります。

 でも大丈夫なんですか?……買い込みに行くのに赤ん坊を連れてなんて?」

「食料品を買うとき、赤ん坊連れているとおまけしてもらえることが多いんですよ」

「なるほど考えているんですね……」


 頭越しに話が進んでいく。

 連れて行ってもらえるだろうけど乳母車から降ろしてもらえそうにはないな。

 ……王都に着けばきっと降ろしてもらえるよね!






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
gqch13hqlzlvkxt3dbrmimughnj_au0_64_2s_15


gto0a09ii2kxlx2mfgt92loqfeoa_t53_64_2s_d
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ