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猫達の遊戯  作者:
4/12

四冊目:幽

三話の次回予告と異なってしまったので修正しました(^^;)

四話目の始まりです、でわでわ御ゆるりとお楽しみください^^

翌朝、犬神朝徒は昨日の出来事の事で悩んでいた。

黒き犬……『咎狗』と答えたあの犬の言葉の真偽を確かめるか否か………

嘘だとは思ってないがこのままあの犬に関わると良くない事が起きそうな……そんな予感がするのだ。


「あの犬にもう一度会うべきか……あの犬が何かを知っているのは確かなんですが……だが…」

「どうかしましたか?朝徒」

「えっあっ!ゆ、幽様いつの間に居らしたんですか!?」


いつの間にか朝徒の背後に小柄な女性が立っていた。


「会うべきかとつぶやいてた辺りですかね?犬がどうとか……誰かから仔犬でも貰うのですか?」

「あぁ、いえ会うことは会うのですが別に仔犬を貰う訳ではないです」

幽は首を項垂れてつぶやいた。

「そうなんですか……少し残念です」

「ですので幽様、昼辺りお暇をいただきたいのですが……良いでしょうか?」

幽は首を項垂れながらポツリと答えた。


「駄目です」

「えっ?」


幽は顔をあげると怒った顔で朝徒を見上げた。

「朝徒!二人っきりの時は呼び捨てで呼び合うと約束しましたよね!なのに幽様、幽様って!二人っきりじゃなくても幽と呼んで欲しいのにそんなに私の事が嫌いなんですか!!嫌いなんですね!!うぅっ、私泣いちゃいます」

幽は憤怒しながら言い終わるとメソメソと泣き始めた。

「いや、でも幽様は『神名』の者ですから呼び捨てはさすがに……」

「そんなモノ関係無いですぅ、やっぱり私の事などどうでもいいんですね。うぇ〜ん」

幽は完全に泣き出した、朝徒は泣かれたままだと色々と面倒なので折れる以外の道はなく。

「あぁもう、わかりました。わかりましたからもう泣かないでください」

「ぐずっ、ホントですか?」

「えぇ、私が悪かったです。すみません」

「なら、今呼んでください」

幽は朝徒を涙目でじっと見つけた。

「わかりました。だから泣き止んでください、幽」

「うん、朝徒。えへへ」

幽は涙を拭って満面の笑顔で笑った。

(あぁ、やはり幽は笑顔が一番良いですね)

朝徒はそんな事を思いながら会う決心を心に決めていた。

「それでは私は行って来ますので、帰りは何時になるかわからないので遅くなると当主に言って頂けますか?」

「うん、任せて。朝徒行ってらっしゃい」

「えぇ、それでは行って来ます。幽」

朝徒は幽に見送られながら黒き犬が居る森に向かって行った。



―――そして、運命の歯車は加速する。その先にあるのはなんなのか………今は誰も知るよしもない―――


こんなに早く4話を更新できたのは奇跡なのか\(゜ロ\)(/ロ゜)/

と、冗談はさて置き

読者の皆様のためがんばちゃいましたw

次話も早く更新できるかなぁ〜(;一_一)

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