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東方蓮華怨憎異変  作者: リーフ
ダラダラした日常など
9/19

昔と友達

目が覚めても前にはあの人がいた。いや、人に似た人がいた。

外見は完全にどこにでもいそうな少女だ。しかし、その後ろには黒い羽がある。完全に妖怪だ。服装も以前本で見た天狗そのものだ。


リエル「・・・きゅう」


そしてまた、世界が暗転する。


・・・前にここでハッとする。私は天狗をしっている。しかも、それを本で読んだことに驚く。


私には記憶がない。ある記憶と言えば、ここに来てからのことだけだ。なのに、今はそれ以前のことも覚えている。いや、思い出している。


いつの間にか、身に覚えもない場所にいた。


何処かの幾つも高い建物がある一角にある霊夢の神社ほどの建物。中に本がたくさんある場所。

その片隅に、見慣れない服を着た私がいた。

隣には『妖精の調べ』と書かれた本がある。そして見慣れない服を着た私は『世界の妖怪』と書かれた本を読んでいる。


リエルと書かれた紙を持って。


リエル「・・・えっ?」


なぜ、いまの私の名前が?

でも、私の目の前には私がいる。今の私なら分からないことも、こっちの私なら!


リエル「お願い!私の本当の名前は何!?」


彼女は答えない。まるで、ここには自分しかいないかのように。


リエル「お願い!答えて!」


彼女が何かに気づく。


リエル「お願い!」


こちらに振り向き彼女が口を開く、その瞬間。

私は、何者かに押し出されたような感じがした。しかも、その力は異様に強く、気がつくと建物の外にいた。


リメル「まって!聞かなきゃいけないことがあるの!」


だけど、その力は一向に収まらない。そして。


霊夢「リエル!」


霊夢の声にハッとする。


霊夢「リエル!大丈夫!?しっかりしなさい!」


リメル「えっ、えっと、うん」


文「それでは早速取材オット!?」


霊夢「黙れ。帰れ」


文「いいえ!こんな面白そうなネタがあるのに、帰れません!」


魔理沙「ネタ言うな。帰れよ」


リエル「?別に、一つだけならいいよ?」


文「では〜早速─────」


霊夢 魔理沙「「やめろ」」


リメル「えっ!?あっ、うん」


文「なっ、なんですとーーー!!」


一気に後ろへ後ずさる天狗さん。


文「ほ、本人の許可は得ましたよ!?いいじゃないですか!」


霊夢 魔理沙「「ガセネタは書かないか?」」


文「書きませんし書いてません!」


なんていう言い争いを続けている。

ということで一つ思いついた。あの人は記事にすることがほしいわけだから、嘘のこと教えてあげれば帰るんじゃないかなぁ?


リエル「天狗さん「文です!」・・・文さん答えると言ったけど条件があるよ?」


文「ふむ、条件ですか」


リエル「うん。できた記事は誰かに渡す前に、私に見せること。そして、私が変えて欲しい内容があったら、すぐに変えること」


文「なんだそれくらい簡単で「もう一つ」・・・へ?」


リエル「記事に書く内容は『私は霊夢と魔理沙の友達』ということだけ。これは絶対」


文「ムムムムム、わかりました」


リエル「それじゃ、すぐに帰る。今日は疲れてるから無しにして」


文「なら、また改めてお話し聞きにきますからね〜〜〜!!!」


そう言って天狗の文さんは帰っていく。

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