紅い霧と黒い幕
それは現れたと同時に辺り一帯を暗く、されど紅く照らす。その光景に私は立ち尽くしてしまう。
その間に霊夢と魔理沙は、空を飛び幻想郷全体を確認する。
魔理沙「霊夢、これって・・・」
霊夢「ええ、そうね」
霊夢 魔理沙「「異変ね(だな)」」
リエル「い、異変?」
霊夢「ええ。特に、何かおかしなことが起きた時に言うのよ」
魔理沙「今回みたいに、こんな色の霧が出た時だな。普段はこんな事ないからな」
リエル「じゃあ、どうするの?」
霊夢「決まってるでしょう」
そう言って霊夢は鳥居に歩を進める。
霊夢「さっきの天狗が湖の畔に怪しい館ができたって言っててね。あの霧も湖の方が霊力が濃い」
そう言ってお祓い棒の先を湖に向けて、こう言う。
霊夢「この異変、博麗霊夢が解決する!」
魔理沙「私も行くぜ?」
そう言って隣に立つ。
霊夢「いつも言ってるでしょう、こなくていいって」
魔理沙「いつも言ってるだろう?面白そうな事は見逃さないと」
そう言って不敵に笑う。
霊夢「・・・分かったわよ」
魔理沙「リエル、お前はどうする?」
リエル「え?」
霊夢「ついてくるの?」
そう言って手をだしてくれる。
確かに着いて行ったら何かいい事があるかもしれない。記憶が戻るかもしれない。
リエル「・・・分かった、ついて行く」
魔理沙「よし来た!行こうぜ!」
神社から湖に向かって森を飛んでいる。目測で半分くらいのところまで来た時、途端に目の前が真っ暗になった。
霊 魔 リ「「「ッ!??」」」
すぐにその場で止まる、それと同時に誰かの笑い声が聞こえてくる。
リエル「・・・誰?」
???「私だよ〜」
霊夢「・・・ルーミアね」
その途端、暗闇から紅い光の中にいた。
同時に、目の前に黒いワンピースを着た少女がいた。空に。・・・空に?
リエル「・・・飛べるんだ」
魔理沙「妖怪は全員な。私や霊夢は能力で飛べるが、人間以外の種族は全員飛べるんだ」
リエル「そ、そうなんだ。でもこの子可愛いね〜、他にもこんな子が「そこの人間は食べていいのか〜?」・・・前言撤回、怖い!この子なんて事言ってるの!?」
魔理沙「それはそいつが、人食い妖怪だからだぜ」
リエル「危なかった!手出しかけた!」
この世界は油断出来ないの!?
霊夢「ルーミア、通してくれないかしら。あと、食べちゃダメよ」
ルーミア「そうなのかー?」
霊夢「そうなのよ。それに、このままだと人間がいなくなっちゃうかもしれないわよ?」
ルーミア「なら通すのだー。どうぞなのだー」
そう言って道を開けてくれた。そして、後ろから手を振って、
ルーミア「今度は遊んで欲しいのだー」
・・・ルーミアちゃん、やっぱりちょっと可愛いかも。
遅れました遅れました本当にすいません!
失踪はしてない! 断言できる!
ネタ集めてただけだ!
それでも遅れてしまい、本当に申し訳ございません!