リエルと異変
リエル「これで大丈夫だよね?ね?」
霊夢「まぁ、大丈夫じゃない?」
追い払ってからもう一回居間にいる。なんか色々ゴタゴタしてて話が進んでなかったから。
魔理沙「とにかく、二つも能力があるのはいいよな」
霊夢「そんでもって、リエルは能力のコピーもできるからね。一人軍隊といったところかしら」
確かに、この能力はすごい。だって何でもわかるんだもん。それともう一つ。
リエル「元々覚えてたことも、思い出せないだけで覚えてるんだよね」
そう、あの場所もわからない本があるところ。(多分図書館?)というか、そのことを言うの忘れてた。ので話した。
霊夢「それ、外の世界じゃないの?」
リエル「外の世界?」
魔理沙「あぁ、こことは全く違う世界だ」
霊夢「博麗に代々伝わる伝承があるの。ちょっと読み上げてみるわね。
『外、そこは様々見たことも無いたくさんの建物がある』
『外、そこは自然がない』
『外、そこは妖怪は居らず。しかし争いが絶えない』
確かこんなもんだわ」
リエル「見たことない建物は、いっぱいあったよ?木よりすごく高かった。でも、自然がないと言うのは嘘かな。少なからず木はあったよ?」
霊夢「ん〜〜〜、外の世界に近いのね」
魔理沙「まぁ考えててもしょうがない。霊夢、あそこに行こうぜ」
霊夢「どこよ」
魔理沙「香霖堂」
リエル「こーりんどう?」
霊夢「・・・なるほど、そういうことね」
魔理沙「じゃあ行こうぜ。リエルもこいよ」
リエル「あ、うん」
私たちは神社から出て、【魔法の森】方面に飛び立った。そこに面白いものがあるみたい。何だろう?
魔理沙「やっほー来たぜ〜」
???「こなくていいよ、全く」
魔理沙「まぁまぁいいじゃないか、減るもんじゃないし」
???「そうだけどね」
と言いつつ、魔理沙はある男性が立っている場所の隣にある壺に腰掛けた。
???「・・・魔理沙、それは売り物なんだが?」
魔理沙「細かいことは気にするなよ?老けるぜ?」
???「はぁ、もう良いよ。それで霊夢?そちらのお嬢さんは?」
霊夢「魔理沙がごめんね?あと、この子はリエル。記憶がないらしいんだけど、ここにあるもの色々見せてくれない?」
???「何だ、それくらいなら構わないよ」
霊夢「ありがとう、霖之助さん」
そう言って霖之助と呼ばれた男性が、にこやかに笑いながら手を振ってくる。それに合わせて、こっちも軽くお辞儀する。
そのあと、いろんなものを見て回ったけど何も買わなかった。(霖之助さんが悲しそうだったから、こっそりあとでもう一回こよう)
魔理沙「何にも起きなかったな」
霊夢「無駄骨ね」
神社に戻ってまたみんなでお茶を飲んでる。
緑茶美味しい。
霊夢「折角だし、このまま何もない事を祈りましょう」
魔理沙「だな」
リエル「うん」
と、言いつつダラダラしていると
突如、空に赤い霧が現れた。
紅霧異変、始まりです( ^ω^ )