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覚悟

今日はここ一週間で一番暑かった気がする。



 無風がこの世界の管理者に出会ってから少し後の話


================獅弩視点================


 袁術が領土拡大を狙って劉備の所に進撃しに行った隙を突いて袁術の本城を狙うらしいが、完全に空き巣狙いで萎える。

 冥琳の話によると袁術は城に最小限の人数だけを残して徐州攻略に兵を全投入させたらしい。

 考えの甘い袁術も袁術だが、そこを狙うという冥琳も冥琳だ。

 軍師ってのは俺と肌が合いそうにねぇな。


「レオー、遊びに来たよー」

「あぁ?仮にも進軍中なんだぞ馬鹿か」

「ぶー、何よー。折角私が居なくて寂しがっているレオに態々会いに来てあげてるんじゃない」


 シャオが荷馬車の横からピョンピョンとジャンプして顔が見え隠れしている。

 今の会話から少しは聞いて取れるだろうが、今は袁術の本城がある南陽に向けて呉の将全員で進軍中。

 曹操と袁紹はお互いが牽制し合っているし、公孫瓚と劉備は天下統一には興味なし。

 更に荊州と揚洲の袁術配下の人間は既に制圧済み。

 ここまで条件が満たされていれば今、呉に攻め入る者は居ない。

 だから袁術とは違い、将兵を全てこの戦に持ってこれる。

 そして俺は最後尾にある輜重隊(しちょうたい)の荷馬車の荷台に乗って空を見上げていた。


「寂しくなんかねぇし、お前は一国の姫だ。こんな最後尾に居て、もしどこかの諸侯にでも後ろを突かれたらどうするんだよ」

「そしたらレオが助けてくれるでしょ♪」


 そう言って荷馬車に乗ってきたシャオは俺の上に寝転がってくる。


「重たい、退け」

「あー、女性に重たいなんて失礼しちゃう。シャオ、そこまで重たくないもん」

「…重たくないから退け」

「重たくないなら大丈夫じゃない。それにレオの身体って暖かいんだもの」


 そういえば最近になって(ようや)く夏の残暑が和らぎ、逆にそれくらいの温度に慣れいていたせいか、秋の風が冷たく感じる。

 意識しだすとシャオの体温の高さを肌で感じ始め、少し理性が崩れかけた所に思わぬ助っ人が来た。

 

「やっほー、レオ。遊びに…って、なーんだ。既にシャオとイチャついてたか」


 ひょこっと顔を覗かせて来たのは、なんとこの勢力の大将である雪蓮だった。


「あ?状況を見ろ。コイツが勝手に俺に伸し掛ってるだけだろーが、てかイチャついてるってなぁ」


 それ、この時代の言葉じゃねぇだろ。


「だって、レオがいつも私に言ってるじゃない。『冥琳とイチャつくのも大概にしろ』って、それって多分冥琳と私が巫山戯(ふざけ)合っている時の事を指すのよね?」


 まさかの原因は俺だった。


「…もういい。それで?雪蓮はなんでここにいるんだ?」

「それは勿論お酒を飲む為に決まってるじゃない」

「お前……移動中までも酒か。少し控えろ」

「何よー、レオだって飲む時は飲むじゃない」

「てめぇよか公私は分けてるつもりだ。てか酒はまだ飲めねぇよ!」


 どうして俺が輜重隊の荷馬車に居るのか。

 それは至極簡単な事だ。

 前の方でキャイキャイ騒いでる女共の声が五月蝿(うるさ)いのもあるが、実際は冥琳に頼まれたからだ。

 輜重隊にいる時点で分かる人間は分かるが、内容は『雪蓮に酒を渡すな』と命令もとい、頼まれた。

 別段断っても良かったんだが、俺にも若干の利を含んでいる上に、普段の行いから冥琳と特に亞莎には迷惑を掛けっぱなしだから頭が上がらん。

 穏?

 確かにアイツにも助けられた事はあるが、同時にこちらも迷惑を被っているしお相子だろ。


「いいでしょー。ちょっとくらいー」

「お前のちょっとは普通の奴から見たら多すぎんだよ!」


 チッ、埒が明かない。

 早く対処しないと他の女共までやって来てここに来た意味が無くなっちまう。


「姉様!こんな所に居たのですね!またお酒ですか?いい加減にしてください!!」


 あぁ、遅かったか。


「げっ!?蓮華」


 寝転がって上にシャオを乗っけているので、雪蓮の引きつった笑みしか見えないが、大体想像は出来る。

 恐らく蓮華が雪蓮に般若の様な凄みで雪蓮を睨んでるんだろう。

 そして勿論、この先の展開も予定済みだ。

 予測でなく、予定。

 もう慣れちまったよ。


「レェェェオォォォ!!!」

「んだよ、うるせぇな。あんまり怒んじゃねぇよ。俺は何も……」

「黙れ!!また雪蓮姉様と小蓮相手に鼻の下を伸ばしてるじゃない!」

「伸ばしてねぇっての、てめぇの目ん玉飾りか」

「うるさいうるさーい!いっつもいっつも小蓮ばっかり相手にしてぇー」


 お前の方が五月蝿いだろぅが!

 とは言わず黙って置く。

 これ以上言い合いを続けても蓮華が更にヒートアップするだけだ。

 そして次に来るのが……


チリーン


「貴様、蓮華様を泣かせた罪。死を持って償え」


 首にヒンヤリと尖った物が当てられ、視界には紫の髪と真っ赤に燃えるような瞳がズームアップで睨んでいる。


「思春、てめぇも見てたんだろぅがよ。どう見ても被害者は俺だろ。馬鹿が」

「貴様ぁ!蓮華様を愚弄するか!!」

「てめぇに言ってんだよ!脳筋!」


 思春の持っている両刃の曲刀[鈴音(りんいん)」を刃の根元で掴み刃先を首元から離す。

 その状態からでは力が出しにくいな、シャオには悪いが起き上がるしかねぇ。


「レオ!?き、貴様!鈴音の刃を掴むなど、指を切り下ろされたいのか!?」


 流石の思春でもその行動に狼狽えたのか、鈴音から手を離した。

 思春から加えられる力が消えた事でそのまま起き上がる。

 シャオはお得意の体術を使って器用に俺が立ち上がるのに合わせて上に登り、肩車する形で収まった。

 降りろよ………


「こんな真似してる奴が何言ってんだよ、ったく」


 握っていた曲刀を思春に向けて投げ返す。

 バツが悪そうな顔で思春が曲刀を上手く受け取り、剣を一振りして血を飛ばしてから仕舞った。

 本当にこいつらの相手をするのは疲れる。

 とか思っていると頭の上からシャオの心配する様な声が聞こえてきた。


「レオ大丈夫!?手が真っ赤だよ!?」

「見せろ!」


 シャオが診る前に蓮華が一瞬で詰め寄って手を取る。


「な、なんだよ蓮華。こんなもんほっとけばその内治るっつの」

「駄目よ!早めに治療しないと傷が残るわ。思春、包帯を持ってきて」

「…御意」

「………」

 

 真剣な眼差しで掌を診る蓮華を静かに見つめる。

 先程まで怒気を(あらわ)にしていた時と180度違ってとても献身的なその姿を見ると、むず痒くてしかたがない。

 何故ならば俺は人の温もりという物をよく知らないからだ。

 物心がついた頃には両親は共働きで毎日で俺が起きる時間には既に仕事場へ向かった後、家に帰ってきては少ないお金でやりくりして常にため息ばかりの母親と仕事疲れで帰ってきては直ぐに寝る父の姿だった。

 俺が中学に進学する少し前に母を交通事故で失い、そのショックからか父は床に伏せって悲しみの内に他界した。

 だから、俺は人の温もりという物を知らない。

 知らないが不幸では無かった事だけは確かだ。

 両親は共働きで帰ってくるのは遅かったが、帰ってくるその瞬間だけは二人共笑顔で迎えていたし、喧嘩のけの字も無い程に仲は良かった。

 そして父が他界する一昨日の夜、父は確かに言った。


『お前が居てくれたから、"俺たち"は仕事を頑張れた。先に逝くのを許してくれ』……と。


 そんな言葉を呟き、日が昇る頃に昏睡状態となり病院に運ばれたが翌日に息を引き取った。

 俺が愛されて居たのも事実だが、当時の俺にはそんな事を感じる余裕など有りはしなかったのも事実。

 だから、当時の事を思い出そうとしても悲しみや寂しさしか思い出せない。

 親不孝もいい所だぜ。

 そんな経緯から人の温もりを知らずに今まで生きてきた。

 正直、戸惑いの方が大きい。

 けれど……


「すまねぇな、蓮華。……ありがとよ」


 この世界に来てからは呉の奴等に家族のように親切にされて、いまだ戸惑いは消えないが少しづつ、人の温もりという物がなんなのか。

 分かってきた気がする。


「…雪蓮、どさくさに紛れて酒を持っていこうとしても無駄だ。諦めろ」

「あ、バレちゃった♪」



================華琳視点================ 



 それは朝の朝議の時間にいきなりやって来た。


「ご報告します!」

「何事だ!今は朝議の時間だぞ!」


 一人の兵士が息を切らせて飛び込む様に王座の間に入ってきた。

 いや、この場合は倒れ込んできたと言った方が適切かもしれない。

 その相手に春蘭が剣を向けた時と同じくらいの氣を向ける。

 最近では春蘭も鍛錬の成果からか、氣を使える様になって来ている。

 とは言うものの、まだ制御は出来無いらしく、殆ど暴走状態だけれど。


「そ、そそ、それが……!」

「ええい!落ち着かんか!」

「春蘭止めないさい。無闇矢鱈に威嚇しては聞く話も聞けないじゃない」

「す、すみません華琳様」

「よろしい。で、そんなに慌てて報告するなんて、一体何があったのかしら?」


 春蘭を止めても、いまだに兵士は動揺していたが其処に流琉が水を兵士に差し出して落ち着かせる。

 水を飲んだ為に幾分かは落ち着きを取り戻した兵士がハッキリとした口調でその報告をしだした。


「急にえ、袁紹軍が国境沿いの城を次々と落とし、現在こちらへと進軍中です!」

「な、なにぃぃぃ!?袁紹が攻めてきただと!?」


 この報告には流石の春蘭でも、私の命令を無視(命令自体忘れてるだろうけれど)して兵士の胸ぐらを掴んでグラグラと揺らす。

 だが、驚いているのは何も春蘭だけじゃない。

 ここにいる将の殆どはその報告に驚いている。

 これには流石の私も驚いたわ。


「華琳様!」

「分かってるわ桂花。これより軍議に移る!各隊の副隊長並びに文官は己の持ち場へと移動せよ!軍議終了後に指示を通達するまで持ち場を離れるな!」


 武官文官が一斉に早口で御意と答え、駆け足で玉座を出てゆく。

 その波に逆らい、私に近しい将はこちらへとやってくる。


「チッ!やってくれたわね袁紹。まだこちらへは攻めて来ないと踏んでたのに、計算外もいいとこだわ」

「確かに少し不可解だな、先の大戦で袁家は兵を多く失った。にも関わらず大戦から未だ日も浅いこの時期に攻めてくるとはな」


 桂花の苛立ちを含んだ声に秋蘭が顎に手を当てて考えるような格好で答える。


「まずは袁紹がどこから攻めて来てるのか。性格に把握する必要があるわ。そこの兵士!こっちへ来なさい。……早く!」

「…ッ!は、はいぃ!」


 桂花が未だに膝をついて蒼白になっている兵士に呼びかけるが、気が遠くなっているのか反応が薄い。

 桂花が怒鳴ってやっとこちらの声が聞こえたらしく、慌てた様子でこちらに駆けてくる。

 様子がおかしいわね、いくらなんでも私の兵としては出来が悪すぎ。

 こんな状態になるような奴が、そう長く私の軍でやっていける筈がないのだけれど。

 それかもしくは、私のとこの兵ですらもこうなってしまう程の"何か"があったか。


「袁紹はどこから攻めて来てるの?この地図にこの駒を置きなさい」


 考えていても仕方がないし、桂花が今言った様に兵が示す箇所で判断しましょう。

 私の予感が合っていれば恐らく……


「え、袁紹はこの"3箇所"から攻めて来ています」


 やっぱり……

 嫌な予感が的中してしまった事に癖で額に手を当ててしまう。


「な、何よこの布陣。今の袁紹はこんなに兵が居たっていうの?」


 兵が指したのは河南・魏・平原と、それぞれ三方向の郡から攻められているらしいわ。

 私達の本城は陳留だけれど、黄巾が起こった際に兗州(えんしゅう)にある郡のほとんどの太守が逃げたり戦で亡くなったりして居なくなり、実質私が兗州を治めている。

 だから、兗州の北側にある国境沿いにある城にはそれなりの兵が居たはずなのに、落とされたという事はそこに配置した兵は殺されたか捕縛されてしまったのでしょう。

 でも、桂花や秋蘭の指摘通り、どうしてそんな三つに軍を分けられるほどの兵を揃えられたのか。

 城に配置した兵の練度も、国境沿いなのを考慮して練度の高い兵を配置したというのに。

 麗羽の軍と比べるとこちらの軍は練度が明らかに高いはずよね。

 連合の時に麗羽の軍の練度を見ていたけれど、本当に最低限の練度しか無いように見受けられた。

 それなのにこんな短期間で軍を揃えるだけでなく、練度もそれなりに高いと。

 何者かが麗羽を援護している?

 そうとしか考えられない。


「桂花、何かいい策はある?」

「…すみません華琳様、下策以外思い至る点がありません」

「そう……」


 桂花が数秒だけ考える素振りを見せたが頭を垂れた。

 私でさえ、策が出てこない状況なのだから専門の桂花でもそう簡単には出てこないのは分かっていた。

 なぜならば連合が終わってから日数が全然経っていないのが痛い。

 負傷者は大勢いるし、人数の変動があった軍の編成が完璧じゃない。

 ここで無理をして袁紹に勝ったとしても弱った私達を他の諸侯が我先にと攻めてくるだろう。


「せめて、あの馬鹿が居てくれればこちらが有利だったのに!どこで何やってるのよ、あの無節操男!」

「桂花、今は居ない者の話をしても仕方がないわ。ここで一つ、決断するしか無いわね」


 桂花はハッと何かに気づいたらしく、私の顔を目を丸くして見てくる。

 恐らく、桂花の言っていた下策とほぼ同じ策。

 いえ、策とも言えないわね。


「駄目です華琳様!それだけは!」

「な、なんだ?何の話をしているのだ桂花」

「脳筋は黙ってなさい!」

「な、なんだと!?言わせておけば…」

「二人共止めなさい。これは私の意思よ」


 桂花が俯いて肩を震わせ、春蘭達は私と桂花のやり取りに首を傾げている。


「全員よく聞きなさい。これより私達は敵を一点突破する」


 私の発言に皆が皆、それぞれの反応を見せる。


「大将、しつもーん」

「いいわよ真桜」

「それって要は敵はんの大将に全員で当たるって事で合ってるやろか?」

「そうね、そういう事になるわね」

「そうなったら、敵の軍に3方向から狙われるんとちゃう?」

「ここに居ても同じよ、ただ敵と当たるまでの日数が違うだけで、それに見なさい」


 そう言って全員の視線を地図に持っていき、概要を説明する。

 敵は河南・魏・平原から3方向からやってきているという事。

 敵の総数・練度からして麗羽では有り得ない、これは元袁紹軍にいた桂花も同意している。

 麗羽を裏で援護している者がいる可能性、そしてもしその者が居た場合は相当頭がキレる筈。

 以上の3点から推測を立てると、袁紹軍はそれぞれの軍に均等に情報が行く様な場所に居るであろう事。

 とすれば、恐らく麗羽とその者がいるのは上党(じょうとう)郡と楽平(らくへい)郡の境でしょうね。

 其処を魏郡から攻めて来ている郡を素早く倒して進む。


「桂花はどうかしら?」

「…概ね一緒です。ただし、この策はとても危険です」


 そう、これはかなりの危険を要する。

 魏から攻めてくる敵に手こずっていれば、左右から他の2軍が当たってきてしまう。

 仮に袁紹を倒したとしても、残った2軍で陳留を落とされてしまう可能性すらある。

 そして一番の危険は、この策自体が推測"だけ"で成り立っている事。

 3箇所をほぼ同時かつ迅速に落とすような奴だ。

 こちらの考えを見抜いかれていた場合、予測値に敵本陣が無いという事もありえる。

 そうなっては詰みでしょうね。


「華琳様、この様な時に失礼でしょうが……変わられましたね」


 秋蘭が微笑みながら私に声を掛けてくる。

 

「ふふっ、そうね。こんな策を実行しようだなんて、自分でも何を考えてるのか分からないわ」


 これはきっと、アイツに感化されてしまったからでしょうね。

 だって、これがこの戦を終わらせるのに『一番手っ取り早い』のだから。

 そしてアイツ、無風ならきっとこの策を成功させる、それも一人で。

 有り得ない・できっこないと思うような事を成功させてきたあの男ならば……ね。

 でも私達がこれを実行しようとすれば結果は五分いけばかなりいいぐらい成功率は低くなる。

 それでもこんな策をやろうなんて、私も随分………いいえ、これ以上は止めておきましょう。

 実際、この策が失敗すれば私達は……


「では、基本方針はこれで決定。次は編成に入る!最前線に春蘭と霞、真桜を置く。真桜は例の新兵器を使って……」


 無風、私は貴方が居なくても覇王を目指すわ。

 貴方はいつ帰ってくるの?

 帰ってくるのなら早くしなさい。

 でないと、私は、私たちは……………



up主「皆さんお久しぶりですー」

流琉「おひさしぶりです。ところでup主さん」

up主「なんでしょうか?」

流琉「今日は華琳様も無風さんも居ないみたいですけど、何処に?」

up主「あぁ、華琳は北郷を連れて買い物に行ってるよ。無風は剣道の試合が近いから練習してるらしい」

流琉「なんで華琳様が北郷さんと?up主さんと一緒のほうがいいんじゃ?」

up主「俺が行くより、北郷が行った方が商店街のおじおばは喜ぶからだ」

流琉「あぁ、なるほど。北郷さんは人当たりがいいですものね」

up主「流琉が行ったら更に喜ぶかもな」

流琉「へ?何でですか?」

up主「何でもないよ」

流琉「ええー、教えてくださいよ」

up主「知らない方がいいさ」

流琉「うー、まぁいいです。あ、もう一つ聞いてもいいですか?」

up主「はいはい、なんでしょう?」

流琉「どうして今回、こんなにも更新遅かったんですか?」

up主「うっ?!唐突にその質問しちゃうか」

流琉「今回、流石に遅すぎです」

up主「ですよねー、まぁ言い訳を言わせて貰えるなら、話は完成してました」

流琉「完成してたのに上げなかったんですか?」

up主「うん、今の群雄割拠の所っていろんな方向にルートが分岐させられるやん?」

流琉「なんで疑問形なんですか、自信持ってください」

up主「だから4つほど話作っちゃって、どれ上げようか迷ってたら遅くなっちった」

流琉「ああ、まぁ。確かに重要な所ではありますけれど。それで更新を疎かにするのは良くないです」

up主「マジすんませんした」

華琳「貴方はやんきーか何かなのかしら?何を流琉に向かって謝っているの」

up主「あ、華琳おかえりー」

流琉「お帰りなさい華琳様」

北郷「つ、疲れた」

up主「お、おう!?北郷ー、生きてるかー?」

北郷「死んでないよ!?」

up主「そうかそうか、流琉はとりあえず華琳の荷物を運んであげて」

流琉「分かりました、華琳様これはどちらに……」

華琳「あ、これはこっちね。それでこっちが……」

up主「………女性の買い物は恐ろしいな」

北郷「ああ、華琳の買い物は他よりも特に……」

up主「だろう?まぁ疲れただろ。飲んでいけや」

北郷「おう、ありがと」

up主「では皆さんまた次回~」

北郷「ちなみに何を飲ませてくれるんだ?」

up主「ドクターペッパー」

北郷「え゛」


※up主はドクペ大好きです。

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