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魏の黒い風

思いが重なれば、奇跡は起こる。

※超・長文注意

================華琳視点================


 絶対絶命


 今の私たちを表す言葉がこれ以外に思いつかない。

 どうして絶体絶命なのかと言うと、後ろを落石で塞がれ退路が無くなった事だ。

 虎牢関近くまで来て夜営地の準備をしていた時にやられてしまった。

 しかし、ただ退路が無くなっただけなら絶体絶命にまで至らなかっただろう。

 ならどうして絶体絶命というのかと言うと、"広さ"が無いのだ。

 これから敵が攻めてくるだろうのは明白。

 だが、それに対抗するための"陣形が開けない"。

 この中で一番大きな勢力となる袁紹、その次に大きな私の軍、そして少数精鋭の孫策軍。

 これだけの人間が居ては人でひしめき合ってまともに軍が動けなくされたのだ。

 勢力が大きいが故の欠点、そこを的確に突かれてしまった。

 夜で視界が悪いのも相まっている。

 それにこれ以上前に出て軍を展開させても、虎牢関から矢で撃たれてしまう。

 それだけではない。

 私と孫策の軍の前に麗羽の軍がいるのだ。

 もし麗羽が敗れてしまえば軍が瓦解してこちらに押し寄せて来るだろう。

 邪魔なだけでなく兵がまともに動くことすら出来なくなる。

 そうなれば相手からすればただの的になるだけだ。

 ここで麗羽を失う訳にはいかない。

 自分の軍が生き残る為にも。


「凪、真桜、沙和の3人は麗羽の援軍に向かいなさい!あの軍が瓦解したら私たちは終わりよ!この好機、呂布が逃すはずがない」

「はっ!」

「任せときー」

「分かったなのー」


 3人が足早に軍議から去ってゆく。

 

「桂花と秋蘭は後方に弓兵を固めなさい!前に余裕を少しでも持たしなさい!」

「「はっ!」」

「春蘭は前方で待機!秋蘭が編成から戻り次第前に出なさい!季衣と流琉は私の補佐に回りなさい!」

「はっ!例えアリの子一匹すら通しません!」

「はい!」

「了解しました!」


 そして全員がすぐに行動に移す。

 軍議場に誰もいなくなってから椅子に座り頭を抑える。


「無風、どこをほっつき歩いてるのよ。早く戻ってきなさい」


 もしも無風がいればこの状況を打開出来るかもしれない。

 そう考えずにはいられない自分が情けない。

 もう亡くなっているかもしれない人間に向かって未練たらたらな言葉を呟くなんて私らしくない。

 いくら捜索しても、いくら情報を集めても、一切無風に関する情報を得ることが出来なかった。

 桂花の話から、背中に矢を食らっていた聞いてそう遠くにはいけない筈。

 なのにこんなにも探して居ないとなると誰でも不安になる。

 だが私はまだいい方だ。

 一番打撃を受けたのが流琉と桂花だった。

 流琉は無風を兄として慕っていたし、それ以上の感情を秘めているのも本人から聞いた訳では無いが多分合っているだろう。

 ただ、まさか桂花までもそうなるとは思っていなかった。

 あの男嫌いの桂花が!?と思ったが、最近まで桂花の無風に対する対応を見れば頷ける点が幾つもあった。

 魏の頭脳が機能しなくなった時は大変だったが、今では心をどうにか落ち着かせている。

 だが、私も二人からすればいい方であって、決して傷が浅いというわけではない。

 無風がいなくなってから、報告書の意見を聞こうと無意識に無風を呼んでしまう事が多々あった。

 それからだ。

 何か心に余裕が無くなった様な、喪失感とも言える物が胸を満たしていった。

 そして同時に気づく、自分がこんなにも無風を宛にしていたのだと。

 

「駄目ね、いつまでも無風に依存してたら」


 小さく笑ってから私も軍議場を出る。


「季衣、流琉!状況を報告してちょうだい!」


 天幕を出てから直接指揮を取るために季衣と流琉の元に行く。


「華琳様!現在袁紹軍と董卓軍が戦闘中です」

「袁紹が押されてるみたいですよ華琳様!」


 それはそうだろう。

 相手は飛将軍呂布に神速の張遼、猛将華雄という猛者達だ。

 やはり凪たちでは歯が立たないか。


「これより私たちも麗羽に加勢するわ!春蘭、秋蘭にも伝えなさい!」


 近くにいた兵士に伝令を頼むと、私、季衣、流琉で前線に赴く。

 兵士を満足に動かせない今、呂布達に対抗できるのは私たちしかいない。


「いけません、華琳様!もしも華琳様に何かあったら!」

「そうね、流琉。だけどここで負けてしまえばどちらにしろ同じ事よ」

「いいえ同じではありません!華琳様さえ残ってくれればやり直せます!だから」


 流琉が必死に止めようとしてくる。

 

「流琉、ここで私は止まっていられないの。無風の為にも」

「っ!!」

「ここで後手に回ってはこちらの勝利が薄くなる。私は負け戦に参加するような事はしないわ、だから大丈夫よ」


 笑顔で流琉の頭を撫でる。

  

「無風に無様に負けた私なんて見せたくないわ!この戦、私たちが勝つ!」

「はい!」

「わっかりましたー」


 前線に向けて走り出す。

 目指すは袁紹本陣。

 途中で春蘭秋蘭と合流しながら急いで袁紹の本陣に乗り込むと、案の定呂布ら3人相手に凪たち3人と袁紹の二枚看板である文醜と顔良が交戦していた。

 目に見えて苦戦しているのが見て取れる。

 呂布相手に凪、真桜、沙和が交代で攻撃を仕掛けて少しでも長く持たせようとしている。

 張遼には文醜が大剣で交戦しているが、大剣故の攻撃間隔の長さにより手数で勝っている張遼相手に防戦一方。

 華雄には顔良がほぼ互角の戦いをしている。

 麗羽は後ろで応援しているだけだ。

 本当に使えない。


「凪!真桜!沙和!加勢するぞ!魏武の大剣とはこの夏侯元譲の事だ!」

「夏侯妙才!推して参る!」


 春蘭達が加勢するため、走る速度を上げて突進していく。

 そこで張遼と華雄がこちらに気づきニヤリと笑った。

 その時に違和感を感じた。


「おっ?やっとお出ましやで華雄!賈詡っちの言った通りになったなぁ。強そうな奴も来たし楽しくなってきたで」

「ふん、誰が相手だろうと我が戦斧の血錆にしてくれる」

「曹操…………来た」


 3人の猛者から放たれる視線を受け止め、心の中で舌打ちをする。

 敵の狙いは袁紹軍の撃破ではなく、自分の首だったということか。


「曹操…………殺す」


 すると呂布が今まで戦っていた凪達を一撃で弾き返し、こちらに突進を仕掛けてきた。


「くっ!?行かせるかぁー!」


 凪が足を深く沈めたかと思ったら、ドンッという音を立てて跳躍して私と呂布の間に入ってくる。

 今の動きは以前無風の時も同じ物を見たことがある。

 あれは最初に無風の実力を知るために呼び寄せた時だったかしら。

 結局彼の実力を推し量る事は出来なかったが。

 

 凪が間に入ってきた事で呂布が止まったが、呂布を止めていられるのも時間の問題だろう。


「お前、弱い………邪魔」


 呂布が方天戟を斜めに切り下ろしをしてくるのを、なんとか篭手で受け止めようとしたが受け止めきれずにそのまま地面に叩きつけられる。


「がはっ!」


 呂布がもう一度戟を振り下ろして凪に止めを刺そうとするが、それを横に転がりながら回避する。

 回避はしたが、振り落とされた戟が地面を抉って飛び散る土の破片が凪を襲う。


「ぐっ!?」


 飛んでくる土の塊を無数に受けてどこか打ち所が悪かったのか、動くことは出来るみたいだが立ち上がる事が出来ないみたいだ。

 戦闘不能だと判断した呂布はもう凪に構うことなくこちらに向かってくる。

 

「ここから先は行かせないよ!」

「私たちが相手です!」


 私の横をすり抜けて前に出て来た季衣と流琉が今度は呂布の進行を妨げる。

 だが、二人の実力でも呂布を止める事は難しい。

 その証拠に季衣が先制攻撃のあとの流琉の支援攻撃という二人の最強の連携が完全に見切られている。

 そして季衣の攻撃を躱して攻撃に移ろうとした無防備状態の流琉に肉薄して回し蹴りにより吹き飛ばす。

 流琉が近くの天幕に追突して、さらに天幕の繋ぎが外れて崩れる。

 流琉が天幕の下敷きになった光景に気を取られた所を季衣も方天戟での攻撃に防御が僅かに遅れて吹き飛ばされる。

 ついに私と呂布の間に誰もいなくなった。

 春蘭、真桜、は張遼の相手、秋蘭と沙和は華雄の相手で精一杯。

 文醜と顔良も加勢しているがあまり手助けになっていないようだ。

 

「曹操、月の為に…………ここで死ね」

「ふっ、やれるものならやってみなさい」


 負けじと余裕ぶってみせるが、正直勝てるかどうかは難しい所だろう。

 私もそれなりの武を持っていると自負しているが、呂布の域は桁が違う。

 春蘭が己の命を賭して戦ってやっと勝てるかどうか。

 絶を構えながら呂布の動きを観察する。

 構えというものはなく、自然体に戟を手に持っている。

 表情は何を考えているのか分からなく、眠たそうでもありただボーっと何も考えてないようにも見える。

 次の瞬間、いきなり加速したかのように呂布が戟を後ろに構えて下からの打ち上げをしてくる。

 それを回転しながら避けて、その右に回転を活かして絶を振る。

 だが、刃が届く前に手元に引き寄せた戟で防御される。

 素早く絶を戻し、次の攻撃に入る。

 先程とは反対方向の左から絶を振る。

 これも防御されるが想定内。

 そのまま絶を引いて、鎌の曲刃を利用して首を刈り取ろうとする。

 だが、それに合わせた様に接近してきて脳天に向けて戟が振り下ろされる。

 絶から手を離し、横に受身を取りながら転がって回避する。

 素晴く背に隠しておいたもう一本の絶をとりだして構える。

 無風が見たら「…………どこから出してるんだ」と言われそうだ。


「曹操、なかなか強い」

「あら、飛将軍呂布にそう言われるなんてお褒めに預かり恐悦至極」

「?」


 呂布が分からないとばかりに頭を傾げてくる。

 褒めたつもりは無かったのかしら?

 可愛い反応につい笑みが溢れる。


「ふふ、その武勇欲しいわね」

「曹操…………ごめん」


 呂布は少し悲しそうな顔で謝ってくる。

 根は素直な子みたいね。


「次で………終わりにする」


 だが、次の瞬間には纏う空気が変わり呂布が体を左に捻る。

 次の一撃で勝負を決めにかかるつもりらしい。

 

「ええ、あなたを倒して従えてみせるわ」


 なので私も絶を頭上で回転させる。

 回転率があがるにつれて風を切る音が変わる。

 呂布の一撃に応える為、私に出せる最大まで回転数を上げる。

 神経が研ぎ澄まされて周りで戦っている喧騒が耳から聞こえなくなる。

 聞こえるのは自分の心臓音、絶の音と呂布の吐息、筋肉の擦れる音だけになる。

 目を瞑ったらやられると感じ、呂布の動きに集中する。

 額から汗が垂れる。

 そして汗が地面にピチョンと落ちた瞬間、呂布が一足で迫り、溜めに溜めた戟を横薙ぎに振るう。

 呂布が動いたのと同時に回転させていた絶を握り、その回転を殺さずに振るう。


キィーーン

ザシュッ!

 

 武器を打ち合った音とは思えない透明で綺麗な音の後に人間の肉が裂かれて血が噴き出す音がした。

 私の右腕の半ば部分が切り裂かれた音。


「ぐっ!?うぅぅぅ~~~」


 認識した瞬間、脳が焼けるような激痛が体を襲う。

 見ると絶が棒の部分から両断されている。

 そして視線を絶、手、腕と視線を上げてゆく。

 すると肘と肩の腕の中間部分が切られていた。

 絶のお陰で威力が軽減されたからか、傷が骨まで届いては無かった。

 だが神経系を切られたのか、徐々に手の感覚が無くなってくる。

 もうこの右手は動かないだろう。

 

「…………これで、終わり」


 呂布が表情を変えること無く、戟を上段に構える。

 脳天を一撃で決める気だろう。

 私はそれを視線が定まらなくなってきた目で見る。

 遠くで春蘭と秋蘭、凪、真桜、沙和の5人が張遼たちと戦闘しながらこちらに叫んでくる。

 それに崩れた天幕の所では季衣と流琉が何か叫んでいる。

 だが、私の耳には自分の心臓がドクドクと脈打つ音と呂布の構える方天戟の、自分の命を奪う物の音しか入ってこない。

 ただ、皆無事だった事に安堵する。

 間違ってもらっては困るが、こんな所で死にたいとは微塵も思っていない。

 しかし、腕を負傷したことに加えて全力を出してしまった。

 呂布の一撃を避ける事が出来そうにない。

 この距離だといくら凪が飛んできたとしてもこちらに着いたと同時に私は死んでいる。

 どう足掻いても1手遅れ、将棋なら既に詰み状態だ。

 けど、こんな状況を覆せる事ができる一発逆転な方法は一つだけある。

 奇跡にも近い確率、あるわけがないと普通なら思ってしまう手。

 頭を垂れてその奇跡を信じる。


「無風……」


 その言葉を呟き……




























 戟が振り下ろされる。






























ガキィィィンッ!!!!


「!!」


 しかし、その戟が私の脳天に当たる事はなかった。

 代わりに武器のぶつかる音が間近で聞こえる。

 まさか、本当にそんな奇跡が!?

 期待と不安が混ざり合いながらも、視線を徐々に上げていく。

 地面の次に見えたのは黒い靴、そしてボロボロの布。

 視線を上げきると外套に身を包んで頭も外套についていた頭巾を被っていて誰だか分からない。

 誰かが目の前に現れて呂布の一撃を受け止めたのは理解した。

 

「なし……かぜ、なの?」


 私は夢を見てるかもしれない。

 こんな都合のいい状況そう何度もある訳がないと頭では考えるが、心では無風ならと思ってしまっている。

 チラッと外套の人がこちらを見る。

 しかし、夜で視界が悪いのもあって、頭巾の奥が真っ暗でこちらからは見えなかった。

 だが、顔が見えないのに恐ろしいと感じる事は無く、むしろ安心感を感じる。

 次の瞬間には姿が掻き消える。

 あまりにも一瞬の事だったので、やはり夢だったのかと思ったが。


ガキャァン!


「うおっ!?なんや!?」


ギィィンッ!


「ぐっ!?」


 春蘭たちが戦っていた張遼、華雄の所に瞬足で移動して武器を弾いていた。

 そしてすぐにまた私を庇うような位置に移動してきた。


「な、なんやと!?誰が速さに頼った臆病武将や!!屈辱ではらわた煮えくり返りそうや!!」

「誰が猪以下の馬鹿だー、戦斧でひき肉にしてくれる!!」


 いきなり張遼と華雄が怒気を露にする。

 まさか先ほど武器を弾いた際に、侮辱するような言葉を呟いていたというのか!?

 こんな芸当が出来る人間を私は一人しか知らない。


「「「「「「「華琳様!」」」」」」」


 春蘭達が張遼達の意識が目の前の外套の人物に向いてる内にこちらに来ていた。


「華琳様、少し痛いですが止血します」

「ありがと、秋蘭」

「それに華琳様」

「何?」

「この人物の使う剣、私は見たことあります」

「えっ!?」


 秋蘭が私の傷を見て深刻な顔をしていたが、私にこの人物の話をし出すと、ふっと笑って答えた。


「私は見過ごしはしないぞ、その"青錆"のついた剣」


 秋蘭が目の前の人物に語りかける。


「久しいな、"無風"」

「「「「っ!!」」」」


 喋っている秋蘭と凪達3人を除いた私たち全員が息を飲む。


「…………久しいな、孟徳、妙才」


 目の前の外套の人物が外套の留め具を外すと、外套がバサリと落ちた。

 そして表れた人物は、黒い靴、黒いズボン、黒い上着に黒い手袋。

 ただ私たちの知ってる所と違うのは、目に"純白"の目隠しをしていることだけだ。


「兄様っ!!!」


 流琉が涙を流しながら、待ちわびた人物を呼ぶ。

 無風は少しだけ顔を流琉に向けるとすぐに顔を戻した。

 そして、いきなり着けていた純白の目隠しを外し衣嚢に仕舞い、代わりに黒いいつもの目隠しを出した。

 しかし、そこに流琉が近寄って、仕舞っていた"アレ"を無風に渡す。


「兄様、これを」

「…………あぁ」


 流琉が持っている物を見た無風は何を言うでもなくそれを受け取り目に付ける。

 無風の服と同じ素材の目隠し。

 それを付けて、私たちの知っている無風になる。

 

「…………待たせたな」


 私たちに何も言わず目の前にいる猛将3人に話しかけた。


「別にええで、あないな侮辱をされて不意打ちで倒しても意味あらへんからな」


 他の二人を代表して張遼が満面の笑みで問い返す。

 その返しに無風が変わらないニヤリとした笑みをする。


「…………あぁ始めようか。………孟徳を傷つけた事を、後悔させてやる」

「後悔するのはそっちや!うちらを侮辱した事、後悔しながら死にや!」

「…………いいだろう。今宵限り、魏の武将、無風。参る」

up主「はい、ということで魏の無風ふっかーつ」

華琳「ふぅ、やっと私の出番来たわね。」

up主「頑張った」

華琳「というか私だけの回だったわね」

up主「満足されましたか?」

華琳「ええ……けれど」

up主「なんでしょ?」

華琳「いえ、あまりにも無風強くない?」

up主「おう、いい所突くね」

華琳「?」

up主「次回、ついに無風が何故あんなにも強いのかを書いて行くつもりだよ」

華琳「平気なの?そんなはーどる上げちゃって」

up主「まぁ、もしかしたら猛者3人の戦闘で終わっちゃうかも」

華琳「ダメじゃない…」

up主「うっ…、でも少なくとも次々回では明かすよ」

華琳「だから、あなたはどうしてそんなにはーどるを上げるのよ」

up主「(´・ω・`)」

華琳「まったく、可愛いんだから。しょうがないわね、今日は一緒に寝てあげてもいいわよ?」

up主「マジで!?(俺のベット勝手に占拠してる人間のセリフじゃねぇ)」

華琳「ええ、いいわよ」

up主「やった!(久々にベットで寝れる。ソファーだと腰痛くなるんだよな)」

北郷「何か同情したほうがいいような心の声が聞こえる」

無風「…………病院………行く?」

北郷「いや、やめとく」

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