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コンドーム考

作者: 瀬田川 廡輪

コンドームはもちろん、ご存知ごぞんじであろう。今日び、小学生でもネットや何やから情報を得てら知識としては知っているハズだ。       さて、コンドームは有用である。人類の増殖ぞうしょく計画のコントロールに必要不可欠ひつようふかけつなものかもしれない。        妊娠、出産における計画性と望まない妊娠、出産をけるためにも。      さて、れいによって、コンドームは無限むげんになるのだ。           無限になれば、当然、無限に広がる宇宙空間をも埋め尽くし、宇宙自体をコンドームが占めることになる。       しかし、だ。コンドームには特にさまざまな細菌が付着しているのだから、その細菌も、また、その細菌が排泄はいせつする排泄物、すなわちうん◯までもが無限にならなければならない。      つまり、どうなるかというと、宇宙空間全体が、コンドーム、つまり半透明はんとうめいのゴムとうん◯とが混ざった物質になるということぢ。つまり、なんだそれは?ゴムのようにぶよぶよしたうん◯か?薄く伸びるうん◯か?場合によってはやぶれるのか?         いや、まて。そのコンドームかま仮に使用済みだったとしよう。すると、中に入っていた精子までも無限になるはずではないか?        つまり、宇宙空間は、ゴムとうん◯と精子とが混ざったものになるということだ。      栄養たっぷりのうん◯だ。     生物が誕生し、進化成長していくにはこれ以上ない環境かんきょうであろうその宇宙空間は。          しかも、である。その宇宙は、イカの缶詰の匂いに満ちているのである。それは、生物たちの食欲を増進ぞうしんさせるのである。      生物はさらに増殖し、成長していくのである。       生物の宝庫たる宇宙━━。     あれ?コンドームってもしかしたら、避妊具ではなく、生物をむしろ増やすための物ってこと?          そうだったんだな。コンドームは、避妊具ではありません。    

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