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エピローグ

かなり走っています。また修正する予定です。






「………あれから六十七年が経ったんやなぁ」


 大阪のとある市の三階建ての家で、土方将元元帥はそう呟いた。


「将、そろそろ時間よ」


 将の部屋にひょこっと顔を出したのはお婆ちゃんになった誉である。


バキィッ!!


「………誰が糞婆やと?」


『そ、そこまでは言ってないからby作者』


「もうそんな時間か?」


「そうだぞ、早くしないと観艦式が始まるぞ」


「分かった。なら行くか」


 将達は車に乗り込んで日本国陸軍八尾航空基地へ向かい、用意していたSH-60Kに乗り込んで紀伊水道へ向かった。


 今日は土佐湾で海軍の観艦式があるのだ。


「………久々に長門や金剛達に会うな」


「そうねぇ。今回はどの服を着せようかしら?」


「………最近、誉は翡翠化が激しいな」


「仕方ない。作者が一緒だからな」


 華牙梨と玲於奈は溜め息を吐いた。


 一行を乗せたSH-60Kは紀伊水道に集結していた連合艦隊旗艦大和に着艦した。


「親父、今日は派手にやるからな」


「あぁ、楽しみにしているで将斗」


 息子である土方将斗大佐に笑う。


 将斗は戦艦大和の艦長に就任していた。


「久しぶりだな将」


「長門か」


 長門が艦橋へ転移してきた。


「アメリカはどうなっているんや?」


「相変わらず仲は悪いが戦争にはまだ発展しないだろう」


 この世界での日本はアメリカとは日米同盟は締結していない。


 一応は友好国ではあるが………。


 あの艦隊決戦の秘密裏に進められた日本独自の作戦―――ドイツ本土爆撃は大成功だった。


 富嶽は腹に目視による無線誘導爆弾『桜花』をヒトラーの官邸に投下。(標的艦摂津の無線操縦を元にして)


 奇跡的にヒトラーは官邸にいた。


 爆弾は全弾命中したが、しかしながらヒトラーは地下の防空豪に逃れていた。


 だが、ヒトラーに運は無かった。


 瓦礫が防空豪の扉を塞いでしまい、閉じ込められたのだ。


 そのため、ヒトラーは酸欠で最終的には窒息死してしまい、第三帝国の総統は呆気ない死にかたであった。


 これによりドイツ軍の前線は各地で連戦連敗をしてしまい、ヒトラーの後継者はエルヴィン・ロンメルになったところで停戦交渉に入った。


 二ヶ月にも及ぶ交渉の結果、ドイツは遂に各地の前線から撤退を開始した。


 しかし、そんな時にフィリピンのアジア艦隊の駆逐艦が謎の爆発をして大破する事件が起きた。


 更に犯人らしき人物が逃げる途中で撃たれて死亡したが、持っていた持ち物は日本語で書かれた地図や作戦書が見つかり、日本の仕業とアメリカが非難したが、日本としても知らない事であった。


 日本はアメリカに必死に交渉して弁明したが聞き入れてもらえず、遂にはアメリカから宣戦布告が出されてしまう。


 日本軍は全ての戦力をアメリカ軍にぶつけた。


 結果、フィリピン、ハワイは日本に占領してパナマ運河とシアトルのボーイング社工場を爆撃した。


 この最中に、アメリカ大頭領のウォレスは前大頭領のルーズベルトと同じ脳卒中で倒れてそのまま息を引き取った。


 代わりに副大頭領のトルーマンが終戦交渉に入ったのであった。


 領土賠償として日本はアラスカやハワイなどを手に入れた。


「………ま、今は平和やねんから俺達が口を出す事とちゃうな」


 将は苦笑した。


『それでは此れより、日本海軍の観艦式を始めます』


 スピーカーを通して、麻生太郎首相の言葉が聞こえてきた。


 それと共に音楽隊が『軍艦行進曲』を演奏をし始めた。





 日本国は史実とは違う歴史を歩んでいた。




―――完―――





―――オマケ―――


 土方家家族構成。


 妻誉、玲於奈、華牙梨。


 息子三人(長男、次男は海軍、三男は政治家)、娘三人。


 孫十二人。






御意見や御感想等お待ちしていますm(__)m

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