第三十話 時の流れ
時間を早めました。
久しぶりの更新やのに短い………。
あれから世界は二年の月日が流れた。
自由イギリスとドイツの戦いは中東で一進一退の攻防を繰り広げていた。
ドイツはロンメル上級大将をも派遣したが中々イランの首都テヘランを占領出来ずにいた。
一方、日本ではウラジオストクを首都にした東ロシア皇国が建国。
初代女王には満州国女王のオリガ皇女が選ばれ、初代首相にはアナスタシア皇女が選ばれた。
第一公用語はロシア語で、第二公用語は日本語になった。
満州国は変わらず日本の保護国となった。
朝鮮は完全に軍は撤退をして独立をさせた。
最初は独立に喜んで民衆達だったが、金日成の北朝鮮と李承晩の大韓民国に分かれて独立する事になった。
後に、金日成の北朝鮮が大韓民国に戦争を仕掛けて朝鮮戦争が起きる事になる。
まぁ後に日本軍が介入する事になるがまだ先の話しである。
そして、世界は徐々にドイツ第三帝国の魔の手に怯える事になるとはまだ多くの国は分かっていなかった。
―――1944年、9月1日セイロン島―――
日本での9月1日は防災の日として昼頃に各地で避難訓練が行われようとしていた。
しかし、ここセイロン島の軍港であるトリンコマリーでは戦艦部隊を主力とした自由イギリス第一艦隊が停泊していた。
そして、その旗艦ウォースパイトの艦橋では自由イギリス東洋艦隊司令長官アンドリュー・カニンガム大将が艦橋内をせわしなく歩いていた。
「長官ッ!!潜水艦ソードフィッシュより緊急電ですッ!!『我、敵艦隊ヲ発見ス。マダガスカル島北東約二百キロ』以上です」
通信参謀からの報告にカニンガムは頷いた。
「全東洋艦隊は出撃だッ!!目指すはビスマルクだッ!!」
カニンガムの命令は直ぐにセイロン島全域に広がり、コロンボに待機している空母と高速戦艦を主力としている第一機動部隊も直ちに出撃をした。
ここインド洋で、ドイツ海軍と自由イギリス海軍の海戦が起ころうとしていた。
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