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第二話 海軍との会合

一部に、むっちゃご都合主義が入ってます。ご了承下さい。m(__)m



「アダァッ!!」


長官室と思われる机に将がぶつかった。さらに、玲於奈や誉の三人も将にぶつかる。


「いきなり死にそうや……」


皆が乗っかってる下で呟く将。


そこへ、誰かが扉を開いた。


「……誰かね?」


「長官。スパイでは?てかかなり落ち着いてますよね?」


参謀長らしい者が長官に具申する。半分ツッコミだが……。


将は三人を退かして二人に敬礼する。


「失礼しました。自分は日本航空自衛隊近畿方面隊大阪航空隊所属第一中隊長の土方将一尉ですッ!!」


「日本…」


「航空自衛隊…?」


「まぁ、それについて今から説明します」


とりあえず、将は三人を起こして、改めて自己紹介をする。


「改めまして日本航空自衛隊近畿方面隊大阪航空隊所属第一中隊長の土方将一尉です」


「同じく、沖田誉二尉です」


「斎藤玲於奈二尉です」


「斎藤華牙梨二尉です。斎藤玲於奈二尉とは双子です」


「うむ、日本帝國海軍連合艦隊司令長官の吉田善吾中将だ」


「連合艦隊参謀長の高橋伊望少将だ」


「それでは問おう。君達何者かね?スパイなら即刻、処刑するが……」


「まぁスパイではありません。率直に言いますと私達は未来からきた者です」


「何……?」


そして、将はこれから起きる事を一つずつ話していく。状況がよく分からなかった誉と玲於奈は華牙梨の適切な助言で真相が分かった。


「……とまぁ、これが自分達が歩んできた日本です」


吉田は腕を組んで唸る。


「むぅ……俄かには信じられんな」


「自分もですな」


「分かりました。それでは未来人だという証拠をお見せしましょう」


将がポケットからケータイを取り出す。


「これは携帯電話と言って軽くて持ち運びも簡単な電話です」


「ほぅ……」


吉田がパカッと中を開ける。


「確かに数字が書いてあるな。それに手紙みたいな印とかあるな」


「実際にやってみたいんですが、ここには携帯電話の電波がないので写真を撮ります」


将は誉と玲於奈を撮る。


カシャッ!!


吉田と高橋は少し驚く。


将は二人に画面を見せる。


「何とッ!?二人が綺麗に撮れているな。それに白黒でない」


「長官。これは今の帝國の技術力では到底出来ませんね」


「うむ。……分かった。君達を未来から来た日本人と認めよう」


『ありがとうございます』


四人は深々と吉田と高橋に頭を下げる。


「それで君達はこれからどうするのかね?」


「はい。自分としては何としても日本を焦土化するのを防ぎたいです。けど、ここの歴史は自分でも分からないので教えてもらいたいのですが……」


「よかろう。確か日露戦争のところだったね」


そして吉田は語りだした。


日露戦争は勝った。むろん、勝因はやはり史実と同じである日本海海戦だ。


その後、アメリカの仲立ちの元、ポーツマス講和条約が結ばれた。


条約内容は日本に南樺太を譲る。


ロシアは日本に日本円で約三億円の賠償金を払う。


等、史実とは異なった条約内容だった。


むろん、鉄道を譲る等もあった。


日本海軍は有頂天だったが、イギリスのドレッドノートのお陰でどん底になる。


その後は河内型等準ドレッドノート級が竣工した。


日本海軍は巡洋戦艦金剛を購入して、国産艦比叡、榛名、霧島を建造した。


さらに、四隻の金剛型を建造後、新たに扶桑型戦艦、伊勢型戦艦の建造に着手した。


扶桑型と伊勢型は史実では三十六センチ砲だが、この世界では四十一センチ連装砲四基を搭載した戦艦として竣工した。


四十一センチ砲は秘密のため、三十六センチ砲を搭載したと言っているが、アメリカやイギリスは四十一センチ砲だと見抜いていた。


そして、海軍は八八艦隊を計画した。


巡洋戦艦は四十一センチ砲だが、戦艦は四十六センチ砲の搭載が決定。


ただちに、四十六センチ砲を搭載した長門型戦艦の建造を開始した。


史実では陸奥と二隻だが、この世界では四隻建造され、三番艦の伊予、四番艦近江である。


また、加賀型戦艦や、天城型巡洋戦艦を建造していた。


が、そこでワシントン軍縮会議がきたのだ。


日本はアメリカ、イギリスに建造中の戦艦及び、扶桑型、伊勢型戦艦の破棄と屈辱的な事を受けたが、全権大使の加藤友三郎が大鉈を振るった。


「貴方がたは日本に死ねというのかッ!!貴方達に問う。日本の周りを見てみなさい。海、海、海、海ッ!!我が日本は周りを海で囲まれているのだ。それを破棄せよだと?いい加減にしろッ!!!」


米英の大使達は思わぬ反撃に焦ってしまう。


結局、建造中の加賀型、天城型を解体又は空母に改装することで決着がついたのだ。


米英の海軍関係者達は『カトー恐るべし』と恐れられた。


日本海軍が定められた保有数は金剛型四隻、扶桑型二隻、伊勢型二隻、長門型四隻だった。


加賀型、天城型は空母に改装された。


しかし、天城型の三番艦と四番艦は建造前だったので、天城、赤城、加賀、土佐が改装された。


戦艦三笠等の旧式艦艇は新たに『海上護衛隊』となるものを設立して護衛戦艦として改装された。(旧式戦艦はいつでも戦艦として復活できるように多数の改装をうけた。また、四十一センチ砲を搭載できるように造船中将や士官達が頭を捻った)


さらに、東郷元帥は航空機にも力を入れるようにした。


そして、中型空母龍驤とその二番艦神驤が誕生した。


その他の巡洋艦の保有等は史実と一緒である。


「……とまぁだいたいこんなものだね」


吉田の話しを終わらせる。


「…凄いとしか言いようがないですね」


「ふわぁ〜」


四人はただ呆れるだけである。


そこへ若い水兵が慌ただしく入ってきた。


「長官ッ!!正体不明の艦が多数いますッ!!」


「あ……忘れてた」


将は吉田に海自の軍艦について話しをする。


「ほぅ。未来の日本海軍か……。是非協力してもらいたいな。高橋。海自の司令官と参謀等を山城に呼んでくれないか?」


「分かりました」


高橋がさっと敬礼をする。いまさらながら旗艦は山城のようだ。


十五分後、海自の司令官と参謀長が到着した。


「どうも、第一護衛隊群司令官の松田悟一等海佐です」


「参謀長の相川健治二等海佐です」


二人が吉田に敬礼をする。


ここで将は松田達に何故ここに現れたのか理由を話した。


「そうだったのか……。核ミサイルが来た時、もう駄目だと思ったからな」


「そうですね」


「松田司令官達はどうしますか?」


将が問う。


「私としては、この日本を救いたいな。未来の日本がああなってしまった原因が一応ここにあるしな」


「しかし、乗組員達は賛成するでしょうか?」


誉が口を開く。


「なぁに、俺の部下達だ。大丈夫だ」


後日、帝國海軍への参加にほぼ全員が両手を上げて賛成してくれた。


話しを戻す。


「吉田長官」


将が吉田長官を呼ぶ。


「飛行機を一機用意してもらいたいんですが……」


「何故かね?」


「東京の大本営に行って我々の事を知らせないといけないすからね」


「確かにな。高橋、呉航空隊に九六式陸攻一機用意しろと伝えろ」


高橋が敬礼して部屋を出る。


「それと……大本営に行く前にある所に行きたいのですが……」


「ある所だと?」


「はい。天皇陛下にお会いしたいのです」


将の言葉に部屋にいた者が驚愕の表情をした。


「な、何故だッ!!」


吉田が思わず声を荒げる。


「陸軍を抑えるためです」


この言葉に誉や玲於奈といった未来の日本人達は将の考えが分かった。


「理由はまだ言えませんが、何としても陛下の力が必要なのです」


将の訴えに吉田は幾分悩んだが、やがて頷いた。


「よかろう。日本のためだ。何とかやってみよう」


行動はすぐ行われた。


陛下も吉田からの電文には些か頭を捻ったが、横須賀鎮守府で会うことが承諾された。


吉田はかなり驚いたが、急いで用意してくれた九六式陸攻に皆が乗り込む。


メンバーは将、誉、玲於奈、華牙梨、松田、相川、吉田の七人だ。


「しっかしな〜」


九六式陸攻に乗る前、誉がぼやく。


「死んだと思ったら過去にいたなんて」


「確かに最初は驚いたな」


隣で玲於奈が頷く。


「すまんな。説明の時間がなかってん」


将が二人に謝る。


「まぁ将だったらいいよ」


二人が将に微笑む。


九六式陸攻は呉を飛び立つと一路、横須賀に向かった。


御意見や御感想等お待ちしていますm(__)m

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