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第一話 神との出会い




「…うぅん…ここは…?」


将が頭を押さえながら起きるとそこはただ白い世界だった。


「ん〜。こりゃ俺は死んだな」


「いやいや死んでないから」


将の呟きに後ろから誰かに突っ込まれる。


将が振り返ると男性がいた。


「誰や?」


「うむ、私は神だ」


「暇を持て余した遊びか?」


「違うわッ!!本当に神だッ!!」


神と名乗る男性が突っ込む。


「仕方ない。証拠を見せよう」


男性はそう言うとパチンと指を鳴らした。


パアァァァッ!!


「誉ッ!!玲於奈ッ!!」


光りの中から一緒にひき逃げに巻き込まれた誉と玲於奈が現れた。(気絶中)


「これで信用してくれるかな?」


「……分かった。信用したる」


「そうか。では時間がないから早速言おう。航空自衛隊土方将一尉以下四名は過去に行ってもらう」


「はぁ?過去やて?」


「あぁ。まぁ過去と言っても二次元だがな」


「てゆーか四名やゆーても、俺に誉と玲於奈で三人やで?後一人誰や?」


「おっと、これは失礼。一人忘れてたな」


神がまた指を鳴らした。


そして、また光りが現れ、中からショートカットの髪型をした女性がいた。


「華牙梨ッ!!」


「ふぇッ?!」


飯の時間だったのかうどんを食べていた。


「んぐ…。将、何でうどん屋に……ってここどこなん?しかも何で誉と玲於奈が気絶してるん?」


チュルンとうどんを食べた華牙梨が首を傾げる。


将は仕方なく、華牙梨に状況を説明した。


「ふ〜ん。面白そうやないの。でも何の二次元の過去や?」


華牙梨の言葉に神は頷く。


「うむ。二次元といってもアニメの二次元ではない。小説…架空戦記に行ってもらう。将は何度か見てただろ?」


将は神の言葉に最初は首を傾げたが、何かわかった。


「まさか…あの黒鉄大和の世界か?」


「おしいな。黒鉄ではない。零戦が以前執筆していた大日本帝國海軍戦史の世界に行ってもらう」


華牙梨は何のことか分からず首を傾げるが、将は衝撃を受けていた。


「ただ、前作の主人公達は存在しない。言わば、大日本帝國海軍戦史の平行世界に言ってもらう。少々ややこしくなるからな」


神が将に注意をする。


「けどさ……何で俺らなんや?」


「なに、君達三人が死んだからな。可哀相だと思ってチャンスをやろうとしたんだ」


三人が死んだの言葉に華牙梨が驚く。


「ハアァッ?!将達が死んだッ?!」


将はやむを得ず、華牙梨に説明をした。


「そうなんや。あたしは寝てたから知らんかったな」


「すまんがそろそろいいかね?時間が無くてな」


神の言葉に将は悩む。


確かに今の日本は北朝鮮の核の脅威にさらされている。


また、中国や韓国も何かと靖国神社等を言っているがほぼ内政干渉に等しい。


それらを直すには、やはり過去に行くしかない。将は決意に満ちた顔で神に言う。


「神様、俺達四人を…大日本帝國海軍戦史の平行世界に送ってくれ」


将の言葉に神は嬉しそうに頷く。


「土方将、ありがとう。では、私からプレゼントをしよう。何か欲しい物はあるかね?」


将は腕を組んで考える。


「……紫電改や烈風、陣風、震電、富嶽の設計図や、発動機のハ―43や、誉の設計図等が欲しいな。後、ジェットエンジンの実物と設計図もな」


将は次々と欲しい物を言っている。


「後な空母………の設計図なくらいやな。まぁ、こんなもんやな」


「ふむ、ならば、私からもプレゼントをしよう。まず一つ、君達とはまた違う世界の海上自衛隊だ。イージス艦が四隻、護衛艦が八隻。輸送艦が八隻。ヘリ空母が二隻、潜水艦六隻。ヘリ空母はひゅうが型だ。また、輸送艦には74式戦車六十両、90式戦車七十両、10式戦車七十両、120ミリ迫撃砲、99式155ミリ自走榴弾砲三十両、89式装甲戦闘車多数、隊員五百名等を搭載しているのでこれも送る。何でも、この艦隊は沖縄に輸送任務中に中国からの核攻撃で全滅するのだがまぁいいだろう。すまんがこの護衛艦達には人が乗っておる。向こうに着き次第、説得を頼むよ。これが詳しい紙だ。三つ、君達四人の特別戦闘機の設計図を送る。主人公やヒロインはこうゆうのがあるだろ?そして、最後に君達の歳を十五にする。君達を送る年が昭和十三年だ。開戦年の十六年だとちょうど十八だからな。これでいいだろう」


将は神様から紙を貰う。


イージス艦はるな、はぐろ、ゆきかぜ、すずかぜ。


護衛艦しののめ、みゆき、さぎり、かすみ、かざぐも、いそかぜ、たかなみ、さざなみ。


ヘリ空母ひゅうが、いせ。


輸送艦おおすみ、しもきた、くにさき、ねむろ、おじか、さつま、あつみ、もとぶ。


潜水艦そうりゅう、うんりゅう、ひりゅう、かいりゅう、らいりゅう、しょうりゅう。


紙には、このように書かれていた。


神の有り難いプレゼントに将は満足するが、一点だけ新たに加えてもらった。


「なぁ、悪いけどな。風力発電の風車やソーラー発電、地熱発電等、日本が使用している自然エネルギーの設計図や実物もくれへん?」


「それは構わんが何故だ?」


「環境破壊はあかんしな。それに早めに取り組んだらええやろ」


「分かった。それでは君達を送ろう。気絶している二人は大丈夫かな?」


「後で説明するわ。華牙梨はええんか?過去に行くねんで?」


「俺は別にいいよ。暴れたいしな」


ニヤリッと華牙梨が笑う。


「そうか…。神様、やってくれ」


「うむ」


神がパチンと指を鳴らす。


四人は光りに包まれる。


「それでは頼むよ。それと土方将。何かある時はポケットに押しボタンを押してくれ。ここまでこれる」


「分かった」


そして、四人は消えた。


「……さて、四人がどうするか見るかな。…あ、四人は艦魂見えるって言ってなかったな。それと現れる場所が連合艦隊旗艦とは言ってなかった。それとあの海自の艦隊も……まぁいいか」


神はそう呟くとテレビを出現させて、スイッチを押した。


御意見や御感想等お待ちしていますm(__)m

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