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全界を巡る旅その3

やっとできました。

行き当たりばったりなので期待はしないでください。

面白くて書いているというよりは書きたいから書いている自己満小説なので。

次回もしばらくかかると思います。

全界を巡る旅最終回が放映された。

全24話の最後を飾ったのはアニメオリジナルだった。

第二の世界での旅を終えたストレリチアとテンシの会話から話は始まる。

世界の境界に立ったストレリチアが言う。


「これから先、私は本気で戦うべき相手に巡り合うことができるのだろうか」


今まで出会った人々はその世界の強者であってもストレリチアの琴線に触れることはなかった。

それでストレリチアは不安になったのだった。

自分はこの先心が燃えることはあるのだろううかと。

そんな様子を見たテンシは安心するように言う。


「馬鹿なこと言わないで下さいよ。まだまだ全界を巡ったと言えない、後ろ向きになるなんてあなたらしくもない。きっと胸躍る出会いがこの先に待ってますよ」


それを聞いてストレリチアは前を向く。


「そうだな。私らしくもない悩みだった。これからも強者を探し出してつぶす、そうして私が最強だと全界中に証明する!」


決意を新たにする二人の後ろにまだ見ぬ強者たちの影が映っては消える。

そうして場面は変わり、新たな世界の主役たちが映る。

第三の世界は正義と悪のヒーロー世界。

また新たな出会いが二人を待っている。


「さあ、世界を守る戦いを始めるよ。みんなついてこれるね」


全界を巡る旅二期決定!!!




シゲルとマサキはスクリーンの前でため息をついた。

今日は折角の最終回ということでシゲルの家のシアタールームで鑑賞していた。

今回は続くことを感じさせるまとめ回で原作ファンをワクワクさせる終わり方であった。


「今回もすごかったな、マサキ!」


「ああ、二期まで待てないよな!」


シゲルとマサキは二人でこれまでをおさらいすることにした。

二期が決まった以上作品を最高の状態で楽しむために情報に抜けがあってはならないのだ。

今はシアタールームにいることだし、そのまま録画を一話から見直すことにした。

俗にいう周回である。


「やっぱ一話はインパクト大だよな」


「わかる。だっていきなり魔王がワンパンで死ぬんだもんな」


一話から見直すことで新たな発見や今までと違った感想を持ちながら二人の周回は進んでいく。

各話気になったシーンは巻き戻してスロー再生したりしながら鑑賞していく。

名シーンでは歓声を上げ、考えさせられるシーンはうなりながら鑑賞していく。


「勇者たちとの対決シーン、やっぱり熱いぜ」


「剣と魔法の冒険世界の次がAIとロボットの機械世界ってのが面白いよね」


のちに黒幕ともいえる活躍をするキャラクター、狂姫の登場シーンでは今までの比じゃないほど盛り上がった。


「あ、出た狂姫だ!こいつ毎回余計なことしかしないからびっくりするよ」


「そうほんとそれ。大体のことは狂姫のせいだからな」


狂姫は狂気というものの概念が人の形をしたというキャラクターである。

完全なる狂気状態ゆえに意思疎通ができず、全くの悪意なしに悲劇をばらまくことが多い。

といってもストレリチアたちには全くの無害で、全旅の中で彼女がしたことが別作品の登場人物の過去に多大な悪影響を及ぼすのである。

それがストーリーの根幹にかかわることが多く、彼女は二戸陣作品におけるすべての元凶と呼ばれている。

決め台詞は、


「あなたの狂気、開放してみる?」


である。

一方、シゲルとマサキは大盛り上がりのまま視聴四周目を終えていた。

いまだ興奮覚めぬ二人の話題はようやく二期の内容に移った。


「はぁ、二期が楽しみになりすぎて辛い」


「わかる。ぶっちゃけ二期放送開始まで寝れんかもしれん」


一期が期待以上の出来であったことから二期への期待も自然と膨れ上がっていく。

そんな二人のもとにシゲルの兄から連絡が来た。

その内容はツブヤイターを確認するように促すものであった。

二人は不思議に思いながらツブヤイターを開く。


二戸陣 聖@*******

二戸陣ワールドアニメ化プロジェクト第二弾

AGアストロギアアニメ化します

来季スタートです

他作品も随時アニメ化です


二人は驚きのあまり固まった。

二戸陣ワールドアニメ化プロジェクトのことは知っていた。

しかしまさか本当に全旅以外の作品もアニメ化するとは思ってもみなかったのである。

全旅の周回でネットを断っていた二人は今初めて知った。


「これからも熱くなるぞマサキ!」


「最高だなシゲル!」


すでにお祭り状態のネットの反応を見ながら、二人はさらに高まった興奮をそのままに全旅五周目に入っていった。

実に四徹目の出来事であった。

当たり前のように二人のテンションは踊り狂っていた。

今回も読了ありがとうございます。

次回もよろしくお願いします。

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