全界を巡る旅その2
物語はまだまだ続きますが書き溜めた分は次で終わりなのでいったん更新止まると思います。
ですがエタることは絶対にしないつもりなので安心してください。
何年かかったとしても完結させます。
全界を巡る旅のアニメ第一話が放映された。
漫画が少年誌で連載されていることもあってゴールデンタイムに放映された本作は瞬く間に日本中に知れ渡った。
今まで全旅に触れてこなかった人はこの作品はなんだと、昔からのファンは期待以上の出来だと騒いだ。
その衝撃の大きさは次話放送の一週間トレンド一位だったことからもうかがえるだろう。
世間は久々に誰もが認める神アニメが来たと沸いた。
そんな中の一人、アニメから全旅に入ったマヒロは第二話を視聴していいた。
今回は一話ほどの劇的な変化のないいわゆる説明回であった。
しかし侮るなかれ、全旅は説明回だって気を抜けないのである。
軽妙かつ独特で趣のある登場人物たちの掛け合い。
決してしつこくないのに分かりやすくも量のある世界の説明。
これを見逃すと後々興奮ポイントで沸騰できなくなったりするのだ。
マヒロはアニメから入った新規勢でありながらすでに全旅の虜であった。
さすがに関連作品である二戸陣作品すべてとはいかないものの全旅単体はすべてこの一週間で読了した。
それでもやはり知識は足りず、SNSで昔からのファンがひそかにちりばめられた小ネタに大盛り上がりしているのを見て悔しい思いをした。
これでは自分が全旅を最大限楽しめていないみたいではないか。
それではこの神アニメを作ってくださった制作陣に失礼であろう。
「何でもっと早くから二戸陣作品をたしなまなかったんだ。いや、後悔する前にさっさと追いつくんだ」
それにしても全旅は二話も面白かったな。
そんなことを思いながら今回わからなかった小ネタについて調べていく。
今回、特にわからなかったのはペレネレ・ゴールドについてだ。
少し調べるとこのキャラは『任侠ロリ』と『終末の喫茶店』に出てくるキャラだとわかった。
「こんな作品もあるのか。というか二戸陣作品ってどれだけあるんだ?」
それはしこたま調べるとして今はペレネレだ。
ペレネレはドクターニコラスに作られたホムンクルスの最高傑作だという。
グレートゴールドギガントシステム、通称G3システムを使う錬金術師キャラでなんともう一人の異世界旅行者だという。
二話で出てきた酒場の後ろのほうにペレネレらしき人物がいたらしく、それでネットは盛り上がっていたのだ。
確かにペレネレならいろんな世界にいてもおかしくないため特徴が合致すればあり得る。
「こんなキャラまでいるのか!二戸陣作品は奥が深いなあ」
ここまで調べてとりあえず終わりにした。
これ以上調べるとネタバレを喰らいそうだったからである。
二戸陣作品は様々な伏線やどんでん返しがあるらしく、あまり深く検索しすぎることはいけないのである。
あとはある程度自分以外の感想を見て共感して楽しむぐらいである。
特に面白いのが原作を読んでいない勢の感想の多くがストレリチアたちがこのまま第一の世界である剣と魔法の冒険世界を旅すると思って居るところである。
実際全旅は様々な世界を旅する物語であるが最序盤の剣と魔法の冒険世界ではそれが分からないのである。
これは原作勢が最初に思っていたことでもある。
まさか一巻ごとに世界が変わるとは読み始めたころはだれも思っていなかった。
マヒロだって一話の時点ではそう思っていた。
一話でドはまりして原作を全部読んだからわかったことなのである。
「やっぱり最初はそう思っちゃうよなあ。わかるわかる」
その後もいくつか感想を読んだ後感想読みはやめた。
全旅を最大限楽しむためほかの二戸陣作品を読み進めて次回までに知識を蓄えなくてはいけないからである。
今回選んだのは調べて気になった任侠ロリである。
任侠ロリは超能力を発現させる麻薬を売る組織とそれから市民の守ろうとする任侠組織の戦いを描いた物語である。
最初の戦いで任侠組織の組長、仁がロリに変えられてしまうところから物語は始まる。
かわいらしい姿になってしまったことに絶望する組長。
そんな組長に少し笑いながらも命を預けついていく組員たち。
そんな組員たちのおかげで姿は変わっても自分は自分だと気づく仁。
そうしてかつての男気を取り戻した仁はすべての現況たるドクターニコラスの打倒を目指す。
という話である。
任侠ロリは敵が分かりやすくいるため話が短く読みやすい。
全十五巻と二戸陣作品の中でも比較的とっつきやすいのもあってマヒロはすぐに読み終えた。
そしてファンになり、仁の信者になり、通称組員になった。
「オヤジ!オヤジ!オヤジぃぃぃうううわぁああああああああああん!あぁあああ・・・ああ・・あっあっー!ああああああ!!!!オヤジ仁のオヤジ仁ちゃまぁぁああああああ!!!あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハ―スーハ―!いい匂いだなぁ・・くんくん んはぁっ!鬼龍組組長、仁ちゃまのブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!間違えた!モフモフしたいお!モフモフモフモフ!髪髪もふもふ!・・・きゅんきゅんきゅい!小説三巻の仁ちゃまかわいかったよぅ!奥さんと娘に着せ替え人形にされてロリータファッションかわいかったよぅ!あああぁぁぁぁぁあああ・・・あああああぁぁあああ!!!ふぁぁあああんんっ!!元に戻れてよかったぜ仁のオヤジィ!あぁあああ!男気!いかしてるぜ!仁のオヤジ!かっこいいぜ!あぁぁああああコミックも完結して嬉し・・・いやぁああああ!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああ!!ぐああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!あ・・・小説もよく考えたら・・・仁ちゃまは現実じゃない?にゃああああん!!うぁあああああああ!!そんなぁあああああ!!いやぁぁぁあああああ!!はぁあああああん!!埼玉ぁあああああ!!この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんてやめ・・・て・・・え!?見・・てる?表紙絵の仁ちゃまが僕を見てる?表紙絵の仁ちゃまが僕を見てるぞ!仁ちゃまが僕を見てるぞ!!挿絵の仁ちゃまが僕を見てるぞ!!よかった・・・まだまだ世の中捨てたモンじゃないんだねっ!!いやっほぉおおおおお!!僕には仁ちゃまがいる!!仁のオヤジがいる!!一人でできるもん!!!コミックのじんちゃあああああああああああ!!いやぁあああああああああ!!!ううっううぅうう!!僕の思いよ仁のオヤジに届け!埼玉の仁へ届け!」
次回もよろしくお願いします。