全界を巡る旅2
書けましたので投稿いたします。
しかし書きたいこと書き終わって文字数を見たところ、思いのほか短かったです。
申し訳ありません。
今後はもう少し読者の方に長く楽しんでもらえる文章作りを心がけます。
まあ、もともと私の作品は文字数が少ないのですが。
ちょっと改めたいですね。
そんなわけで本編をどうぞ。
全界を巡る旅二期の放送が始まった。
今回は、原作で三巻と四巻の二冊にわたった長編の傑作、正義と災いの英雄世界編がアニメ化されることで注目されている。
英雄世界編は視点が変わり、この世界の平和を守る組織『SOUL』に所属する戦闘員たちが主役となる。
物語を紡ぐ戦闘員は五人。
聖剣エクスカリバーの担い手、朝筆 龍。
魔槍ゲイボルグの使い手、空風 凛。
弓の名手、那須野 夜一。
怪力の斧使い、坂田 金次。
リーダーにして神速の剣士、立花 深雪。
彼らSOULは異界、虚空から現れる虚と呼ばれる化け物と戦っている。
人型の虚兵、動植物の姿をした虚獣、どちらとも似つかない虚神。
これらと戦う日々の中、ある日計器が異常を示す。
その原因を探る中で彼らはストレリチアと出会う。
戦闘員最強の深雪でも一人で倒すのは苦労する虚神を軽々と倒すストレリチア。
神出鬼没ながら虚の被害を抑えていくストレリチア。
彼女の正体は何なのか、なぜ虚と戦うのか、規格外の強さの秘密は?
様々な疑問を解決するためストレリチアとの接触を目指すSOULのメンバー。
しかし、そんなときに虚人を名乗る強敵が現れる。
虚でありながら理性をもって破壊を行う虚人。
そんな彼らを止めるためにSOULはストレリチアと共闘することとなる。
問題は山積みの中、次々と現れる虚人。
果たしてSOULは虚人を倒し世界を救うことができるのか?
そしてストレリチアは何者なのか?
というのが三巻の内容である。
放送が始まった全界を巡る旅二期はまだ三巻の序盤。
キャラクターたちの紹介とSOULの活動が描かれているところである。
序盤とはいえ巻き起こる戦闘シーンは超美麗で見やすく迫力がある。
キャラクターたちも声優の実力のおかげで感情移入しやすい。
話の構成は初見にわかりやすくファンも納得の出来。
すべての要素が満点だった二期は早くもネットの古参ファンを沸かせた。
そして新規ファンであるマヒロも、高ぶって沸きまくっていた。
マヒロは基本はアニメ勢である。
しかし二戸陣作品に限っては先が気になりすぎて我慢できず、原作を先読みしていた。
マヒロはアニメから入った新規勢である。
それでも全旅に限ってはすべて読みつくしたのだ。
だから余計に興奮したし上がった。
大好きなあのキャラが動いてる上にしゃべってる!
それは一期では味を生ことのできなかった二戸陣信者としての感情であった。
そうしてテンションの上がったマヒロは劇中のセリフや技をまねして悦に浸っていた。
「みんな、無理しなくていいよ。だって私がいるもの」
これは限界を超えて戦おうとする仲間に最強の深雪がかけた言葉。
自他ともに認める最強である深雪の自信とそこから与えられる安心感を現す名台詞である。
「レイン!ゲイボルグ!」
これは凛の必殺技である。
天に放ったゲイボルグが無限に増殖し、降り注ぐ魔槍の真骨頂である。
「明鏡止水・一滴」
これは夜一の矢を放つときの精神統一のセリフである。
心は完全に凪、そこに一滴のしずくのように闘気を込めて矢を放つ。
そんなセリフだ。
「動くな、すでにお前は聖剣の錆候補だ」
これは龍が虚人との初戦闘で放ったセリフ。
聖剣に絶対の信頼を持ち、未知の敵にも動じない、そんな龍らしい一言。
「立花流・突牙百式」
これは深雪の最大の手数を誇る技。
神速で動き、百に割れた残像で一斉に敵に突きを放つ突進技。
序盤の強敵、虚神ゼウスを破ったものだ。
「やっっっば、テンション上がってきたwww」
一人部屋の中でセリフを決め顔で言い、ポーズを決めながらキャラクターになり切って遊ぶ成人男性。
それが今繰り広げられている光景の真実である。
正気に戻ったときマヒロはきっと後悔する。
しかし今はあらがえないのだ。
それほどに感情を高ぶらせるのが二戸陣作品なのである。
改めて言いますが短くてすいません。
もうできちゃったのでさっさと更新したかったんです。
今後はもう少し文字数を増やせればと思います。
それでは次回もよろしくお願いします。