任侠ロリその3
書き終わりました。
物語パートがめっちゃ長くなりました。
まあ、面白ければいいんじゃないでしょうか。
というわけでよろしくお願いします。
感想をいただけると嬉しいです。
任侠ロリ最終回。
遂に最終決戦に突入する仁たち鬼龍組とドクターニコラス率いるPSY製造組織。
次々と超能力を発揮する下っ端たち。
それに銃や刀で応戦する組員たち。
お互い一歩も引かず一進一退の攻防が続く中、鬼龍組の幹部たちが動き始める。
怪力で次々と敵を投げ飛ばす健。
大太刀を振り回し敵を端から切り飛ばしていく楓。
二人が戦う一帯の敵が次々と宙を舞う様子はまるで台風が吹き荒れたかのようだった。
幹部たちが動き始めたことで徐々に押し始める鬼龍組。
そんな中相手側の幹部というべきペレネレが動き始める。
「G3システムフル稼働コード黄金巨人起動」
ペレネレが言葉を発すると同時に地面から黄金があふれ出しペレネレを包み込む。
そうして現れたのは今まで見たこともない巨大な黄金の甲冑のだった。
「これ以上好きにはさせません。ここで確実につぶします。
巨人と化したペレネレの前になすすべもなく蹴散らされる組員たち。
それはまるで像対蟻の戦いであった。
しかしその程度では諦めないのが鬼龍組、なぜならまだ仁がいるからだ。
様子を見ていた仁はペレネレに近づくと思いっきり殴りつけた。
思わずたおれてしまうペレネレ。
それを見た仁は言う。
「今までは小さいもの同士、真正面から殴り合えなかったが今なら余裕でぶちかませるぜ!」
大人数を一気に片付けるための巨大化だったが一対一になると失策であると悟ったペレネレ。
それでも今更元に戻っても遅いとも思ったペレネレはそのまま仁との殴り合いに突入する。
「いい加減くたばってください」
「誰が負けるかぁああああああああ!」
二人が殴り合うたびに発生する衝撃波でだれも二人には近づけない。
互いに押し切れない攻防のさなか遂に親玉であるニコラスが動き出す。
ニコラスはペレネレに近づき言った。
「残っ念ながら今回のクリエイティブは失敗デース。次のエクセレントのためここは撤退ヲしまーす」
そういうと後ろに不気味な門を生み出すニコラス。
「ペレネレも一段落したら帰ってくるデース。好きなだけバイオレンスしてくださーい」
「了解しました。ドクターが近くにいたため使えなかった武装を解禁します」
門の中にニコラスが消えるとペレネレの巨大な甲冑から異音が響く。
異音が終わるとペレネレの甲冑はより攻撃的な姿へと変わっていた。
「全武装解除、システムオールグリーン全弾発射」
巨大な甲冑から発射されたのは大量の爆弾や巨大な砲弾。
組員たちはあまりの物量にひとたまりもなく吹き飛ばされていく。
戦場となった廃工場も崩壊していく。
「オヤジ!これ以上はヤバイ!」
「わかってる!さっさと蹴りつけるぞ!」
気合を入れなおした仁、健、楓は最後の一撃を入れようと気を引き締める。
まず楓と仁を健が投げ飛ばす。
投げ飛ばされた空中で楓が大太刀で仁をバットで打つように弾き飛ばす。
そうしてペレネレのいる巨人の頭上に来た仁。
仁は全身全霊の本気の力で思いっきり頭上から殴りつけた。
ガッシャアアアアアアアアアアン
怪音を鳴らし崩れ落ちる巨人。
中からペレネレが飛び出してくる。
「まさかG3システムが破られるとは・・・」
「それじゃあ覚悟はいいよなあ、嬢ちゃん」
「私は負けました。どんな処分も受けましょう」
やっと捕らえたペレネレに詰め寄る鬼龍組の面々。
そうして仁が先頭に立ち拳を振り上げる。
そして仁は拳骨をした。
ゴンッ
「痛い!!」
「ガキが悪いことしたら拳骨一発。昔からそう決まってんだ。本当ならあのクソ男をぶっ飛ばすところだがもう遠くに逃げちまったんだろう。だったら嬢ちゃんに落とし前付けてもらうしかねえがこれで終わりだな」
「確かにドクターはもうこの世界にいませんが拳骨だけでいいんでしょうか?」
「この世界にいないってのはよくわかんねえがいいんだ、ガキが細かいこと気にすんな。それにそのドクターは次見つけたらボコボコにするからな!」
組員たちも笑顔で仁の意見に賛同する。
こうしていつもの日常に戻る鬼龍組。
ペレネレも世界から去り平穏な日常へと戻る。
「って俺、元に戻ってねえじゃねえかああああああああああああああああああ」
任侠ロリ完
シゲルとマサキはむせび泣いた。
そして笑った、完璧な出来のアニメに感謝したのであった。
「やっぱり任侠ロリはおもしろいな!」
「二戸陣作品は最高だよシゲル!」
二人は躍った。
制作陣に対する感謝の舞であった。
「次のアニメ化はなんだっけマサキ」
「次は全旅の二期だよ。今から楽しみでたまらないよ!」
評価やブックマークもうれしくてモチベ上がるけどやっぱり感想が一番うれしいです。
そんなわけで今回も読了ありがとうございます。
まあ、感想やブックマークがなくても完結までは書き続けるつもりですけどね。
それでは次回もよろしくお願いします。