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●ホノオとカゲロウ

長い月日が過ぎ、カゲロウのことを少しずつ皆が忘れだしたころ。


コクテンがホノオの隣に座り言いました。


「カゲロウが地底に行き随分過ぎたな」


「えぇ…」


「俺はカゲロウの瞳が怖かった。

 まるで何もかも見透かしているような、

 あの瞳がな」


「…」


「水差しを割ったといって殴った。

 あれは…

 俺が自分で割ったものだったんだ」


「……」


「ホノオは…。

 何故…。

 何故一度もカゲロウを

 庇ってやらなかったんだ?」


コクテンの言葉に

ホノオは驚き、

そして叫びだしたくなりました。


しかし、内心の荒れ狂う嵐を押さえつけ平静を装い、冷ややかに言ったのでした。


「過ちを犯したならば、

 それに見合う罰を受けるのは

 当たり前のことでありませんか?」

 

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