素直?
「ごめんなさい」のむずかしさ
を書いて言い訳してみる。
謝罪を『負け』だと感じるのは、自分が悪いと自覚しているから。
謝罪を『負け』だと感じるのは、相手が悪いと決めつけているから。
さあ、どっち?
「ただいまぁ」
家に帰ってリビングにある自分用の椅子を見ると、その上には姉のモノが乗っている。
テキストだったり
ノートだったり
ペンタブだったり
筆箱だったり
脱いだ服だったり
ヘッドフォンだったり
ファイルだったり
兎に角何かが乗っている。
それを見た私はいつも言う。
「やめてって何時も言ってるじゃん。ここは私の席なんだから!」
だけど、逆の日もある。
私が隣の姉の席にモノを置きっぱなしにして、怒られるとき。
そのとき私はいつも言う。
「私が何時も嫌だって言うのわかった?おねーちゃんも同じことしてるんだよ」
やめてって言うけど、おねーちゃんはどうなの?って。
結局のところ、お互い様で。
馬鹿みたいだとはわかっている。
だって、置かれたのが嫌だったのは私も同じ。
同じ思いをさせてしまったんだから、先ず私は謝るべきだ。
「ああもう!何なの!?」
私がモノを置きっぱなしにたせいで姉がそう言うとき、私は口で反発しながら、頭では別の会話をしている。
『(まだ帰ってこないから良いやって思ってた。何時もされると嫌なのは私も同じだから、おねーちゃんも嫌だってわかってるけど、横に椅子があるとついモノを置いちゃって…)ごめん、すぐ片付ける』
なんて、素直に謝れたなら、いいのになぁ。




