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-Destiny Gate Online-  作者: 赤砂糖
-Prologue-
1/26


俺の視界の端にある生命線が黄色に変わった。

 この事をゲーム的に言うなら、HPが後半分以下になったと言うべきだろう。

 そして現実的に言うなら、後半分喰らったら俺は死ぬ。

 普通ならこの時点で逃げ出すのだが──

 背後に崖。

 一言で言うなら絶対絶命なのだろうか──?

 そんな感覚とは親しみすぎてもう友達と言っても過言ではないだろう。

 その事実を再認識して目の前の敵に刃を向け直す。

 〈ストロングベアー〉安直な名前だが、その名前の通り凄まじく強い。

 Lvは五十三でLv三十の俺が太刀打ちできる代物ではない。

 でも、俺が見つけた時のコイツはHPがレッドゾーンだったので思わず攻撃を仕掛けてしまった。

 それからは逃亡劇の始まり。

 ──結局はこんな所に追い詰められた形になった。

 逃げる時にちまちまとヒット&アウェイ戦法をしたので敵ももう少しで倒せるだろう。

 ──次で決める

 俺は得意技の居合いの構えを取りじりじりと間合いを調整する。

 ストロングベアーもそれを悟ったのか、立ち上がってレッサーパンダのようなポーズをとる。

 畜生。可愛いじゃねぇか……。

 そんな感情は押し殺し──足を踏みきった。

 ストンと一瞬だけ音を立て──ストロングベアーを断つ。

 するとストロングベアーの赤色だったHPバーは消滅した。

 それはストロングベアーの消滅を意味する。

 それを見た俺は刀を鞘に納める。

 ポンっと小刻みよく三回程レベルアップの音が頭に響く。

 余程、経験地が高く入ったようだ。

 二十三のレベル差だから、まぁ普通なのだろう。

 集中力は流石に使い果たしたので、今日はも休もう。

 俺はストロングベアーのアイテムドロップを回収して拠点に戻る事にした……。


  あの日から一体どれくらいの時間が経ったのだろう。


 VRMMO《Destiny Gate Online》の開始された日から、終わりは始まった。

どうも赤砂糖です。趣味で書いてたものを気が向いたので投稿してみました。文章が稚拙かもしれませんが、一生懸命書きますのでよかったら誤字脱字感想頂けたら嬉しいです。また、VRMMOデスゲーム脱出不可能ものなので二番煎じ感は否めませんがなにとぞよろしくお願いします。

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