第6話 生産準備
《新しく異能系スキル<影触手Lv1>を習得しました》
《新しく異能系スキル<影防御Lv1>を習得しました》
あのスケルトンを倒してからも同じく影での攻撃に慣れる為に影系のスキルを中心に戦っていたらこの2つのスキルを習得した。取りあえず効果はスキル名そのままでシンプルな効果だが、それでも結構使えるスキルだった。それに加えて攻撃能力も上がって、今じゃ完全にメインウェポンの仲間入りだった。
それでスケルトンの上位種であるスケルトンアーチャーやスケルトンメイジとかの上位種に加えてゾンビの方も不死身のスキル以外特に言う事は無い下位種のゾンビも混じっているが、グールやゾンビナイトとかの上位種も混じっていて、かなり厄介な魔物たちしかいなかった。
それからもゾンビやスケルトンと多数戦闘になりながらも勝利を収めて、俺自身もかなり強くなったなと思いながらSP欄を見て戦闘に飽きたという感情を紛らわしていた。まぁ私自身戦闘に快楽を見出す様な戦闘狂じゃあるまいし、こう何度も戦闘になったら飽きてきたのだ。
そして入口付近の方の小屋でSPでの習得可能スキル欄を確認していった。それに加えて目についたのが影系スキルで、今私が習得しているスキル以外にも<影剣><影同化><影移動>とかのスキルがあった。それらのスキルもいずれ習得したいなと思いながら他のスキルも見てみると消費1でも結構使えそうなスキルが有るもんだなと思っていた。
《新しく肉体系スキル<牙Lv1>を習得しました》
《新しく肉体系スキル<血Lv1>を習得しました》
《残りSPが47に減少しました》
この2つのスキルは単純に始祖の血族って言う位だからこの位のスキルは習得しないとダメだろ的な完全にノリと勢いで習得したスキルだ。まぁそれをして余りある程SPがあるし少しくらいこんな使い方しても大丈夫だよねとか考えながら戦闘を熟していった。
《スキル<影知覚Lv9>が<影知覚Lv10>に上昇しました》
《スキル<影操作Lv9>が<影操作Lv10>に上昇しました》
《スキル<影操作Lv10>を習得した事により新しく異能系スキル<影支配Lv1>を派生習得しました》
《スキル<影知覚Lv10>を習得した事により新しく異能系スキル<知覚強化Lv1>を派生習得しました》
《初回スキルアップボーナスによりSPを10取得しました》
《スキルアップボーナスよりSPを5取得しました》
どんどん影系スキル特化になって行くなと感じながらあれから強化さてた今の自分のステータスを鑑定してみる。
名前 シリウス・シャッテン・クロフィーナ
種族 シャドウゾンビ
スキル
種族系スキル
影体Lv1.
肉体系スキル
牙Lv1.血Lv1
異能系スキル
体力微回復Lv2.鑑定Lv1.感覚補強Lv5.記憶強化Lv2影知覚Lv10.影操作Lv10.影支配Lv1.影補強Lv7.影捕縛Lv4.影触手Lv2.影防御Lv2.解読Lv2.並列思考Lv1.知覚強化Lv1
戦闘系スキル
体術Lv8.格闘Lv6.殴打Lv5.隠密Lv2.消音Lv2.拳闘Lv4.脚闘Lv3
魔力系スキル
魔力感知Lv6.魔力操作Lv4.肉体保護Lv1
生産系スキル
加工Lv1.解体Lv1
耐性系スキル
神聖脆弱Lv10.聖銀脆弱Lv10.陽光脆弱Lv10.恐怖耐性Lv1.魂魄耐性Lv1.苦痛耐性Lv1
SP 62
称号
<始祖の血族><悪逆なる神の加護><蛮勇者>
兎にも角にも言う事は、影系スキルが2つスキルレベルカンストしたと言う事と、そのお陰でどんどん影系スキル特化になって行きそうだなとか思いながら、それからも戦闘を続けながら第3層をクリアしていった。
「クリアしてから改めて考えてみると第3層はまぁまぁ強い個体ばっかりだったが、結局それだけなんだよなぁ」
そんな事を思いながら、迷宮の第4層へ向かう階段を見つけて一度覗いてみると、正直に言ってとんでもない化物共の巣窟だった、第3層までは正直な所個々の戦闘能力でのごり押しといったイメージで、各々が協力しているとは言えなかったが、この階層ではゾンビやスケルトンが協力して何時でも敵を発見できるように組んでいた。
私は冷静に第4階層から退散して、第3階層で狩りをしながらスキルを鍛える事にしていたが、そう言えばあの結界って今の種族ならどうなんだ?と思い立って急遽迷宮の外の墓地に降り立って、墓地の入口に行ってみてから、結界に触れてみると、これまでの様にすぐに弾き飛ばされる事は無かったが、それでも多分もう1回か2回進化したらこの結界は敗れるんじゃないだろうかと思いながら、直ぐに第3階層に戻った。
それからも戦闘を熟していたが、徐々に限界を感じるようになってきた。それは純粋なステータス不足と言う事も有るが、何と言っても魔力量不足だった。まぁ進化した事で大幅に増えたが、戦闘で影系スキルを積極的に使うようになって、魔力量が少なく感じてきたのだ。
「困ったときの掲示板~」
そんな墓場の雰囲気とはまるで違う間の抜けた声を上げながら最初から備え付けの機能である掲示板機能を使って魔力量の増加方法を調べてみる事にした。
そうして探していくと魔力量を増やす方法に魔溜石を直接摂取すると言う方法が有って、そんな手段がるならこれまでの石も拐取すれば良かったなぁ~とか思いながら第3層で魔溜石集めを始めた。
それから幾匹かスケルトン系の魔物やゾンビ系の魔物を倒して、その体から出てくる魔溜石を直接飲み込んでみたら、本当に魔力量が増えていて、集めた魔溜石を全部摂取したら、私の魔力量は3倍に増えた。
まぁ元が低いから相対的に増えて見えるだけだと思いながら、他のスキルを色々見てみると、本当に星の数ほどのスキルがあるんだなと思い知らされる。例えば<気力>と言うスキルは、近接戦闘系のスキル習得者の結構な数が習得しているスキルらしくて、内部ステータスに新たに気力の概念を生み出す異能系スキルで、武器の切れ味や単純なダメージ上昇が見込めるスキルらしい。
まぁ今の私にはあんまり関係ないスキルだったりする。しょうがないと言えばしょうがないのだが、今の私のメインウェポンは影系スキルで、それ以外にも接近されたときに格闘戦と言った感じで、格闘戦を強化するスキルを習得してもあんまり旨味が無さそうなのだ。
正直そもそものスキルの数が膨大過ぎて、扱いきれないと言った事情もあるのだが、そもそも今欲しいのは単純に多数の敵と戦えるだけの物量で、決して1対1の戦いを強化するスキルじゃないのだ。
そんな感じの事を色々考えながらどんなスキルを習得していくか色々見ていたが、良さそうなスキルを見つけて、それを習得してみる事にした。
《新たに肉体系スキル<爪Lv1>を習得しました》
《新たに異能系スキル<硬化Lv1>を習得しました》
これらのスキルを習得してから、これから生産の方面にも手を出していくかね。と思いながら素材の為に先ずはゾンビやスケルトンを倒す事にした。