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Ground World Online ~世界に轟く吸血鬼の怨嗟~  作者: 半目真鱈
第ニ章 未熟な覇道

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第14話 アビリティスキル

それから町の方に繰り出そうと思ったが、元ゴブリンどもが町を知ってるはずも無く、私は数日間この森をさまよう羽目になった。そうして当初歩いていた方角とは反対の方に町があって若干絶望しかけたが、何とか町の外縁をぐるりと覆っている大壁を目にして、私は若干目に涙を浮かべながら町の衛兵に話しかけた。


「おい嬢ちゃんどうしたんだそんなボロボロで、と言うかアンタ禁忌領域から出ただろ、どういう事だ?」


それに私は正直に自分がプレイヤーである事を説明したら衛兵の人は「あぁ異界人なのかなら仕方ねぇな」と言って普通に入れて、その上私が一文無しだと気づくと、冒険者組合に行って依頼を受ければ良いと教えてくれた。


それから普通に町に入れて、その後は冒険者組合に行って先ずは組合員登録をしなさいって言われて、登録したがその間テンプレ子悪党とかは出てこなくて、普通に何もなく登録が終了した。


「それでは最後に説明をさせて貰いますがお時間は宜しいですか?もしもお時間が無いようでしたらこの組合書を差し上げますがどうされますか?」


「あぁ~時間が無いから本が欲しいんだけど良いかな?」


「了解しましたそれでは良い冒険者ライフを」


そんな感じで会話は終了して、私は今路地裏で貰った本を読んでいた。


それによると冒険者は基本的にG.F.E.D.C.B.A.Sの8ランクに分かれていて、今の私は初心者のGランクだ。そしてランクの分類はこんな感じになっていた。


G・町の中の下水掃除やお手伝い等の安全な依頼しか受けられない初心者ランク

F・町の外での薬草採取等の依頼も受けられる初心者ランク

E・スライムやゴブリン等の魔物討伐の依頼が受けられる初心者ランク

D・迷宮系の依頼を受けられるようになる中級者ランク

C・このランクで一人前になって、組合からの重要度の高い依頼も受けられる中級者ランク

B・異常事態の時に冒険者を率いる事も出来る上級者ランク

A・単体の戦力自体も非常に高く組合からの絶大な信頼を勝ち得ている人物がなれる上級者ランク

S・このランクの者は単体の戦闘能力や一芸に秀でている等の者がなるランクで、その重要度は一国と同等と言える

SS・あらゆる意味で計測不可能域の人物がなるランク


と言った感じで、SSランクはなれないにしてもBランクまでは上げたいなとか思いながら図書館に行って魔法文字についての勉強と周辺地図が無いか探してみる事にして、それから色々な本を読み進めた結果この周辺には幾つか迷宮が有るが、それらは全て人間の手が入っているしそれに手を出したら面倒くさそうな事態に発展しかねないと言う事で、迷宮支配計画については保留にしていた。


あれから色々な本を読んで私自身このゲームについて色々知れたけど、そんな中でもトップクラスで意味不な存在が悪逆天神の存在だった。初めに私をこの世界に降り立つためのアバター作成を請け負って、その後は音沙汰なしそしてやっとその足跡を感じさせるエルダーリッチは、悪逆天神の信徒で自らの力も理性も捧げる程に信仰していた。


そしてとある本では悪魔を率いて世界を滅ぼしかけるが、聖浄天神によって滅されて魔界で封印されてるとか、悪魔族の王と相打ちになって滅びたとか書かれ過ぎて、どれが本物か分からなくなった。


「そして肝心の本人は聖浄天神に負けたと言っていた」


まぁこれは横に置いといて、取りあえずある程度の魔法文字は覚えれたしその上に生産系が役に立つ時が来たと嬉しく思いながら迷宮に帰って、その道中で半死鬼の様子も一度見てから迷宮に帰った。


その後は迷宮の最奥で新しい魔法の製作に当てた。何せまだ噂レベルだがそろそろ大会が迫っているらしいのだ。確か第1回のイベントが初心者同士強く成りましょうね的なイベントで、第2回が生産系の交流会とかだった気がする。


そして栄えある第3回イベントは思いっきり戦闘系で、私自身も参戦するつもりだ。そしてその為に必要な事は、第1に魔力量の増加で第2が魔法関係の強化そして第3がスキルの強化だ。


その内の魔力量の強化に関しては問題なく、取りあえず迷宮に1層だけ作って、今の私だったら余裕で勝てる程度の魔物を自動ポップ状態にして、それを延々狩り続けると言う手法で魔溜石を荒稼ぎして、それを摂取して魔力量を増やすと言う作業を何日か続けて、魔力量は元の何倍にもなった、


それから魔法の方に関しては、現状は無道魔法と外道魔法そして結界魔法を鍛える事にして、それ以外は文字スキルを習得するに留まっていた。因みにスキル強化の方については結構捗っていて、格闘のスキルが進化したのと、新しく戦闘系スキルの<貫手>と言うスキルを習得した位だ。


それ以外はスキル関係はあんまり成長していなくて、これからどういう風に成長していこうか若干迷っていた。私としては、魔法系も良いけど折角なら近接系もやってみたいって言う事で、アビリティスキルを覚えてみようかと思った。


アビリティスキルとはまぁ簡単に言うと、通常のスキルとは違う亜種スキル?的な物で、魔力を消費する事で技を発動させたり特定のスキルを強化補助するスキルだったりする。その内剣術と格闘系のアビリティスキルの方については習得自体は可能なレベルにまで上がっているのだ。


まぁそのアビリティスキルを習得するためには、魔力を込めた拳や剣で対応する動きをしないと行けなくて、単純に今までそんなに必要性を感じていなかったのと、魔法やスキルを発動するに至って、魔力を使うからあんまりそれ以外で魔力を使いたくなかったって言うのが本音で、今までアビリティスキルを習得しようとは思っていなかった。


因みにアビリティスキルの存在自体はエルダーリッチに出会った頃にはもう知ってたけど、あの時はまだ魔力量の余裕が無かったからスルーしていたけど、今だったら余裕を持って使える気がしたから習得する事にした。


「先ずは格闘系を試してみるか?」


《新しくアビリティスキル<正拳突きLv1>を習得しました》

《新しくアビリティスキル<双拳撃Lv1>を習得しました》

《新しくアビリティスキル<裂地拳Lv1>を習得しました》


一応私が思い浮かぶ範囲のアビリティスキルは習得出来たが、こういうのは専門の書物を読まないと行けないなって思いながら、町の図書館に行って本を探した。


それから色々なアビリティスキルについて知れて、例えば特定のスキルを併用する事で習得出来るアビリティスキルもあるんだと知れて、結構面白そうな仕様だなって思いながら本を読んでいた。


それから読書を終わらせて、試しにと組合で依頼を受けてみる事にした。


そうして組合に行ってGランクが受けれる依頼を見てみたら、家の掃除やら看板の張替えの手伝いやら所謂雑用しか無かったけど、その中で下水道の掃除の依頼が有って、私は面白そうだと思ってその依頼を受けた。


それから組合で渡された掃除用具を持って下水道に入っていくと、そこはトンデモナイ悪臭が立ち込める正に悪夢のような場所だった。これなら迷宮のアンデットどもから発せられる腐臭の方がマシだなとか思いながら掃除を開始した。


《新しく異能系スキル<暗視Lv1>を習得しました》

《新しく耐性系スキル<悪臭耐性Lv1>を習得しました》

《新しく異能系スキル<掃除Lv1>を習得しました》


それらのスキルを一気に習得して、その後も病気耐性とか汚染耐性とかのスキルを習得しながら掃除を続けて、その後良い所まで行ったなと思って、そのまま組合に報告して、報酬である1500パラを貰って、その後迷宮の方に帰った。



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