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Ground World Online ~世界に轟く吸血鬼の怨嗟~  作者: 半目真鱈
第ニ章 未熟な覇道

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第11話 大進化

迷宮の主 条件・迷宮を支配した者に送られる称号

     効果・迷宮の主を一段階進化させることが可能になる


あれから取りあえず進化云々については、一旦保留として、称号の方を鑑定してみたらとても嬉しい事が書かれていた。まぁ正直な所このゲームは進化する方法とかが、分かりにく過ぎると言っても過言ではない。例えば私がやった事のある他のゲームでは、種族レベルを上げるだとか、特定の称号を取得や特定のクエストを受けると、進化できるとかの親切な物ばかりだが、このゲームに至ってはどうやって進化の音声が流れるのか分からないのだ。


そうして改めて私が進化可能になる種族がこれらだった。


マジックハイゾンビ・魔法を扱う事の出来る高位のゾンビ


ハイゾンビソルジャー・近接戦闘に優れた高位のゾンビ


ブラッドハイゾンビ・血液の扱いにたけた高位のゾンビ


グール・吸血鬼の成り損ないの種族


この中で普通なら上の3つを選ぶのが正解何だろうが私の場合は少し違うこのグールこそが私が進化すべき種族なのだと言う事が分かった。


《種族<シャドウゾンビ>が新たに種族<グール>に進化します》

《新たに種族系スキル<感染Lv1>を習得しました》

《条件を達成した事によりスキル<牙Lv1>と<血Lv10>が統合された事により新たに種族系スキル<吸血牙Lv1>を習得しました》

《新たに異能系スキル<再生Lv1>を習得しました》

《進化ボーナスによりSPを10取得しました》

《以上で進化を完了します》

《条件を達成した事により個体名アイシス・テルメシアの進化が可能です》

《進化を実行いたしますか?Yes/Yes》


新たに進化してから秒でまた進化が可能になったと言う事で、その事を改めて鑑定してみると今度こそ吸血鬼に慣れるのだと確信した。


幼体吸血鬼・吸血鬼の中でも幼体でありあらゆる面で能力にデバフが掛けられている


まぁ正直に言おうイエスしか選択肢がねぇじゃないかと叫びたくなる気持ちをオフにして、取りあえず進化を開始する。


《種族<グール>が新たに種族<幼体吸血鬼>に進化しました》

《新たに異能系スキル<威圧Lv1>を習得しました》

《進化ボーナスによりSPを10取得しました》


と言う感じで進化が終わってから今度は迷宮の方に目をやりながらあの正二十面体の物体の鑑定情報を反芻していた。


名前 極大迷宮核

分類 神具

品質 神級

説明 本来なら100階層クラスの迷宮が製作可能だが、何らかの異常消費により第7階層をフラットに作るだけの魔力しか融通されていない


うん…この説明欄の異常消費ってのが、何なのか未だに分からないんだけど、それはもう完全に変更不可能な事象と言う事で、諦めて迷宮の改装を始めてみる事にする。と言うよりもこの迷宮さっさと改築しないと、この迷宮の存続にかかわる事態になるらしい。


あれから約1週間私は色々調べてみたが、前任のエルダーリッチが弱すぎると言う事態に落ち着いた。まぁ私にとってはかなりの強敵だったが、本来エルダーリッチって種族は、あらゆる魔法に精通している賢者然とした魔物であり、その知性だけでも警戒対象と言った感じの魔物らしいが、私が戦ったのは完全に本能で戦って言う野生の魔物だ。


それと迷宮管理のスキルの機能の一つ迷宮ログの機能に、あのエルダーリッチの情報が残っていた。そこには、エルダーリッチは敬虔な悪逆天神の信徒で、この迷宮が猛威を振るっていた時代に単身で100層を攻略して、その迷宮を支配しその改装を大きく6層まで減らして魔物の召喚魔力も含めて7階層分を残して、それ以外は全て悪逆天神の回復に捧げて、自分のスキルも理性も何もかもを捧げたらしい。


そうして余談になるが、このエルダーリッチが迷宮を攻略している最中に封印が敷かれたとかの情報が有った。


「くだらな過ぎて私には理解できそうにないな」


そんな事を呟きながら封印の方を見てみると、これまでの様子が嘘の様に強固になっていて、正直敗れそうになかった。これもエルダーリッチが封印に抵抗していたのか?とか思いながらこの封印どうしよっかなぁとか思いながら眺めていたが、もうどうしようもなく諦めて迷宮管理の方に興味を向けた。


もうこの際迷宮の防衛は全部封印に任せて、階層は全部オミットしよう。そして魔物も湧かないようにしようそうしたら魔力に余裕が出来るしその魔力を使って、ナニカ面白い事でも出来なかなぁって思いながら作業を続けた。


そんな事を思いながら迷宮管理を色々見ていると、本当に手広い事が出来るんだなって感心していた。まぁ例を上げると、魔物召喚での単純な手駒に加えて、迷宮を広げる事で、拠点にしたりそれ以外にも迷宮の構造を変化させて、植物生い茂る空間にしたりと色々出来るらしく、私は迷宮管理のスキルをボケーッとしながら眺めていた。


「って言うかそれ以上に封印だよなぁ正直な所。だってあれ如何にかしないと私このままここでボッチだし」


そんな事を思いながら取りあえず封印の構成術式でも確認するかなとか思いながら観察していたが、まぁ分からんと言う言葉しか出ん位にマジで分からないレベルの代物だった。


まぁ元は100層の迷宮を封印するための代物だし、こんなに強固なのは知ってるけど正直これマジでどうしようもないんだけど、どうすれば良いの?


とか思いながら最早こうするしか道は無いなって思いながら、封印魔法の構成術式を読み取る作業をリアル日数で1カ月掛けて漸くごく一部を理解することが出来た。


その読み取った結果を端的に言うとこの封印を解除する事は不可能だった。どうやらこの封印のリソースはこの迷宮を核にしてるらしく、あの異常消費の一部はこれに持っていかれている風だった。それに加えて、この封印から出入りする事は例外を除いて不可能だと言うことが分かった。


「因みにその例外と言うのが、この私が習得している迷宮管理のスキルで、これのスキルで封印魔法の一部に干渉して、何とか私だけ通れるように改造できる…かも知れない。」


それから早速色々試してみたら本当に出来て、何とか私だけはこの迷宮を囲んでいる封印を突破する事が出来た。



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