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紹介するレジ機能 その46:逃げるならしっかり逃げよう。中途半端に逃げたら大体捕まる説。

お城から受けた要望がちゃんと解決できたか確認作業を始める。

問題なく処理できているか気になるが、柳瀬はこの世界から来て1度も洋服を着替えてない…。

酒場の要望が無事に終わり、お城に向かい始めた。

お城に戻って酒場の売上データが無事に飛んでいるか確認をおこなうのと、勘定科目に仕分けされているか確認の作業があった。

更に、今回追加した酒税対応したデータも飛んでいるか確認する必要があった。

たくさん確認することがあるが、この件が終われば自由に動ける可能性があったので柳瀬は張り切っていた。

やりたいことは2つある。

1つは自分が居た世界に戻ること。

もう1つは魔王に仕返しするために、魔王の魔力脱却するためのサーバー構築だった。

今依頼されている要望を全て終わらせないと動けないので早めに切り上げたかった。

柳瀬とリンリンはお城に到着した。


「さて、経理のところにいきスイレジからのデータを確認しに行きましょう」

「リンリンさんも一緒に来てください」

「スイレジからデータが飛んでなかったら魔力が原因の可能性が高いので」


お城の経理の部屋に出向き、担当者と話した。


「酒屋でスイレジを導入して数日稼働させましたがデータはちゃんと飛んでますか?」


経理は嬉しそうに返事をしてくれた。


「はい!ちゃんとデータは届いております」

「仕事がやりやすくて助かっています」

「1店舗でこの結果なので、この村で全てのスイレジを導入したら我々はもっと助かります」


柳瀬が思っていた以上に喜んでくれた。

これで経理の要望は全て解決できたと思って安心した。


「リンリンさん、これでこの村の要望を全部終えましたね」

「我々はこの後の予定はありますか?」

「もしなければ少し自由な時間が欲しいのですが」


リンリンは柳瀬がずっと働き続けているのを知っていたので休憩が必要だと考えていた。


「そうですね」

「全く休んでいなかったので、ここで少し休息をしましょう」

「魔王様には私から話しておきます」


柳瀬はこの世界に来て初めて休息を手に入れた。

更に王様から報酬としていくらかお金を頂いた。


「リンリンさん、ありがとうございます」

「この世界に来て休んでいなかったので、少しゆっくりします」

「そう言えば、前の世界からずっと同じ服を着ていたので、そろそろこの世界に合わせた服装に着替えようかな」

「汚れているので洋服屋さんに行ってきます」


柳瀬はお城を出て、洋服屋さんに出向いた。

そこでおこなわれていたのがSALEイベントだった。

なんでも決算セールと書かれていた。


「え〜普段の値段より安く買えるってラッキー」

「この村にも決算が存在していたんだ…」

「どの世界でも決算前は在庫抱えたくないし、少しでも売上数字を上げたいよね」

「自分に合う服あるかな」


上機嫌でお店に入って行った。

しかしそこには見慣れた人物がそこにいた。

大量にカゴの中に洋服を入れてレジ会計をおこなっていた背の高い人物。

そして見た目がものすごく怖い雰囲気の魔王だった。


「うわ〜なんで魔王がここにいるの〜」

「このお店で魔王に似合う洋服売っているのかな」

「それより、なんか嫌な予感がするからお店から逃げた方がいい…」


柳瀬が危険を感じ取ってお店から出る手前で事件が起きた!!


「なんでこうなった〜〜」

「いったいどうなっているだ!!」


レジからものすごい大きな声が聞こえてきた。

それは魔王が店全体に響く声で怒っていた。

その声を聞いた柳瀬がレジの方を向いた。


「なんだ?なんだ?」

「なんであんな大きな声出しているんだ?」

「あ!!」


柳瀬と魔王の目が合った。


「お〜柳瀬ではないか!!」

「こんなところで何をしている?」

「いいところにいるな」


柳瀬のやな予感が的中した。

魔王が棚瀬に近づき話してきた。


「今回購入する商品が全てセール価格で買えるはずなのに、定価でレジ処理されているぞ」

「これでは私が多くお金を支払ってしまう」

「このミスを改善させるためにスイレジを導入せよ」


また魔王が柳瀬に無茶振りをしてきた。


「え〜〜〜〜」

「販売する商品をセール価格に対応しろって無茶言うなよ…」

「初めての休息なのに、すぐにこの店で働かなきゃだめなんだ…」


たまたま入った洋服屋さんで魔王と出会い、新しい仕事を振られる柳瀬。

果たしてスイレジにセール対応ができるレジにアップデートが可能なのか。

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