紹介するレジ機能 その39:世間は思ったより狭いと感じる時が増えた。歳のせいかな…。
魔王に飛ばされた時に訪問したお店に再度行くことになるとは思ってなかった。
いろいろと不安を抱えつつアップデートしたスイレジで検証しにいくが果たしてうまくいくのか。
お城の経理が指定したお店に向かう柳瀬とリンリン。
もしかしたら身に覚えのあるお店かもしれないと思いつつ向かう。
ここで柳瀬の心配が2つあった。
1つは自分が魔王に仕返しするためにサーバーの話やこの世界の生活環境を詳しく聞いていたので、その行動がリンリンにバレるのが怖かった。
魔王に仕返しするのにリンリンの協力は必須になるが、今の段階でリンリンに知られると非常にまずい。
まだ勝算が無いので、リンリンがこちら側に協力してくれる保証がどこにもない。
さらに、魔王にバレるのが一番危険だ。
2つは支払いがちゃんと済まされているかだ。
お城の人に支払ってもらう手配していたが、少し心配になってきた。
支払いを依頼したがそこまで時間が経ってないので、お城の兵士がお金を届けに来たか不安だった。
そうこうしている間にお店に着いた。
そのお店は、まさに柳瀬とチャーリーが出会ったお店だった。
少し不安がありつつお店に入る。
「すみません」
「王様から依頼でこのお店に来ました」
「スイレジを作っているものです」
亭主と目が合うなりこちら側に走ってきた。
「こら〜食い逃げドロボー!!」
「この前の支払いがまだされていないぞ!!」
柳瀬が不安していたことが的中した。
お城のものに支払う手配をしていたがまだ支払われてなかった。
「あれ〜やっぱり支払われてなかったのね〜」
「すみません、今支払います」
「リンリンさん、ここ立て替えてもらってもいいですか?」
「その間にスイレジを設置する準備をするのでお願いしますね」
そう言って柳瀬はリンリンに丸投げして亭主の元を離れた…。
「さてさてスイレジの準備をしよう」
「たまたま今回のアップデートで作った機能で『入金機能』をすぐに使うと思ってもみなかった」
「前回の自分の支払いを「ツケ』にしているので、その支払いを今日払う」
「そのツケを通常のに売上で計上すると今日の売上になる」
「前回の飲み代が、その日の売上に計上されているので、今日の売上として計上すると2重売上になる」
「だからと言って、前回のツケの分と今日入ったお金を『その人の記憶』で処理することができるが、このお金はいつのお金かわからなくなるミスが発生しやすい」
「2重で売り上げ処理をすると、必ず経費の売上数字と手元の現金がずれる」
「さらに売上から税金を計算するので2重で売上を上げると多くの税金が発生する」
「なので2重売り上げは『現金の差異』と『税金の割増』のダブルパンチを浴びる」
「それを解消できるのが入金機能になる」
その2重のダブルパンチを解決してくれるのが科目分けになる。
レジはたくさんのお金が集約されている。
そのお金をしっかりと科目に分けて管理を行えば業務処理が楽になる。
今日のツケの金額を『売上』で計上するのではなく、今回アップデートして作った『入金』で計上する。
(例)前回の飲み代としてツケの5,000円を支払った。
今日の営業が終わってレジに入っている金額が105,000円だった。
その金額に対して科目別で仕分けすると『お釣り用の準備金』と『売上金額』と『入金』に仕分けできる。
お釣り用の準備金:30,000円
お店の売上:70,000円
入金:5,000円
この様に科目で仕分けして、科目別データを経理に計上すれば作業が楽で2重のダブルパンチが発生しない。
クラウドだとリアルタイムで確認することができるが、経理が欲しいデータは1日の営業が終わったお金の金額。
そのお金に対して、どの様に科目で仕分けされているかが重要だ。
1日1回、営業後のデータを飛ばせば問題なく、そのデータを蓄積して分析できれば問題ない。
そのため、クラウドに頼らずレンタルサーバーでも十分問題ないことが証明された。
また新たに柳瀬の仕返しが1歩近づいてきた。
そしてスイレジも設置が完了した。




