紹介するレジ機能 その32:郷に入っては郷に従えって考えた人は空気読める人が考えたよね。
人間界で必要な科目がわかったので、その科目を作ることに。
しかしスイレジもできて間もないので足りない項目がいくつか見つかる…。
まだまだアップデートする内容が多くて苦戦する柳瀬。
スイレジから出力できるデータ形式がわかった。
経理が扱うソフトがExcelと分かり『CSV』で処理が可能なため、そのデータ形式を作ることにした。
出力するデータ形式が確定したので、次に項目を決める。
出力する項目を経理の要望に合わせてあげれば完成となるので、経理の仕事場を訪れることにした。
「ここが経理の作業部屋ですか」
「思ったより大きいですね」
「それでは税金を管理しているExcelのソフトを触ってもいいですか?」
「さらに、計算式と計算が完了したデータも1・2社ほど見せて頂きたいです」
今までの流れを確認するために、人間界のやり方と計算方法の確認をおこなった。
その内容を元に出力する項目をあぶり出し、今のスイレジから出せる項目がこれだ。
会社ID(会社をIDで管理する)
店舗名(屋号)
日付(売上日)
総売上(全ての売上)
純売上(原価や出金を除いた売上金額)
純売上(税抜)
- 対象額(消費税のみの金額)
原価(材料費)
粗利益(利益 ÷ 売上 × 100)
取引数(レジ決済した回数)
販売点数(販売した商品数)
返品点数(返品した商品数)
返品金額(返した金額)
客数(購入してくれたお客さんの数)
客単価(売上÷客数)
今のところスイレジに備わっている機能から出力できる項目一覧ができた。
更に、この項目の配列を自由に並び替えれる機能も搭載してあげた。
それにより、他の村でスイレジを使う際に、項目の順番が村によって違ったら1から作成する必要がある。
しかし、配列を自由に変更できれば、いろんな村で対応が可能となり、迅速な対応も簡単となる。
ここまで気遣いをしつつ項目を作成してみたが、経理から新たに要望を告げられた。
「あの〜柳瀬さんすみません」
「いろいろと作って頂いて申し訳ないんですけど…」
ものすごく申し訳なさそうに話す経理。
さすがに柳瀬も無視できず返事する。
「どうしました?」
「言いたいことがあれば遠慮なく言ってくださいね」
そう言って経理がいくつか要望を伝えてきた。
その要望がすごかった…。
それは出力できる科目の追加だった。
その内容がこちら。
釣銭準備金
現金売上
クレジット売上
その他売上
- 売掛金
預かり金
入金
出金
売上対象外金額
- 現金
銀行預入済金
現金過不足
銀行預入金
繰越準備金
「こちらの科目も足していただくことは可能でしょうか?」
この量はさすがに柳瀬もドン引きした…。
しかし元の世界でレジを販売していた時はもっと科目があったので断ることができなかった。
なぜなら、その項目が必要科目であり、何に使うかは柳瀬は把握していたからだ。
「まさかこの量を自分が作ることになるとは思ってもみなかった…」
「できたらこの科目たちは無視したかった…」
「けど、自分でも忘れている科目があるので、経理の人に使う用途を確認しないと」
今回のアップデートはかなりの量になる。
今までアップデートに協力していたリンリンは『これはヤバいな!!』っと感じていたので、余り近づこうとはしなかった。
そう!リンリンは遠くで髭をジョリジョリ剃って見つめているだけだった…。




