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紹介するレジ機能 その31:どの世界でも悩む壁はどれも同じ。その解決策は先輩に聞いたほうが効率が良い。

初めて人間界に行くことができるので心躍る。

この世界で人間と接することが少なかったので、久しぶりに人間と会える。

さらに、自分の住んでいた人間界にも戻れる可能性があるので、早く魔界から出たい。

人間界に向かう機会ができたので楽しみが広がる柳瀬。

この世界に来て人間と接することが殆どなかった。

多少人間界から来た役人と話したが、スイレジ以外の会話はない。

そこで人間界に行けば自分の居た世界に戻れる可能性が広がる。

魔王に頼る生活から解放されると期待しつつ人間界に向かう準備をした。


「よし!準備できましたね」

「リンリンさんは準備できましたか?」


リンリンも準備が完了したので出発した。

魔界と人間界の通路で番人をしてくれるケロベロスに挨拶をした。

道中何時間か歩いた後、人間界に着いた。


「ここが人間界ですか」

「思っていた感じと少し違うけど、この村の名前は何て言うんですか?」


リンリンは魔王から渡された紹介状と地図をもとに調べた。


「ここの村の名前がわかりました」

「名前はオーサカです」

「かなり大きな村ですが、まずはお城に住んでいる王様に挨拶しにいきましょう」


オーサカと聞き柳瀬が住んでいた大阪と似ているな〜と思いつつ王様のところに出向く。

お城の入り口で魔王からもらった紹介状を使って中に入ることができた。

兵隊に案内されオーサカの王様と会うことができた。

一通りの挨拶を終え、その王様より本題である村の問題を伝えられた。


「この村で問題になっているのが『脱税』である」

「売り上げた数字を差し引いて、納税する金額を減らしたり、納税自体をしないものが多く現れておる」

「そのものたちの管理をしたいのでスイレジを使って解決できないか?」

「脱税問題が解消したら軽減税率の導入を進めれるので頼みたい」


この村で深刻化されていた脱税問題。

一般のレジ導入が完了しているので、問題ないと思いつつ今の現状を教えてもらった。

そのレジは決済をする度にレシートが印刷される。

さらにジャーナルにも印字されるので、お客さんにはレシートを渡す。

お店にはジャーナルの情報が貯る仕組みだ。

もし納税する金額を細工したらジャーナルを確認したらいい。

そのジャーナルは各お店で7年間の保存を義務付けられていた。

そこまで義務付けたにも関わらずなぜ脱税ができてしまうのか。

その抜け道を柳瀬は気づいてみせた。


「精算作業をしてなかったらジャーナルで追えないですよね?」

「仮に追ってもいいけど、物凄い膨大なデータを印字したジャーナルを1つ1つ確認するのは不可能に近い」

「さらに出金機能を使えばレジからお金を出すので、売上金額を調整することができますしね」


周りにいた兵士はざわついた。

いろいろ悩んでいた脱税の根本的な部分を柳瀬が指摘したからだ。

王様が長い間苦労して見つけた問題点を簡単に見つけた。


「まさにその通りだ!!」

「ジャーナルで確認するのは総売上をメインで見ていた」

「その数字を全て日別で計算して税金を算出していたのだが、出金機能を使われたり、精算されなかったら総売上の情報が印字されないのだ」

「なぜ、そのことを知っている?」


柳瀬は自慢げに話した。


「私がいた世界でも同じことがあります」

「今でも脱税するお店は多いですが、私が作ったスイレジを使えば解決できます」

「そのレジはクラウドシステムを使っているので、全てのデータが溜まります」

「そのため、『売上』『返金』『出金』の勘定科目が全て分かれており、その3つの数字を合わせた『総売上』と『売上』が自動で算出されます」

「総売上は売上金と消費税を足した数字」

「売上は売上金から消費税を引いた数字」

「さらに出金を別で科目を分けるので、その日の出金金額のみ表示することも可能です」

「データはクラウドのため、ジャーナルの必要性が無くなります」

「管理画面を用意しますので、お城に居ながらにして各お店の消費税額を簡単かつリアルタイムに確認することができます」


その話を聞いた王様は立ち上がり興奮した。


「なんと!!そんなことが可能なのか?」

「そのスイレジをこの村に導入すれば全て解決できる!!」

「もしの話だが、その蓄積したデータを他のシステムに活用したいので出力は可能か?」


今のスイレジでできるのは蓄積だった。

出力する機能が搭載していなかったので痛いところを突かれた…。


「あの〜王様1つ聞きたいのですが、蓄積されたデータは何に使われますか?」

「痛いところを突かれましたが、利用目的を教えていただければそれに合わせた機能をアップデートしましょう」


王様はお城の経理を呼び、ヒソヒソ話を始めた。

その経理より活用方法を教えてもらった。


「スイレジに溜まったデータが手に入れば『法人税』と『所得税』の計算をこちらでおこなうことができます」

「今は申告制のため、申告者の間違いが多く、確認作業が大変です」

「そのため、スイレジから科目別で情報が手に入れば簡単に計算ができます」

「人件費や諸経費など会社運用で使用したお金は引き続き申告制にしますが、売上数字はスイレジから手に入れば助かります」


今の現状を理解した柳瀬。

要望をもとにスイレジをアップグレードすることにした。


「ところでこのお城で数字を管理しているシステムは何を使用していますか?」

「そのシステムに応じてスイレジから出力するデータ形式を決めていきます」


経理は今使っているシステムを確認してくれた。


「我々が使っているシステムはExcelです」

「そのシステムを使って管理しています」


柳瀬が住んでいた世界と同じシステムだったので出力する形式が決まった。


「わかりました」

「スイレジから出力するデータは『CSV』でおこないます!!」

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