紹介するレジ機能 その25:人間界では当たり前でも魔界では非常識。
消費税の導入を元に全てのお店にスイレジを導入することになる。
1ヶ月間使用して納税しにスイレジを持ちながら魔人たちが集まった。しかしそこに問題が起き始める。
はたして消費税導入はうまくいくのか?
消費税を自動計算できる様に2つのパターンでソースコードを作成した。
リンリンにソースコード2つを依頼した。
「リンリンさんこのソースコードをお願い致します」
【商品1つ1つに対して消費税を計算する内税販売】
int price = 000;
double taxRate = 0.03;
System.out.println((int)(price * taxRate));
【合計金額より消費税を計算する外税販売】
TotalPrice : modifiedTaxRate=(null); reduceTaxRate=(null); standardTaxRate=0.03;
スイレジに向かってリンリンは手をかざし光を放った。
いつものように光り輝いた後にスイレジのアップデートが完了した。
このスイレジを基準としてたくさんのスイレジをお城で量産した。
3日後…
たくさんのスイレジが出来上がり、魔界の各お店に配り始めた。
使い方のレクチャーは柳瀬がお城の兵隊たちにやり方を伝えたので兵士達が1軒1軒教えて回る。
なんとか魔王が決めた期日に間に合った。
消費税が稼働した後の1ヶ月後に事業者のみお城に来て頂き納税してもらう。
柳瀬は無事納税されるか見届けるために1ヶ月間魔界で滞在することになった。
「あ〜いつになったら帰れるんだ!!」
「ちゃんと納税されるかは魔人たちのモラルの話だからなぁ〜」
「しかも納税する時はスイレジを持って来るから、消費税がいくらか科目を見たら簡単にわかるのに」
柳瀬は愚痴をこぼしながら事業者が納税するまで気長に魔界をぶらぶらして過ごしていた。
1ヶ月後…
ついに納税する日がきた。
お城に事業者の魔人たちが続々と集まった。
スイレジで自動計算されているので消費税の数字=魔金を払う納税なので簡単に手続きが終わっていく。
午前中までは問題なく進んでいたが、お昼を過ぎる頃から魔人たちがざわつき始めた。
中には怒る魔人も現れた。
その状況に慌てて対応していたお城の魔人たち。
リンリンもその対応をしていたが、対処しきれないので柳瀬を呼び出した。
「どうしました?」
「何か問題でも起きたんですか?」
「揉めていたら順番がどんどん遅れますよ」
ことの状況を把握してなかった柳瀬。
この時は初歩的なミスを犯していると思ってもみなかった。
その緊迫感のない態度がより魔人を怒らせてしまった。
「どうなってんだ〜」
「納税しに来るのはいいけど、スイレジを持ってきたらお店のレジが出来ないだろ!!」
「こっちはお店が稼働出来ないのに、その態度はなんだ〜!!」
魔人から怒鳴られた柳瀬。
そこの魔人から言われたことに対して、やっとことの重大さに気づいた。
「あ〜〜〜〜そっか!!」
柳瀬は驚愕した。
当たり前過ぎるミスに驚いた。
納税するためにスイレジを持って来てもらったら消費税の額が簡単にわかる。
しかし、そのスイレジを持ってお城に来てしまったらお店にレジがなくなるのでお店が稼働出来なくなるのだ。
そのことに気づかす慌てた柳瀬。
「どうしよ〜」
「消費税の魔金がわからないと納税する額がわからない」
「消費税を申告制にしてもいいけど嘘をつかれたらアウトだ」
「スイレジを持ってこないで簡単に消費税がわかるシステムがあればいいんだけど…」
柳瀬は頭を抱えながら悩んでいた。
各お店にスイレジを2個設置するとなると膨大な時間がかかる。
何よりもう1回魔王の念力を全店舗分のスイレジを作るだけの余力があると思えない。
いろいろと考え悩んだが、人間界から持ってきたレジを触り始めた柳瀬。
「そもそも人間界のレジって設置型だから移動できないんだよな〜」
「そのデータをどう活用して国に申告してたっけ?」
いろいろと人間界を思い出しながら操作していくが、あることに気づいた。
「待てよ!!人間界はデータをクラウドで管理しているからレジを持ってくる必要がないんだ」
「そもそもスイレジを持ってくる理由は消費税の魔金がわかればいいんだから、売上データと消費税のデータをお城に飛ばせないかな?」
「スイレジは元々魔王の力を使って作っているから携帯みたいにデータを遠くに飛ばすことが出来るかもしれない」
柳瀬はクラウドシステムを応用して魔界で使えないかアイディアを考え始めた。




