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紹介するレジ機能 その22:いいたい事が言えない魔界ってポイズン?

魔界の財政破綻を救うべく消費税の導入を提案した柳瀬。

人間界では当たり前の消費税だが、魔界にとっては計算が複雑になってしまう。

はたして消費税の導入はできるのかな?

財政破綻に陥っていた魔王に救いの言葉をかける柳瀬。

消費税を魔王に伝えたが、初めて聞く言葉なので魔王が理解が出来なかったが、その言葉の意味を求めてきた。


「柳瀬よ、その消費税とは一体なんだ?」

「私が困っている事を解決出来るのか?」


元々争いしかしてこなかった魔界に対して、暴力を使わず話し合いでここまで進めている魔王が凄かった。

しかし今まで魔人たちの気持ち1つで納税する魔金が変わっては魔界の政治も破綻するのも無理はない。

そこで新しいルールとして柳瀬が人間界で当たり前の消費税を導入する事を提案する。


「消費税とは商品・製品の販売やサービスの提供などの取引に対して公平に課税される税です」

「消費者が負担し事業者が納付する仕組みとなります」

「今までは全ての魔人たちから納付させておりましたが、このシステムのいいところは一般の魔人から納付せず、事業者から納付してもらう仕組みです」

「そのため納付する人数が減れば、いつもの長蛇の列を作ることもありませんし、誰が払ったか、誰が払ってないかなど、管理も楽になります」


消費税の簡単な説明を魔王におこない理解した雰囲気で柳瀬に話しかける。


「なるほど、その消費税を使えば皆均等に魔金を払い、このお城が潰れることがなくなるんだな」

「それはいいアイディアだ!!」

「早速導入しよう」

「だがものを購入するのに消費税をかけるのはいいが計算はどうしたらよい?」

「やっとスイレジを導入し、始めて計算が安定してきたのにそこに更に複雑な計算を魔人たちにおこなうのは無理があるのではないか?」


魔王は魔人たちが計算に困って破綻するのが怖かった。

やっとスイレジを使って値段の相場が安定し、会計時のミスが格段に減ったのに対して、またミスが連続して混乱を招くからだ。

魔王にとって消費税のシステムは是非導入したいものだが、混乱を避けるためにはまだ早いと感じていた。

しかし柳瀬は自信満々に話し始めた。


「ご安心を」

「その消費税のシステムに関しては人間界では当たり前!!」

「そしてレジシステムにとっても当たり前の機能となります」

「スイレジにアップデート機能として消費税の計算式を導入すれば大丈夫です」

「会計する合計金額に対して消費税を自動計算させる外税販売もできますし、1つ1つの商品に対して消費税を計算させる内税販売も対応可能です」

「なので魔人たちは合計金額に表示された魔金をお客さんからいただくだけなので、今までのフローは変わりありません」

「更にレジのデータとして売上金+消費税=総売上として計上させますので、魔王たちに納付する魔金の管理も簡単に出来ます」

「納付する事業者はスイレジを片手に持って、もう片手は納付する魔金を持って来れば解決です」


魔王は驚いた。

新しく計算させると混乱する怖さと、魔人たちがちゃんと納付する魔金をごまかさないで持ってくるか心配だったからだ。

柳瀬の発言でボトルネックだったことが全て解決したので早速導入に向けて動き出した。


「リンリンよ、この消費税を魔人たちに伝え回るのだ」

「柳瀬よ、スイレジに新しい機能をアップデートさせてみせよ」

「この件が無事に解決できたら褒美を授けよう」

「そうだな…」

「今度カフェでランチでも奢ってやろう」


柳瀬は驚愕した。


「いやいや、そこは人間界に帰すって言ってくれよ」

「しかもこの前割り勘されたお店でランチかい」

「どんだけ魔王ってせこいんだよ〜」


柳瀬は文句を言いたかったが魔王を怒らせるのが怖いので渋々レジのアップデートに取り掛かった。

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