紹介するレジ機能 その21:基本機能こそしっかり作り込まないと後の対応が大変で大変で…。
返品機能を追加していく柳瀬。
さらに商品登録の際に作ったソースコードを組み合わせることで思いもよらぬ追加機能も出来てしまった。
基本のシステムこそ、拡張する可能性を考えながら作らないと、今後の伸びしろ少ないことを知る。
リンリンダンスを受けて柳瀬は元気になった。
しかしリンリンの見た目により精神面にダメージを受けた。
「さぁ〜て体と頭が回復できたから作業に戻ります」
「メンタルはやられたけど…」
「取引グループができたので、商品と紐付けできる様にしていきます」
前回作成したソースコードがこちら。
"transactionHeadId":"〇〇〇",→取引IDが自動で割り振られる。
"transactionDateTime":"20〇〇-〇〇-〇〇 00:00:00",→会計処理を起こった時間を何時何分何秒まで記録する。
"transactionDetailDivision":"〇",→1が売上げ計上・2が返金計上と仕分けされる。
ここで重要なのは"transactionDetailDivision"になる。
デフォルトは売上の1で計上されるが、返品指示をスイレジに出せば返品の2で計上され、売上金と返金の2つに仕分けされることになる。
さらに返金の2を指示するときに、売上の取引を指定しないと返金できないようにした。
どの売上から返品したのか紐付けしないと、いくらでも返品処理ができてしまう。
売上情報に取引IDや取引時間を紐付けることで、返品処理する際に簡単に検索ができるし、買った日から返品された間の経過時間も把握することができる。
不正を防止するのも大切だが不正事態できない環境を作るのがもっと大事だと考えていた。
まだあまり魔人の事を理解してないのでセキュリティは厳し目に作った。
次に取引グループに対して商品も紐付ければ完成となる。
柳瀬は商品登録に使用したソースコードを表示させた。
"categoryId":"〇〇〇",→部門のID。
"categoryName":"〇〇〇",→部門の名前になる。飲食店なのでドリンクやアルコールなどのフォルダーを作る。
"productId":"〇〇〇",→商品のID。
"productName":"〇〇〇",→商品の名前。カテゴリーの入れるのでコーヒーやココアなど商品名で登録する。
"price":"〇〇〇",→魔金を登録する。
これを先ほどの取引グループと合体させた。
"makai_name":"Product",
"rows":[
{
"transactionHeadId":"〇〇〇",
"transactionDateTime":"20〇〇-〇〇-〇〇 00:00:00",
"transactionDetailDivision":"〇",
"categoryId":"〇〇〇",
"categoryName":"〇〇〇",
"productId":"〇〇〇",
"productName":"〇〇〇",
"price":"〇〇〇",
}
]
「やっと完成した!!」
「これでスイレジに会計と返品の両方の機能が搭載されることになる」
「リンリンさんスイレジのアップデートお願いします」
リンリンはスイレジに向かって柳瀬が作成したソースコードを入れた。
これで今まで設置したスイレジも返品機能が搭載され、より使いやすくなった。
通常の操作をおこなってレジ処理をおこなえば売上計上される。
返品モードに切り替え操作てレジ操作をおこなえば返品計上される。
これで売上金と返金が管理することができた。
購入された商品に対して返品処理が可能となるが、売上されてない商品を返品処理することができない仕組みだ。
柳瀬は今まで使用していた魔人たちに返品機能が搭載されたので、使い方をレクチャーした。
「会計する時はそのままレジを操作してください」
「返品処理をおこなう場合はスイレジの画面より返品ボタンを設けたので、それをタップしたら返品モードにきりかわります」
「いつ購入されたか購入履歴一覧のデータが表示されるので、その該当するデータをタップして返品処理をおこなえば勝手にスイレジが返金処理してスイレジに計上します」
「最初の返品ボタンを押すか押さないかの違いなので是非覚えてください」
柳瀬は無事説明も終わりひと段落した。
これで正真正銘お城に帰ることができるので、リンリンと一緒にお城に向かった。
そして2人はお城に着くなり魔王のところに出向き報告するために部屋を訪れた。
すると部屋にいた魔王がかなり落ち込んでいる。
その姿を見てリンリンがびっくりしつつ駆け寄った。
「どうされました?」
「体でも悪くされましたか?」
慌てるリンリンに対して魔王がつぶやいた。
「私がここまで頑張って魔界の経済を動かしているのに全く私のお城が裕福にならないんだけど…」
「日に日に魔人たちがお城に収める魔金がどんどん減って困っておる」
「このままでは我々が破産して魔界の経済が全滅してしまう」
「だからと言って無理やり魔人たちから魔金を巻き上げることも出来ないのでどうしたらいいのか分からんのだ」
困っている魔王を横目に柳瀬はつぶやいた。
「あの〜収める魔金の基準って決まっているんですか?」
「もしかしてその都度、魔人の気分で変わっていたりして…」
この世界ではごく当たり前の事を魔王に言ってきたので呆れながら柳瀬に言った。
「柳瀬は何を言っている?そんなの当たり前ではないか」
「それを確認したところで何が良い案でもあるのか?」
柳瀬はだろうな〜っと思いながら少し笑いながら言った。
「魔王様!!決まった基準で魔人から魔金を回収したければ『消費税』を導入したらどうでしょうか?」
魔王は初めて聞く言葉に理解できなかった。
「柳瀬よ!!消費税とはなんだ?」




