表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/49

紹介するレジ機能 その18:自分の得意分野になると強気になれるよね。

レジの改善を言い渡された柳瀬。

しかし飲食店はレジだけ改善しても何も効果が出ないことを理解していたので、お店全体のオペレーションも確認することにした。

レジ屋ってオペレーションまで見直さないと上手くレジが使えないことってよくあります。

人間界の知識を活用したら解決できると思い、レジ以外の運用を確認することにした。

柳瀬が最初におこなったのはお店の役割を確認した。


「まず確認したいのですが、飲食店ならではの配置を確認します」

「お客さん対応するのがホール」

「お客さんの料理を作るのが厨房」

「ホールと厨房の間に立って全体の把握指示を出すのがデシャップでいいですか?」


柳瀬は飲食店の3つの基本配置を確認した。

バイトリーダーや店長を呼んでお店のオペレーションを確認した。


「このお店はお客さんの魔金を確認するのは紙伝票を使って管理している」

「テーブル番号や席番号を書いて、受けた注文をどんどん書き足していくスタイルね」


柳瀬は紙伝票を確認すると、あることに気づいた。


「紙伝票に書かれているメニューが上から順に記入されていますが、これは注文された順番ですか?」


バイトリーダーがうなずいた。

それを確認した柳瀬は肩を落とした。

お店のミスの原因はこれだと確信した、


「これでは会計をおこなうのに間違いやすい訳だ」

「もしかして、どの料理が配膳して、どの料理がまだ配膳してないか把握も出来なかったのでは?」

「さらに注文された料理を他のお客さんに出すことってよくありませんか」


たった紙伝票に書かれた文字を見ただけで柳瀬は指摘した。

この指摘はこのお店の悩みにピッタリ当てはまった。

まるで名探偵のコ○ンくん並みに冴えてる柳瀬。

それもそのはず、自炊しなさ過ぎて飲食店のオペレーションを把握する程お店に通っているからだ。


「まず紙伝票の改善からおこないましょう」

「新しいルールはフードとドリンクを上下に分けて書きましょう」


店長とバイトリーダーは理解できなかった。

たったそれだけで今までの問題を解決できると想像ができないからだ。

しかし柳瀬は自慢げに話を続けた。


「フードを上の段から書きましょう」

「ドリンクを下の段から書きましょう」

「これで厨房とドリンクの方は渡された伝票に対してどこを見たらいいか簡単にわかります」

「今までバラバラに書かれていたので自分が担当しているメニューを探す時間が発生してました」

「しかし伝票に書くルールを設けたので担当している魔人によって見る箇所が限られます」

「デシャップは全ての料理が揃ったときに料理が来たら上の列を見て確認!ドリンクが来たら下の列を見て確認!」

「このオペレーションが完成するので今のやり方より効率が上がります」


お店の魔人は驚愕した!!

たった書く箇所を変えるだけでここまでオペレーションが変わるとは思ってもみなかった。

しかしバイトリーダーが手を上げて柳瀬に質問した。


「あの〜上下に分けて書くのはわかりましたがメニューが多かったらどうしたらいいですか?」

「グループの人数が多く各箇所が無くなった時の対処を教えてください」


確かに飲食店にはあり得る話だった。

しかし柳瀬は自信満々に回答した。


「確かに上下に書いていたら、いつかは追加メニューを書くスペースがなくなって困ります」

「その時は2パターンお伝えいたします」

「まず注文するメニューが多い場合の対処法その①」

「最初のオーダーを受けることをファーストオーダーと言いましょう」

「ファーストオーダーを受けてる際に、ドリンクとフードを伺います」

「1枚目の伝票は新しいルールに基づき上下に分けて書いてもらいます」

「2回目、3回目と注文を受ける際にフード用とドリンク用の伝票に別々に分けて記入してください」

「このグループの伝票が全部で3枚になります」

「どの伝票がフードで、どの伝票がドリンクかわからない場合は伝票に1番上にフードなら【F】と書いて、ドリンクなら【D】と書いてください」

「このグループに関しては今までの書き方をしても注文メニューの量を考慮すると伝票3枚使用します」

「バラバラに書くより仕分けして書いてあげればみんなが分かりやすくなります」

「今までに比べて伝票を多く使用しても、料理を作る側としてはかなり助かります」


魔物たちは目から鱗だった。

伝票の書く箇所を分けるだけではなく、伝票そのものを用途に応じて変えてしまう発想が無かったからだ。

続けて柳瀬は説明を続けた。


「大人数で来られたグループに関しての対処法その②」

「先ほどのオペレーションと殆ど似ていますが、人数が多いグループに関してはファーストオーダーを受ける際はドリンクしか伺わない!!」

「フードを頼む魔人もいると思うが、一旦止めてドリンクのみ伺ってあげる」

「すると1枚目の伝票はドリンクで全て埋まることがある」

「ドリンクを配膳し終わってからフードの注文を受ける際はフードしか注文されなくなるので、2回目に注文を伺う時はフード用の伝票となる」

「後はその①同様に伝票をFとDに分けて管理すればオペレーションが解決されます」


バイトリーダーはすごく喜んでくれた。

今まで人数が多いグループや注文が多いグループを担当していたので心から喜んでくれた。

ここまでのオペレーションを改善できたので、次はスイレジに新しい機能をアップデートする。


「リンリンさん、新しい機能を追加しますので準備の方をお願いいたします」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ