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紹介するレジ機能 その13:システムの凄さを理解してもらって喜んでもらったら普通に嬉しいよね

アップグレードしたレジの説明をおこなう柳瀬。

前回の様に反発してくる魔人がいないか警戒をしつつ、言われた要望を全て解決してぶつけてみるが、どうかな〜。

アップグレードしたレジの設定が完了したので、残りの魔人たちにも集まってもらった。


「それではお集まりいただきありがとうございます」

「今から新しくなったレジの使い方をお伝えいたします」


柳瀬は前回の反発を恐れながら言葉を選びつつ進めていく。

せっかく作ったのに使う魔人たちが言うことを聞かなかったら全てが崩壊してしまうからだ。


「まず商品を購入するお客さんが来たら、水晶から映し出されている商品名をタップして下さい」

「すると自動で魔金が表示されます」

「その魔金がお客さんから支払っていただく分です」

「複数の商品があった場合でも全ての商品をタップして下さい」

「すると自動計算され合計金額が表示されます」

「先ほどと同様にその表示された魔金をお客さんから支払っていただきます」


アップデートしたレジの使い方を説明すると、魔人たちから歓声が湧き上がった。

以前の様に、商品の価格を見たり、覚えたりする必要がなく商品名だけタップすれば会計ができるからだ。

この仕様であれば全員が簡単におこなえるため、レジのストレスから解消された。


「お〜ここまで喜んでもらえると嬉しいなぁ」

「って前回も喜んでもらったけど、失敗したので油断しない」


喜んでもらえたのは素直に受け止め、次の説明に入る。

物販に関しては問題なく進みカフェの説明に入った。


「祝日のカフェですが、物販同様に食事をされたものをタップして魔金をいただく流れは一緒です」

「しかし1つおこなっていただきたいのが【部門カテゴリー】をタップしてから商品を選択してもらいます」

「ランチを利用された方はランチの部門をタップします」

「ディナーを利用された方はディナーの部門をタップします」

「なぜなら同じコーヒーでも利用された時間帯によって価格が変わるので、まず最初に利用された時間帯=部門を選択してから商品を選択して下さい」

「これで同じ商品名でも価格が違うので間違えることはないですね」


またしても魔人たちから歓声が湧き上がった。

前回の説明に比べて、魔人たちはレジを触っているので理解が早かった。

更にレジを使って便利と思うところと不便に思うところがあったが、その不便が全て解決したからだ。


「へ〜初めてレジを触った時は反発が起きやすかったけど、少しでもレジを触ると心が開きやすい」

「レジ機能の話しを追加で話してもちゃんと聞いてくれる」

「これって人間界でもよくあったな」

「全く知らない人より、少しでもかじったことある人の方が覚えるの早かったな…」

「もしかしてこれで元の世界に帰れるかもしれない!」

「最後にとどめの機能を伝えて終わらせよう」


喜ぶ魔人たちを落ち着かせ、最後の機能を伝えた。


「今から値引き機能をお伝えします」


魔人たちは頭をかしげるものも多くいた。

そもそも値引きの言葉すら聞いたこともないからだ。


「そうですね、値引きについて少し話します」

「この値引きを使う場面ですが、朝販売している野菜が夕方になっても売れなかった」

「この野菜は今日中に販売したいので朝から販売している魔金を落として売りやすくします」

「しかし商品名をタップすると魔金が固定されているので魔金を変えることができない」

「そんな時にこの値引きと書かれた文字をタップして下さい」

「そこにprice:●●●と表示されますので、落としたい魔金の数字を打ち込んでください」

「打ち込んだ数字分、販売している魔金から引かれます」

「これで魔金を変動させて販売がおこなえます」

「毎日多く使う機能ではないので、特定の魔人を決めてもいいです」

「例えば主人やアルバイトリーダーだけ使う機能として覚えていただくなど、お店独自でルールを設けても問題ありません」


柳瀬がここまでお店に貢献すると思ってなかったのでリンリンが拍手してくれた。

反発してくる魔人がいないか警戒していたリンリンだが、警戒すら必要なくみんなが喜んでいた。

リンリンが拍手してくれたので柳瀬はリンリンに対してただ髭が濃い魔人だと思っていたが、思いやりのある魔人だと感じた。


「自分の説明は以上です」

「魔王のお城に帰りますので失礼いたします」


無事に納品が終わり、心躍らせながらお城に向かう柳瀬とリンリン。

これで本当に人間界に帰れるのかな?

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