サングラスの男
どうも降木です!今作は今まで書いていた物とは少し変わった話ですので少し楽しみながら書かせていただいてます。
まだまだ初心者ですので分からない所も多々あると思いますが暖かい目で見てくれたら幸いです。
―突然ドアが開けられ、そこから黒い服に身を包み、サングラスを掛けた男、おそらく30歳くらいだろう。身長は日本人にしては高く、見た目からして悪者感がすごい。
「どうやらそこのガキがやったみたいだな」
男はそう言って教室に入ってきた。
「…なんだちゃんとしっかりしたやつがいるじゃん」
そう言って男と向き合った。
高身長でおまけに顔も少しいかつい。こんなやつは大抵組織の幹部くらいか、それ以上のやつだ。
いままでのように行かないことは分かっている。
さて、どうするか…
「これは全部お前がやったのか?」
「はい…、そうです…」
「なんだ?見た目通りのひ弱そうなガキじゃねえか。ほんとにお前がやったんだろうな?」
男は少し信じられないようだったので、まだ生きているもう一人の男のところに行って、事の真相を聞いた。
「っはい!こ、こいつが全部…」
「ほーなるほどな。―それでこれはなんの真似だ?」
グラサンの男が後ろも振り向かずに言った。
「いいね~、やっぱりおっさん分かるんだ」
「なめてもらっちゃ困るよ?それと一つ…」
グラサンの男はそういいながら振り向いた。
「おっと、動いたら…」
パシッ
「―動いたらなんだ?」
瞬間腕に持っていた拳銃が手から離れた。
何が起こったのか分からずにいると次の瞬間、手に激痛が走った。
「ぐっ!!」
―なるほど、こいつは俺の手を攻撃して銃を取り上げた。ひどく単純なことだ。
だが、その単純な事を俺は全く反応出来なかった。
すべて終わってから気づかされた。
「俺はまだまだ30歳だ。まだおじさんって歳じゃねえよ」
そう言ってグラサンの男はドアを開けた、
「おい、こいつをさっさと始末しな」
その呼びかけで複数の男達が教室に入ってきた。
「―おっと忘れてた」
グラサンの男はそのまま怪我をしている仲間の元に行くと、
「あんなやつにやられるお前も始末しないとな」
パンッ
―これでこの教室に二つの死体が出来た。
「調子にのんなよ糞ガキ」
俺は複数の男たちに囲まれ銃を向けられた。
「さてこのまま一発で楽にしてあげようか?」
「…いやこのまま痛めつけて殺すか」
「くっ…」
男が蹴りつける前に俺はその場に立ち上がった。
「お?なんだやる気か?いいじゃねえか。おいお前ら邪魔すんなよこいつは俺がやってやるよ」
「せいぜいじっくり痛みつけろよ!」
俺の前に一人。そしてその周りを三人の男達が囲った。
―そしてグラサンの男はそのまま教室を出ようとしていた。
「よ~し、じゃあせめてお互い素手でやり合おうじゃねえか」
と男は手に持っていた銃を捨てようとした瞬間、
「ば~か」
俺は小さく呟き目の前の男に飛びかかった。
「おいおいそんな軽い突進じゃたおせないぜ!」
周りの男たちがそう叫んでいる中、俺は男の持っている銃をそっと回収した。
「くっ!」
俺はそのまま飛ばされたふりをした。
「ほら、やっぱりこいつ弱っちいぜ!」
さらに周りの男たちが騒ぎ立てた。
「ほら、お前からもやってやれよ!」
と周りにいた一人の男が目の前の男を叩いた。
その瞬間、
バタンッ
目の前の男はその場に倒れこんだ。
「っ!?一体何が?」
周りの男達の視線が目の前の男に集まる一瞬で俺は男からとった銃の引き金をにぎり。
「それじゃあばいば~い」
パンッ!パンッ!パンッ!
にっこりと笑いながら三人の男を撃った。
「あ~あ。制服が汚れちゃった」
そう言いつつ俺は死んだ男達から武器を回収した。
いや~それにしても最初に殺した男からナイフを奪っといて正解だったわ。やっぱり戦利品は回収しないとね。
そう思いながら俺はそのまま銃をドアの所に構え、
「―俺も一つ言わせてもらうよ。…これでもまだひ弱いって言えるか?」
ドアに手を掛けていたグラサンの男に言った。
「なるほど…。悪かった訂正しよう」
「それはどうも。お兄さん」
「…やっぱりこの歳でお兄さんはちょっとあれだな…。いいぜおじさんで我慢してやる」
そう言って今度はしっかり俺の顔を見て言った。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
もしよろしけば感想やレビュー等よろしくお願いします。
次回、主人公が熱くなり…。お楽しみに!!