魔法、魔術そんなものは物語だけの話。現実にそれがあるだなんて話を本気でする奴等は頭おかしいんじゃないかと、一年前の俺ならそう言っていたと思う。
だが、今の俺の右腕にはしっかりと魔術を発動させるための呪印がしっかりと刻まれている。
そう、一年前の俺とは明らかに違うなにかに
一応自己紹介がまだたったな。俺の名は、只野人志17歳 地元の十日町総合学校に通ってる魔術さえ除けば、ごく普通の3年生だ。
容姿は、身長168㎝体重70㎏ややポッチャリぎみの印象だろうけど、ソコはしっかり祖父に鍛えられてるから、中身は筋肉質だからな。ここ大事
さて、ここで何で両親じゃなくて祖父が出てきたかと言えば、俺の両親は、俺が小学6年の時に地震で亡くなったからだ。
イヤあの時は驚いた、俺が修学旅行で京都に行っていて、京都の旅館で夕食をみんなで食べましょうって時に新潟県新潟市を中心に震度7弱が発生したと旅館のテレビから速報が入ってきたんだから。
その後は、ちょっとしたパニックなって公衆電話にみんなが殺到して家に電話掛けまくったり、食堂で泣き出してしまう子供いたな。
まあ、当時の俺も食堂で泣き叫んでいた只の子供だったんだよ。
其処から俺は今の祖父方に引き取られ、十日町に引っ越して来たんだ
。
で、其処から去年ごろまで祖父の監視下のもとで野山を駆け回ったり弓矢での狩り何かをみっちり仕込まれたんだよ。(一応言っておくけど日本では、弓矢での狩りは許されてないからな。ウチが特殊なだけだから)
ある程度形になってきたかなというところで、祖父が体調を崩して寝込む事が多くなってきたんだ。
そんなときに祖父が家の成り立ちについて聞かせてくれたんだ。
まぁ、要約すると家ははぐれと言われる魔術師の家系であるという事、他の魔術師の家系の場合遺伝によって体の何処かに魔術刻印と呼ばれるものが刻まれるらしいで、ウチの場合は正式な魔術師とわ違い魔術師になるためには祖父が管理している裏山の洞窟にあるなにかに触れ、刻印が刻まれば魔術師と認められるらしい。
で、正直な所当時の俺としては、ウナばかなという驚きしかなかった。
まぁ、じいちゃんからはあまり気張らずに運試しだと思って挑戦してみろという感じで挑戦した結果、祖父でも想像してない結果になったんだ。