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初めてのお酒

だいぶ前の投稿から空いたね〜

家に帰った後はソファーで動物の赤ちゃん達と戯れていた。


「サラ様、こちらが今日のディナーです、何かとまだ寒いですので豆腐鍋を作ってみました」


そう言ってジルが鍋をテーブルへ置き、鳥さん達が箸などのその他諸々を運んで来てくれた。


「ありがとう、、、、うわぁ、すごい、美味しそう」


目の前の鍋には豆腐の他にネギ、しめじ、白菜などが入っていた。



「こちらの特製ポン酢につけてお召し上がりください、そしてデザートにはピースウッドの実をご用意致しましたのでこちらもどうぞ」


それから私はぺろりと鍋を空にした。


「このピースウッドの実はどんな味がするんだろう、」


目の前に置かれたガラスの器にカットされた見た目は桃のピースウッドの実がある。


期待に胸を膨らませながら私はピースウッドの実を口へと運んだ。


「ん、美味しい、見た目は桃だし食感も桃だけど味はみかん風味の綿あめ?かな」


私はこの桃の見た目で食感なのに味が全く違うという不思議な感覚が面白く、いつの間にか目の前には空のガラスの器があった。


「ディナーは満足できましたか?」


「うん、すごく美味しかったよ、ありがとうね、ジル


「いえいえ、、、、それよりこの後はどうしますか?」


「また温泉に行きたいんだけどいい?」


「分かりました、では着替えやタオルなどは温泉の方にもありますので何も持たなくても大丈夫です」


「分かった、ありがとう」










ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ふぁぁ、何度入っても気持ちぃ〜」


やっぱり温泉が1番だね、そして温泉の醍醐味といったら露天風呂だよね、そしてまたこの沢山の温泉とそこから出る湯気と提灯が幻想的な風景を作っててこれがまたいい、あぁ〜ずっとここに居たい。


「気に入って頂いて良かったです、妖精霊達もこの温泉には度々お世話になってますからね」


「あ、トリスも来てたんだ」


「はい、ご一緒しても?」


「いいよ〜」


「ありがとうございます、、、もし良かったらこれ一緒に飲みませんか?」


そういうとトリスが湯にうかべた桶からお猪口であろうものを渡される


「これって、もしかしなくてもお酒?」


「はい、そうですが、もしかして飲めなかったですか?」


「う〜ん、私未成年だし、お酒飲めないんだよね」


「サラ様っておいくつでしたっけ?」


「15歳だよ?」


「でしたら大丈夫ですよ、この世界では15歳で成人したとされているので、もっともその前からお酒を嗜んでいる方達も居られますけどね」


「で、でも罪悪感が、まぁ〜飲んでみたいとは思うけどね」


「でしたらこの際飲んでみては?今回お持ちしたお酒は少々というかあまり初めて飲むには強すぎるかもしれませんけども」


「まぁ別に飲んでもいいんだもんね、どうせここで暮らしていくんだし」


そう言うと手に持ったお猪口にトリスがお酒を注いでくれた。


「最初ですので少しずつ飲んで口に慣らした方がいいかと」


「うん、分かった」


ちょび、ちょび、コクン


「わぁ、これ喉が熱くなるね」


「慣れてくれば大丈夫です、あまり長く続くようなら回復の魔法を使えばいいので」


「回復の魔法、なんか凄そう」


「人が使うならまだしも妖精霊の使う魔法は一段と凄いですからね、痛みなんてすぐどこかへ飛んじゃいますよ」


「ふふ、もし続くようならお願いね」


「はい、かしこまりました」


ちょび、ちょび、コクン


さっきよりはだいぶ慣れたかな、でもこのお酒ちょっと美味しいかも、、、、と思うのはだいぶ酔いが回って来たんだろうなぁ、温泉に浸かってるから回るの早そうだしね、




それからもちょびっとずつお酒を飲みながら夜景を楽しみ、お猪口に入っているお酒が無くなる頃には少しだけだが視界が歪んできた。



「ふぁぁあ、ん〜眠くなってきた、そろそろ上がろうかな、、なんだかんだこの露天風呂だけ入って他の温泉に入らなかったなぁ、、、まぁ明日の朝にまた入りに来よ」



脱衣所でジルから貰っていた浴衣を着て世界樹の家に帰る、その帰り道も竹林がライトアップされていて綺麗だった、ライトがぼやけていたのは気になるが。



家に帰ると寝支度をして動物達が寝ているベットに何とか自分が入るスペースを空けて横になり目を瞑った。




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