表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

86/225

8 討伐効率化

 ここまで具体的に生息場所がわかってるなら、簡単に討伐できそうだ。


「ギルドに行って、こいつの討伐依頼があるか、確認してくるか……」


 もし依頼があるようなら、引き受けてすぐに達成できるだろう。


 ――窓口に行くと、今度はニーナのいるブースが空いていた。


「あ、レインさん!」


 ニーナが嬉しそうな顔をする。

 それから少しジト目になって、


「さっきはメアリちゃんのブースにいましたよね?」

「えっ」


 気づいてたのか。


「べ、別にレインさんがどのブースに行ってもいいんですけど。えっと、その……すみません」


 ハッとした顔で謝るニーナ。


「い、いや……」


 俺もどんな反応をしていいのか分からず、戸惑ってしまう。


「討伐依頼を確認したくてきたんだ」


 気を取り直して本題に入る。


「この辺りでブラックオークの討伐依頼は出てないか?」

「ブラックオーク……ああ、それならさっき出たばっかりです」


 と、ニーナ。


「東の森の中をひんぱんに移動しているらしくて、なかなか生息場所をつかめないんだとか。人を襲ったり、作物を荒らしたり……と近隣に被害が出ていますね」


 なるほど、探知器の情報とも一致するな。


「俺が受注するよ」


 即決だった。


 生息場所はもうつかんでるからな。




 というわけで、俺は東に3キロの地点――探知機が示した場所にやって来た。


 森の奥に、ブラックオークの小さな集落があった。

 前情報なしだと、見つけるのに苦労しそうな場所だ。


「探知機のおかげで楽ができるな」


 俺は剣を抜いた。


 攻撃は+10000の『燐光竜帝剣』を使い、防御は布の服や加護アイテムで万全。


 討伐自体はなんてこともなく、楽勝だった。





 ――それから一週間。


 普段の三倍近い討伐クエストをこなすことができた。


 ほとんど散歩のような感覚で探知した場所に行き、モンスターを狩る。

 それだけの作業を繰り返す。


 強化ポイントもかなり補充できたし、探知器様様だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↑の☆☆☆☆☆評価欄↑をポチっと押して
★★★★★にしていただけると作者への応援となります!


執筆の励みになりますので、ぜひよろしくお願いします!


▼書籍版2巻がKADOKAWAエンターブレイン様から6/30発売です! 全編書き下ろしとなっておりますので、ぜひ!(画像クリックで公式ページに飛べます)▼



ifc7gdbwfoad8i8e1wlug9akh561_vc1_1d1_1xq_1e3fq.jpg

▼なろう版『死亡ルート確定の悪役貴族』はこちら!▼



▼カクヨムでの新作です! ★やフォローで応援いただけると嬉しいです~!▼

敵国で最強の黒騎士皇子に転生した僕は、美しい姉皇女に溺愛され、五種の魔眼で戦場を無双する。






▼書籍版2巻、発売中です!▼



ifc7gdbwfoad8i8e1wlug9akh561_vc1_1d1_1xq_1e3fq.jpg

コミック最新18巻、11/7発売です!

4e8v76xz7t98dtiqiv43f6bt88d2_9ku_a7_ei_11hs.jpg
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ