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……けれど、ん?と、目の前のあなたは、少し疑問に思われたのではないかしら……?確かに、何かを思考した時、こうしたいと何かを強く思う時、そこには、ある程度の想像があるけれど、そこには必ず不安を思うはず。それは同時に二つの思考を思っていると言えるのではないかしら。って。
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私は、そのご指摘にこう反論するわ。目の前のあなたが今ご指摘頂いたそれ、は、まだ、戦略とはなっていない段階の思考なのだということ。
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ふふ、私は本当に面白いと、不思議と思っているのですが、人は、『戦略として思考が固まれば固まる程、同時に真逆の思考(その論理が破綻するような思考を)を出来なくなってしまう』の。
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『戦略として実現可能段階にまで進み始めた段階ではその戦略が破綻する思考を同時には出来ない状態になってしまっている』それが普通なのではないかしら。
そう、私は思っているのです。
それは、『花たちの生存戦略の例』を見ても同じような傾向を観れるように思うの。
私たちは、戦略として行動の舵を切った時、その戦略を打ち消すような思考を同時には出来ないものなのよ。不可能レベルでね。
面白くありませんか……?……私はとても面白く不思議に思います。