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あの威力は何処へ。

や……やっちまったのか

爆発は鎮まり黒煙の中ティルアが出てきた

無傷?!

ドサッとティルアが倒れたしかし

見た目の割に威力がでてないだと……

ストラスを見ると顔面蒼白だ

「し、心配するな……打ち消しと睡眠を使ったせいでMP切れを起こしただけじゃ」

そーゆー事か、助かったわ

「ストラス'ト'サンキュー!」

危ねぇー付け忘れるとただの悪魔になるじゃん


「ウォール様……ティルアの無礼お許しください」

申し訳程度に案内人の爺さんがでてきた


「いいですよ、誰だって初対面の人間が英雄扱いされたり待遇されるのを妬むのですから」


「流石勇者様!」

流石botテンプレ会話だよ


その後俺らは案内人のいや、村長の家へ向かった


そこでいくつか聞いた話はゲーム感をさらに高めた。

まずこの世界に残る国は

レムリア、ムー、アトランティス、メガラニカ、

パシフィスでこの村は五国の丁度中心らしい

それから

ティルアの生い立ちも聞いた

なんというか村長はティルアに対し過保護な気もするが'孫娘の代わり'と言うのであれば気持ちもわかる


一方ティルア


「くっ……負けたのか、あんな奴に」


「ふふふ、中々面白い戦いだったよ」

殺気は無いが急に気配を出したあたり危険なやつかと思い声の方をむくと白いワンピースを着た幼女が立っていた

「だ、誰だ?」

一応俺は村の人を全員把握しているからこいつがヨソモンってくらいは分かる

「私はねー貴女を助けたんだよ?アハハ」

助けただと?

「んーあのねあのおっきい炎を消したんだよ?」

確かに威力は弱かったけどそんな

「疑ってるね?まぁ私の正体を知れば納得するとおもーよ?」


「なら教えろよ」


「私の正体はアパテー(欺瞞 )だよ!」


「?誰ですか」


「えー知らないの?私有名だと思ったのに」


「えっとな?どこの国出身なんだ。」


「天界かな?私もよくわかんない」


「テンカイって聞いたことも無いな」


「えっとね私は神様!これで分かった?」


「ごめん、妄想かな」

ぷぅーの頬を膨らせながら

「なら見せてあげるよそこの椅子は猫だよほら」

あれ?椅子が猫?猫が椅子?あー椅子が猫か

「いや、元々猫が居たでしょ」


「そんなわけないよ」

ぺちと可愛い音のなる指鳴らしと共に

「あ、やっぱ椅子じゃん!え、でもさっき猫が」

猫が椅子になった

「私は他人を騙したりこの世の法則を捻じ曲げる事が出来ると思うの」


「思うだけかよ……」


「だからね、私が封印される前は──」


「封印だと??何故お前みたいな幼い子を封印する必要よ」

いや、さっきの力を見ればみんなそうするか怖いもんな……でもアパテーだって

「気にしてないからいーよ、で話を戻すよ」


「おう……」


「私が封印される前から神や人を騙した結果、信用されなくなった、でもこれ私の生きる理由。」

そういったアパテーの顔は暗かった

「ならさ、自分が信用してもらいたい人にのみに、分かりやすい合図?的なのを出したらどうだ」


「合図?」


「例えばホントの事を伝えたい時にはニコって笑うとかなんかさ」


「それにする、貴女に笑った時はホントの事、貴女は信じてくれる?」

と言いながら笑った

その笑いはさっきからの作り笑いと違い心からの笑いだった

そんな笑顔向けられて断れる訳もなく

「いいよ!私だけでも信じてくれる人がいれば安心出来るなら」

と握手を交わしてると

ガチャ

「ティルア!目覚めたのか」


「じ、じいちゃん感動の再会じゃあるまいし焦らないでよ」

と後ろにアイツがいた


一方ウォール


「なぁ、村長さんよ。ティルアに謝りたいからさ連れてってくれ」


「そんな、こちらから仕掛けたのに!ティルアが悪いんですよ!」

村長の言いたい気持ちも分かるが俺も現にあんなけの理由でやっちまった側だからな

「いや、こっちも悪かったんだ」


「そうですか、ではこちらへ」

CPU達って押しに弱いのか?と密かに思いながら

ついてくと村長が扉を開けて手を広げ駆け込んでった

「ティルア!目覚めたのか!」


「じ、じいちゃん感動の再会じゃあるまいし焦らないでよ」

どうやら起きていたようだ


「ティルアと言ったな?そのだなさっきはすまんかった」

90°の礼なんて前世じゃ、体験出来なかったぞ

「な、ななんだよ!あーこっちも喧嘩売って悪かった!これでチャラ?だかんな!」

と手を出してきた

「あぁ」

握手を交した、女にしては手がデカイな……

あれ、よくよく考えたらみんなデカくね

巨人族?とまではいかないが

そんな心配を吹き飛ばすかのように

俺と同じサイズの幼女がいた

いやー普通の人い

いやおいおいおいおいおい!!幼女と同じ?140ちょいのやつと同じだと

「ウォール様?どこに行かれるのですか?」


「ちょっと封印されてた時の近くにある海へ」

心配してくれてるみんなを後目に海へ向かった

そこの浅瀬で自分を見た

低身長、中性的な顔立ち、長く銀色の神

初対面だとエルフとも思わせるような見た目だ

「嘘だろぉぉぉぉぉぉ!!!」

誰も居ない海の向こうへ叫んだ。

後でストラス潰す。


「おー遅かったのぅ」


「てめぇ……俺の望んだ条件と違うぞ!!」


「ステータス見るのじゃ」


「石化の代償ってやつか?」


「そうじゃよ」

アイツがやった訳では無かったのか

にしてもストラスさっきからめちゃ脅えてね?

理由はすぐ分かった、さっきの幼女がストラスに話しかけてるのだ。もしかして小さい子苦手?


「ストラスはーどうして時々羽を落とすの??」


え?確かにちょくちょく羽が落ちてたがそんなの誰も気付かないってレベルってか名前で呼んでるよ、ストラスって名前で


「わ、わしはのぅ鳥族とのハーフなんじゃ」


「すっごーい!でも鳥族とハーフなのに頭良いのはおかしくない?」


「ひぃっ、もう勘弁じゃ……わしの負けじゃ」


「アハハ!」

ストラス完敗

何に負けたか知らないけど


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