58.浴室の改装
後半お風呂回です
数日経過し、線路を走る魔動車・・・言いにくいので便宜上『魔動鉄道』と名付けた。
の試運転も終わり、本運転を開始した。
利用した人は、乗り心地も良く、あまりにも早く移動が出来るのを驚いていた。これを一定間隔で砦とジョディの村を行き来するようにした。そして料金は無料とした。運転や運行に関する業務は避難民の中で希望した者に行ってもらう事になった。もちろん業務としてなので給金も支払われる。
「それにしてもドワコ様は素晴らしいですね。今まで他の人がやらなかったような方法で復興させてしまうとは。」
今は砦の首脳部が集まり今後の方針についての会議を行っている。始まり早々にデマリーゼが言った。
「ほんとですね。1カ月で村を復興させちゃいましたからね。」
カーレッタも続いて言った。今、会議に参加しているのはドワコ、エリー、デマリーゼ、カレン、ベラ、ケイト、カーレッタ、ライモンド、そしてドワミと親方だ。
「ジョディの村の復興は完了。ムリン国の砦は解体後、整地しドワーフの居住区、避難民の居住区が完成して居住も完了しています。元の国境付近の平野部には畑などが整備されて、近く1回目の収穫が行われるそうです。魔動機については鉄道が砦と村の間で運行を開始して人や物資の移動に役立っています。農業用魔動車は引き続き平野部の畑で運用されています。土木用魔動車は今、村の周辺開発に回している所です。」
エリーが現状の報告を行っている。
「報告ありがとう。それで今後の方針ですが・・・。まず役職を明確化させようと思います。まず、諸国連合との国境付近にある砦への人員増加。これは元ムリン国兵士から人選します。今までは同じ諸国連合内だったので良かったのですが、他国になったために刺激しない範囲で行います。この総括責任者としてライモンドさんにお願いします。あとは残った元ムリン国兵士は第1~第4までの護衛隊を創設し、それに振り分けます。第1護衛隊をカレンさん、第2護衛隊をベラさん、第3護衛隊をケイトさん、第4護衛隊をカーレッタさんを部隊長として配置します。デマリーゼさんは私の補佐と砦の兵士の指揮をお願いします。」
「「「かしこまりました」」」
「親方はドワーフの集落の方々の取りまとめ役を、ドワミは引き続き魔動機関係の責任者お願いします。」
「おう」
「わかったよ」
それぞれの役目を決めていった。
「第1護衛隊~第4護衛隊は当面の間、早番、遅番、訓練、休みの順で勤務を行ってもらいます。訓練の日はジョディの村の近くにあるダンジョンに行ってもらい魔石の取集も行ってもらいます。」
「「「了解しました」」」
「事務仕事については当面、私の使用人が業務にあたります。」
これでおおまかな人員配置が終わり、領地の運営が本格的に始まった。
「ドワコさんお疲れ様でした」
会議が終わり、執務室でドワコとエリーはお茶を飲んでいた。
ドワコは次に何をやろうか考えていた。
「やっぱりお風呂かな?」
「お風呂ですね」
2人の意見は一致した。砦にもお風呂はあるが、あくまでも軍事用の施設なので執拗最低限な物しか付いていない。せっかくここで住むならもう少しこだわった物が作りたくなった。
この時間を利用してドワコは図面を引いた。避難している住民達もそれぞれの生活に戻り、4ヵ所あった浴室も2ヵ所しか使っていない状態になっている。空いている方の浴室を思い切って改装することにした。
と言う訳で急遽集められたドワーフ達。お酒を用意するから1日だけ手伝ってと頼むと応じてくれた。
「それじゃここを図面のように・・・。はいこれで大丈夫です・・・。えっとここは・・・。」
ドワコの指揮の下でサクサクと作業が進められた。おかげで1日で改装作業は終わった。
今回はドワミの協力もあり魔動機を利用したポンプを作り地下水をくみ上げ、動力の一部を利用して一部の浴槽にはジェットバスを備え付けた。洗い場には温水と冷水の出る蛇口とシャワーを備え付けた。温水も太陽光を利用した温水装置と、魔動機を動力に新たに開発した簡易発電機で電気を作り、その電気を利用して電熱線を温め不足分を補う装置を作った。これで火や労力を使わずに、お風呂を使用することが出来るようになった。さらにそれを男女別に作った。
完成した浴室の出来にドワコは満足した。
今は女性組に浴室の使い方を説明している所だ。ちなみに男性組は親方がその役を担っている。
「ここが洗い場で、これを捻ると湯と水が出ます。それでこれがシャワーになります。」
ちなみに今は説明をしているだけなので、全員服は着ている。
「それでこれが湯船になります。こちらはジェットバスと言って、ここから気泡が噴射されて疲労回復に効果があります。」
「こんなお風呂見たことがありませんわ」
「今日の夜が楽しみです」
「このジェットバスと言うのが良さそうです」
ドワコの説明を聞いていた人たちは思い思いの感想を述べた。残念ながら温泉は出ていないのであくまでも地下水を利用したものとなっている。突貫工事で作った物だが、設備的にはドワコが考えられる物を詰め込んだ感じなのでこの世界では画期的な物になっているはずだ。
ただ、発電機は完成していても現段階では電気を使った照明器具がまだ完成していない。準備配線は行ってはいるが当面はランプの光を使う事になる。
夕食が終わり、早速ドワコとエリーは新しく完成した浴室へ向かった。脱衣所に入るとすでに何人か入っているようだった。改装の際に浴室も広げてあるのでこの砦にいる女性陣全員が入っても十分な広さがある。男性用も同じ広さで作ってあるが人数が多いのでこちらよりは手狭になっているかもしれない。
浴室に入るとデマリーゼとカレンとベラが先に入っていたようだ。デマリーゼをカレンとベラがサイドに付き体を洗っていた。
「これはドワコ様。お先に入らせていただいておりますわ」
「ドワコ様ごきげんよう」
「ドワコ様お疲れ様です」
ドワコとエリーに気が付いたデマリーゼたちは挨拶をした。
「ドワコ様これは素晴らしい設備ですわ」
「お湯も湯船に汲みに行かなくても洗い場で使えるなんてすごいです」
「このシャワーと言う物は便利ですね」
「満足してもらえたなら作った意味がありました」
デマリーゼたちは満足そうだ。
「それじゃドワコさん体洗いますね」
エリーが慣れた手つきでドワコを洗っていく。そしてお返しにドワコもエリーを洗っていく。この砦に来てからは日課になってしまいドワコも何とも思わなくなってきている。
「わたくしもお手伝いしますわ」
それを見ていたデマリーゼたちも手伝いに入り5人はドワコに抱き付く形でドワコを洗っていった。
ドワコはピカピカになった。そして5人はジェットバスに浸かった。
「そうそうこれが欲しかったんだ」
ドワコは体に当たる気泡の心地よさに日ごろの疲れを癒していたが、エリーを含む4人はこの感覚に慣れなかったようで、すぐに隣の湯船に移動した。
「そのうちこれの良さがわかるようになると思うよ」
「お邪魔しますね」
いつの間にかカーレッタが横に入って来た。
「ナニコレ気持ちいい。肩の凝りに効いて何とも言えない心地よさが・・・」
これの良さがわかってくれる人がいてドワコは安心した。
「胸が大きいと肩が凝っちゃって・・・」
その言葉にドワコの視線がカーレッタの胸の方へ行った。ナンデスカコレハ。水流でありえない動きをしているのをドワコは凝視していた。視線を感じたカーレッタが言った。
「気になりますか?いいですよ触っても」
そう言ってドワコの手を持ち自分の胸に当てた。プニプニ・・・。
(勢いに押されてついつい揉んでしまった。でも柔らかくて気持ちいかも。)
ドワコは我を忘れてその感触を楽しんでいた。すると突然反対側の手を取られ何かに押し当てられた。
何か柔らかいものが・・・。見るとデマリーゼが隣に来ていて自分の胸にドワコの手を当てていた。
「どうぞわたくしのも触っていただいてよろしくてよ」
せっかくなので揉んでみた。フニフニ・・・。
「くすぐったいですわ」
カーレッタ程ではないが中々の物をお持ちのようです。
いつもならこの辺りでエリーが入ってくる頃なのだが・・・エリーを見るとカレンとベラの3人で何かを話し込んでいるようだった。仕方ないので2人の感触をもう少し楽しむドワコだった。
「ドワコさん満足しましたか?」
エリーに話しかけられハッと心地よい空間から現実に戻された。
「はっ。私は今まで何を・・・。」
「あまり長く浸かっているとのぼせますよ?」
隣を見るとすでにカーレッタとデマリーゼの2人はぐったりしていた。
「やり過ぎたっぽい?」
「ですねぇ」
ドワコはカーレッタとデマリーゼを担ぎ上げて脱衣場まで移動した。脱衣場には魔動機を動力にした扇風機が置かれている。長椅子に2人を寝させ風を当てて様子を見る。タオルぐらいかけておいた方が良いかな?
「あとは私たちがやりますのでドワコ様たちはお部屋にお戻りください」
とカレンに言われたので、あとはカレンとベラに任せてドワコとエリーは自分の部屋に戻った。




