狂った人間の人生
かなり重たい話です。
それでも良ければどうぞ
私の名前は宮月 玲。現在は受験が終わりのびのびと遊んでいる。まぁ暇すぎて仕方ないのだけど…。
私にはあまり友人には話しては居ない秘密がある。それは…私が前に自殺志願者だったと言うことだ。
あの時の私の精神はおかしかった。一言で表すのならばそれはきっと『狂人』になるだろう。
これから私が話をするのはまだ、私が『狂人』だった頃の話だ・・・。
私は2年生の終わり頃、友達に酷い事を言ってしまったのだ。
《信じて居た人間に裏切られる気持ちはどんな気持ち?》
言葉の力は本当に恐ろしいものだった。その友達は次の日から学校から姿を消してしまった。
あの時は色々とイライラして居たことがあり何も考えずに言ってしまったのだろう。
今は後悔でいっぱいだ。まぁ話を進めようか、私は3年生になり5月頃から思い始めた。
(私はこの世界に必要なのだろうか?)
当時は友達から冗談で『死ね』とか言われてた、まぁ冗談なのは表情から仕草からわかってたんだけどねw
少々叩かれたりとして居たわけだが私は気にはしなかった。
だけれど、どんなに小さい事でも積み重なれば大きな山になる。ことわざで言えば
【塵も積もれば山となる】。小さな事を我慢し続けて気づけば大きな山になって居た。
私が狂ったのはそこからなのかな?誰からも愛されてはいないのだっと思い始めたのは。
家族は小さい頃に見てしまった光景が忘れられず、今も忌み嫌っている。大人を信用しろ、と言われても
信用できるわけがない。嘘ばかりつく大人は嫌いだ。
友達の考えなんて読めるわけがないのだが、気づかないフリをしていたストレスが自分の精神を蝕んでいったのだろう。自殺遂行日の1ヶ月前から私は全てが面倒くさくなっていった。
私が邪魔をしている。邪魔をするならいなくなればいい…。どうせ悲しむ者なんかいない。
そうして自分を肯定して言った。私が小さい時…大体2.3年生の時に決めた、なんて言うのだろうか
座右の銘?があるのだ。それは【誰にもとらわれずに自由に生きて行く】と言うものだ。
聞こえはいいが実際私は自由に生きて来た。他人からは指図されず…だがこの座右の銘によって
自分の首をしめてしまった。自分で決めて行動する、そう意味で捉えてしまっていたのだろう。
自殺を考え始め私はマイナス思考になっていた。
自分が居なくなればみんなが喜ぶ。家族だって私を迷惑だと思っているだろうし。
自分のせいで居場所を無くしてしまう人がいる。
こうやって自分を肯定していってしまった。自分の首を自分で締め上げ殺そうとした。
自殺遂行日は確か土曜日だったと思う。その日は少し曇っていた。
私は何かに取り憑かれて居たかと思うほど足はどんどん学校へ進んで言った。
人間追い詰められると行動力があるんだね。私の考えた自殺方は溺水自殺か投身自殺だった。
最初は迷惑のかからない溺水自殺をしようと思ったんだが私に勇気はない。
だから簡単な投身自殺を選んだのかもしれない。場所は学校の屋上。
私の学校は屋上へ行くには方法が一つあった。それは音楽室の窓から外へ出ると言う手段だ。
私は先生に《音楽室に忘れ物をした》と言い鍵を借りた。鍵を開け内側の窓の鍵を開けドアを閉める。
鍵を職員室に返し私は先生の目を盗んで音楽室まで上がった。その後の行動は早かった。
あらかじめ開けておいた窓から入り外に出た。下を見ればそこには自転車置き場があった。
道路側だったので私は人に見つからないように広い場所へ向かった。一度は来て見たい屋上へ
こうして入るとは思わなかった。空は相変わらずの曇り、少し雨が降りそうなくらいだ。
私は屋上からの景色を見回した。なんと自由で素敵なのだ、と思った。
さて、始めようと思ったが足がすくんで動けない。あれだけ死にたいと思ってもやっぱり怖いんだな。
私の手足は震えて動けなくなってしまった。震えが収まりまた挑戦しようとしてもダメだった。
自分の頭の中で友達から早く死ね、遅いよ!と言う妄想を創り出してみたがどうも動けそうにない。
そうして屋上に来て約2.3時間経過していた。・・・・もぅ帰ろう。そう決意し中に戻った。
手足は屋上の汚れで黒く汚れてしまって居た。近くにあった水道で軽く洗い、先生の目をまた盗んで私は学校から逃げた。帰りに雨がポツポツ降っており意気地なしの自分に笑ってしまう。
私はトボトボと帰路をたどって家に着いた。そのまま自分の部屋に行き友達にそのままあった出来事を伝えた。その友達仮にUとしよう。Uは私の家に来て話をした。なんの話かは言わないでおくがきっとわかるだろう。まぁ次の日からは死にたいとは思わなくなった。
これが私、宮月 玲の過去話だ。そして自分が【狂人】ではないかと思い始めたのはつい最近。
私の学校に通う時横断歩道を渡るのだが、この考えはおかしいと思う。
その考えは…事故にあってみたい…。死にたくはなくなったが色々してみたいと言う考えが出て来た。間違った方向に…。他にも昏睡状態になってみたい。骨折してみたい…病気になって入院してみたい。
これだけでも私が【狂人】だと言う証明はつくと思う。漢字の通り狂った人間だ。
一歩踏み出したらどうなるのだろうっと思った。
だけど、今は沢山の人に出会い。考えが多少変わっていった。
多少だから今現在も思うときはある。だけど死んだりしてしまったらもう喋れなくなってしまうから私は自分の命は大切にしようと思えたのだ。
私の話はこれで終わりだ。これからも一生懸命生きることを誓うよ。
ここまで読んでくれた人ありがとう!
まぁ私が伝えたいのは
【言葉は相手の気持ちを考えながら言う事】
【自分で自分の首を絞めるようなマネをしたらダメという事】
【この主人公みたいな思考になったらダメという事】
くらいかな?この小説を読んで私が力になれたのなら幸いです(*^_^*)
やっぱシリアスはダメだねぇw
読んでくれた方々ありがとうございました!