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三國志  作者: 宝粱長一
漢室腐敗し、反乱相次ぐ
5/12

初陣

中平4年(187)、張純ちょうじゅんが異民族を従え、漢帝国かんていこくに反旗を翻した。漢を見限ったものも現れ、総勢10万の大軍となった。劉備りゅうびは義勇軍1200を従え、鄒靖すうせいと共に鎮圧に向かっていた。その先で兄弟子・公孫瓚こうそんさんとの再会を果たしたのだった。

陣地で一夜を過ごした劉備達は、翌日鄒靖に呼び出され、先陣を任された。

劉備「この張純の軍か...」

張飛ちょうひ「よーし、とうとう戦か!!待ちかねたぞ!!」

関羽かんう「落ち着け翼徳よくとく、油断はするでないぞ」

張飛「分かってるって兄貴!」

劉備は義勇軍の方へ向くと、高らかに叫んだ

劉備「これが我らの初陣だ!!逃げるもやむ無し、今決めよ!!」

義勇軍は誰一人逃亡せず、武器を構えた

劉備「分かった。皆の決意、とくとこの玄徳げんとくが受け取った!!」

劉備「では、皆のもの、突撃ーーーーーー!!!」

劉備が采配棒さいはいぼうを降り下ろし、号令ごうれいを下すと、1200人の兵士たちは張純隊へと突撃を開始した。

劉備隊の奮戦は凄まじく、最初は押したものの、じりじりと相手の大群にされ、散り散りとなった。

劉備「く...敗北するとはな...関羽は...張飛は無事なのか...」

一人敗走する劉備の前に敵兵士がこっちに来るのが見えた。

幸い敵はまだ自分に気づいていない、劉備はとっさに死んだふりをした

回りには敵だか味方だかわからない死体がそこらじゅうに転がっていたため、敵兵士は気にも止めなかった。敵兵士が通りすぎると、新たな一人の兵士が現れた、そして劉備の方を見ると、こう言った

簡雍かんよう「む、劉備様ですか...?劉備殿?劉備殿?」

劉備「(!!)」

劉備「簡雍か!助かったぞ!」

簡雍「おお、劉備殿!生きておられましたか!」

劉備を見つけたのは味方で義勇軍の一人の簡雍であった、

劉備は生還を果たし、関羽や張飛、田予でんよなど主な義勇軍の将軍は生還を果たしていた...

張純の乱は、膠着状態が続いていたのであった...

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