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三國志  作者: 宝粱長一
漢室腐敗し、反乱相次ぐ
2/12

桃園の誓い

討伐軍の看板の前でため息をついた若者がいた。

劉備りゅうび、字を玄徳げんとくと言う

劉備「はぁ...」

劉備の背後に、もう一人の若者が現れ、劉備に叫んだ

??「おい貴様!この乱れた世で立ち上がろうとせず、ため息とは何事か!?」

若者が一喝すると、劉備は唖然としながら口を開いた

劉備「あ、貴方は?」

張飛「俺は姓をちょう、名を、字を翼徳よくとくと言う!肉屋を開いている」

劉備「これは失礼、私は中山靖王・劉秀の末裔で姓を劉、名を備と言い、字を玄徳と申す。草鞋を編んでいます。」

張飛「ほう、漢室の末裔か、ならばなぜため息などついた」

劉備「漢を救いたいのですが、力も金もなく、憂いておるのです」

張飛は丁度いいと言わんばかりに酒屋に誘った

劉備は言われるがまま、最寄りの酒屋へと連れていかれた

二人は意気投合し、漢室を共に救うことを決意する。

するとそこの酒屋に赤面長髭の大男が入ってきた。

張飛「そこのお前、強そうじゃな、どうだ?わしらと共に義勇軍を立ち上げんか?」

赤面長髭の男は張飛に誘われ、共に杯を交わした

話を聞くと、姓をかん名を、字を雲長うんちょうと言うらしい

そして関羽自らも漢室救心の心があると知る、

劉備が事情を話し、仲間に誘うとこれを快諾した

関羽も加わり、再び漢室復興を決意する。

張飛は、自らの家に桃園があり、そこで義兄弟になることを提案する、

勿論二人とも異論はなく、後日、張飛の家の桃園に集まった。

杯を持ち、三人は叫んだ

劉備「我らここに誓わん!」

関羽「生まれた時は違えど」

張飛「死すときは同年同月同日と誓う」

長兄を劉備、次兄を関羽、末弟を張飛と決まり

ここに、何者にも絶ちきれない三兄弟が誕生したのだった...

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