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ヴォンって、音がした。
次に、ガシャンって音がして、暗かった部屋がパッと光に溢れた。
目をつぶっていても、光は無情にも目蓋を貫通してきて、とても寝られなかった。
だから、目を開けた。
『ん?起きたかい?』
ゆらゆらと色々な物が揺れている。歪んでいる。
『うんうん、不思議そうな顔してるねぇ』
楕円状に、透明な板が目の前にある。
『僕の名前は相田義平。見ての通り研究者さ』
その向こうで、メガネと白衣を着た髪の長い男の人がいる。
『しばらく長い付き合いになるけど』
男の人の向こう側では、いろんな人が走り回ってたりしてる。皆同じように白衣を着てる。
白衣の人たちは長方形にスライドして開くドアから入ってきた。
皆同じようにいろんなものを持っている。
『よろしくね』
白衣を着た人達がいろんなモノに触ったり、喋ってたりしている。
みんな楽しそうな、それでいて真剣な顔だった。
透明の板に触る。
男の人も、私と同じ所を触る
ベターって、手のひらを押し付ける。
相田義平の手は私の手よりも大きかった。
最初は冷たくて、ジンワリと暖かかった。
『マイちゃん』
ニッコリと笑うその人は、とてもとても楽しそうだった。
私も、釣られて笑った。と思う。
ごぼごぼって私の口から泡が出た。
それが、私、マイと、義平の出会いだった。